「タンタンの冒険」といえば、皆さんご存知であろう。前髪のツン、とたった絵本のキャラクター。世界を旅する探検家、という設定だ。ベルギー人の作家エルジュが描き、世界80カ国で愛されているという。
タンタンが初めて世に送り出されたのが1929年。その初めての冒険はソビエト(当時)。そして1931年、二回目の探検地として選ばれたのがコンゴだった。
『タンタンコンゴの冒険』
そう、そのころは「ベルギ . . . 本文を読む
どうでもいい話。東京での職場、オフィスにて。アフリカとともにはたらくンボテの職場の日常。
「アポイントの時間なんですが、先方がくる気配がありません!」
「まぁ、そのうちくる。アフリカ人だ。」
「きょうから来日予定のアフリカからの訪問予定者、来日が遅れるそうです。なんでもパスポートが出発までに出なかったそうです。」
「まあ、そのうちくる。アフリカ人だ。」
「来日日程を再調整したのですが、また出 . . . 本文を読む
あさって8月1日から、アフリカの国、特に旧フランスの植民地であった国々の独立記念日ラッシュが始まる。
トップバッターは8月1日、ベナン共和国。次が 3日のニジェール。以下、7日がコートジボワール、11日がチャド、13日が中央アフリカ、15日がコンゴ共和国、そして17日がガボン。実は5日はブルキナファソの独立記念日だが、ナショナルデートしては12月11日を採用している。
それぞれの国にはそれぞれ . . . 本文を読む
暦どおりであれば、明日7月18日、ムスリムの多くがラマダン明けを迎えるはずだ。西アフリカではコリテと呼ばれていた。
ラマダン明けはイスラム暦による。前夜、突然(というよりはまあみんな織り込み済みなのだが)、宗教当局によりラマダン明けの休日が宣言され、コリテのお祭りとなる。それが今夜なのだ。
ラマダンの期間中、現地の人たちは気もそぞろ。目はうつろ、全体に覇気がなく、フライングぎみで家路を急ぐ。 . . . 本文を読む
日本では梅雨が続いている。今日も降りしきる雨。湿度と暑さで、不快なひと月。アンニュイな毎日。
西アフリカでは四季感が乏しく、どちらかというと乾季と雨季の二季。偶然だが、いまこの季節、雨季がやってきている。ちょうど西アフリカと東京が似たような気候にある。
うっとおしい雨の季節も、西アフリカでは幸運の雨(bonne signe)。旅人が雨を運んでくる、という表現もある。この季節が水瓶を満たし、大地 . . . 本文を読む
暦通りであればきょう6月18日、ムスリムの多くがラマダン入りを迎える。これから長くも敬虔な1ヶ月を送ることになるのだ。
(セネガル・ダカールのワカム浜に立つモスク)
ンボテの関係国では、ニジェールのイスフ大統領が本日18日より訪日される。なんでも大統領は訪日中もラマダンを続けるという。コーランの教えによれば、ラマダンは旅行者には免除されると聞くが、さすがはイスラム教が多数を占め、また熱心な教 . . . 本文を読む
きょうは朝っぱらから夜のお話。
いつもアフリカ情勢を刻々と伝えてくれるフランス国際ラジオ放送(RFI)。しばしば、ツイッターやフェイスブックで気の利いた、またはホッとするようなつぶやきでフォローワーに語りかける。
先日のフェイスブックには、こんな話題がアップされていた。
「あなたにとって、夜とは?」
Comment est votre nuit ?
夜にまつわる名言が並ぶ。
「夜にはネ . . . 本文を読む
先日、東京・麹町にあるセルバンテス文化センターに併設されるスペイン・バル「メゾン・セルバンテス」で、エンリケ・アソレイ・ブレイ在京スペイン公使の送別レセプションが開かれ、ンボテも参加してきた。
なぜンボテが呼ばれたかって?
それは、スペイン公使の次の任地が、アフリカだからだ。赴任が決まってから、知人のつてで、ぜひ中部アフリカについて詳しい人と話がしたい、とのことで、ンボテとのつながりが生 . . . 本文を読む
思いつきで始めたシリーズ「アフリカケータイ事情」。
前回、第二話「SMS愛の略語」で出題したクイズ、思いのほかたくさんの方からLINEやメール、フェイスブックなどで「わかりました~」という反応をいただきました。簡単でしたか~?
答えはこちら↓↓その他の略語とともにどうぞ!
①ctdは、'C'est à dire.'(つまり)。
②dakは、'D'accord . . . 本文を読む
思いつきで始めたシリーズ「アフリカケータイ事情」。先日は第一話「しつこいワン切り、そのわけは?」をアップした。
その中でも触れたが、ケータイ料金は一般のアフリカの人にとってまだまだ高いもの。そこで多用されるのがSMS、いわゆる「ショートメール」だ。
いまではアフリカでは欠かせないコミュニケーションツール。業務連絡も、愛の告白もショートメール。政治的な脅迫も横行し、政府がSMS使用を禁止すること . . . 本文を読む
きょうはふと思いだした、アフリカのケータイ電話事情について。
(ンボテ愛用のノキアE61、キーボードがフランス式のAZERTY。)
アフリカとあまり関わりのない人からは意外と思われるかもしれないが、アフリカ人は無類の携帯好き。ITガジェット好きである。
ハイレベルのアフリカ人の訪日客はこぞってタブレット型端末を持ってくる。記念撮影はiPad、会議のメモもiPad。当の日本人がみんなアナロ . . . 本文を読む
このブログではアフリカの航空事情、横移動旅行記などいろいろ取り上げてきたが、まだまだ紹介しきれていないものがある。
例えば機内食。
アフリカといってもだだっ広い。端から端まで乗れば6時間くらいにはなる。もちろん機内食の充実度はフライト時間に大きく左右される。
アフリカ横飛び便の中でも比較的長距離便の翼をあちらこちらに広げているのが、ケニア航空にエチオピア航空だ。
先般、エチオピア航空に . . . 本文を読む
アフリカ恋愛事情シリーズ、第二話。
※第一話「ゲンキンな関係?」はこちらから!
とあるアフリカ横飛び便の機内で見つけた冊子。中に'La Togologie'(「トーゴ学」とでも訳せるか?)と題するマンガが。
あ、恋バナだ。
ちょっと中身を覗いてみよう。
一コマ目
コフィはインターネットで、とある少女と出会う。
「まだ(出会って)3週間しか経っていないのに、彼女オレに超気があるみたい . . . 本文を読む
どこかのCMのようなタイトルになってしまったが、日本では春が近づき、いよいよスキーシーズンも終盤、といったところだろうか。
(ンボテは真冬でも海派なので山のことはあまり詳しくないが。。)
さて、アフリカではウインタースポーツはどうなんだろうか?80年代、トロピカルな気候のコートジボワール、アビジャンにスケートリンクができたことはいまだ関係者の記憶に残る。
思い起こせば昨年のソチオリンピック . . . 本文を読む
人生いろいろ。恋模様もいろいろ。二人の関係はいつだって特別なもの。
しばしばアフリカの恋愛マンガにその恋模様が描写されるが、なかなか興味深い。
ある知人がFacebookにアップしてくれたマンガが、現代アフリカ恋愛事情の一面を反映している。ご紹介してみよう。
男子「ハ~イ。おれリッチなんだけど、カノジョ、いま邪魔じゃない?お知り合いになろうぜ~。」
女子「まあ~❤ . . . 本文を読む