摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

またまた園を変更

2009-02-04 23:30:00 | 家族・家のこと
またしばらくご無沙汰してしまいました。
インフルエンザになっていたのは息子なのに、
彼が幼稚園に復帰した後、私のほうがなぜか
疲れてしまってました。
先週末は再度岐阜へ行くことに。
それは、またまた幼稚園/保育園を
検討しなおすことになったからです。

きっかけは先日の心理学ワークショップでした。
いつものように様々な心理学のキーワードが書かれた
セラピーカードを1人ずつ引いていったら、
誰かがビジョンというカードを引きました。
そのカードには、海に小舟が浮かんでいて
水平線の右側の方に灯台、左側の方に島があり、
小舟は舳先を灯台に向けつつ
左側の島のほうへ向かう流れに乗っている
イラストが描かれていました。

泰三さんの解説では、
灯台が描いたビジョン、
そして島は実際に行きつくところとのことです。
ビジョンや理想は必要だけど、
それにあまりに固執すると
予期しなかった大きな力の助けを得られないそうです。

その解説を聞いて、「これって、私の子育ての話みたい」
と思いました。
私は自然育児やシュタイナー教育に共感しているのですが、
息子の面倒をよく見てくれる夫の両親の世帯は
それとはほど遠い子育て環境なのです。
私が子育てをしながらもいろんな活動に関われたのは、
夫の両親がいつも息子を見ていてくれたからで、
本当に感謝しているのだけど、
その手前なかなか私の子育ての方針について
お願いができなくて、ジレンマを抱えていました。

それでそのことを泰三さんに話したら、
やはりあまりに理想にこだわりすぎると
「私が正しい」「あなたが間違っている」という
争いになってしまい、疲れ果ててしまうだろうと言われました。
また、保育を受けるのは私でなく子どもだとも言われ、
はっとしました。
確かにそのとおりです。
それで、幼稚園は送迎やお弁当の負担が大きい
シュタイナー教育の幼稚園をあきらめ、
以前から夫の両親が勧めていた近くの園を
選ぶことにしました。


そんなわけで、先週の土曜日にその園を
見に行ったのですが。。
「う~ん、やっぱり違う」って私の感覚が言います。
こんなにプラスチックだらけ、どぎつい色だらけなの?
体育とか英語の授業なんていらないよ~。
こんなにそばに山があるのに、
遊べるのは狭く囲まれた園庭と屋上?
私の感性はもう泣き出しそうでした。
ちょうど読んでいたデービッド・アイクの本で、
自分ではなく周りの人の意向を優先すべきでないと
書かれた部分にあたったので、なおさらでした。

ただ、今日ふと気づいたのは、
私は幼稚園に子育てのあれこれを期待しすぎているのでは?
ということでした。
園が私の子育ての方針と違っても、
自分ができることはたくさんある。
そう思ったら、気が楽になり、
何ができるか考えをめぐらせ、楽しみになってきました。

いずれにしても、子どもは愛されることが一番大切で、
他のことは二の次だと思います。
子どもがいろんな人の愛情や助けを得られるように、
子どもを愛せる自分でいるために、
結局いい選択だったと思えるようになってきました。



追記:
書きたいことがたまっていたので、
そのネタを思いついた日付あたりにさかのぼって、
別の記事をいくつかアップしていきたいと思います。

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5 コメント

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Unknown (こまみみ)
2009-02-05 01:32:16
お久しぶりです~。
私も幼稚園、悩んだ時がありました。私の友人も、幼稚園見学とかに駆けずり回っている人も少なく無いです。幼児期は大切な時期だから、という想いも強く、無理してでも良い環境を、と勝手な親心で思ってしまったり。私もできるならシュタイナー系に通わせたかったです。でも、決して近くない、決して安くない(笑)。私には環境が揃わなかった。結局一番近くの幼稚園に決めました。でも、そのシュタイナー系幼稚園に友人のご姉妹が勤めていて、そこに通う子の親は、やっぱり幼稚園への期待が過度だったり、考え方が偏っていたり、、、という話を聞いて、園の考え方そのものが良くても、その環境がはたして良いかどうかなんて、一概に言えないなと。結局は家庭が基本なんだって。子を見ず理想ばかり求めてると、本末転倒なのかなーとか。かといって、自分自身、家庭での教育や環境に全く自信が無いんですけどね(汗)。
ただ、周りの人や、地域や、環境あってこそ、子育ては成り立っていくんだろうなと今は思ってます。置かれた状況を、受け入れること。それだけでもきっと、良い方向へ導かれると信じています!
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ボクなんか (イッシィ)
2009-02-05 17:56:43
幼稚園、行ってない…
いや、行きかけたらしいけど
オフクロが、くしゃなさんと同じように思ったらしく、絵画教室というか画塾へ放り込まれちゃった。
周りは芸大受験の高校生ばかり。
一人だけ幼児のボクは、巨大な粘土の塊と格闘してたの覚えてる。
小学1年のころには、生意気に裸婦デッサン。
そんなの無理に決まってるよね。
で、あまり親に力が入りすぎるのもどうかと思うんです。
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正解はないんじゃないかな? (かおる)
2009-02-05 23:52:19
こまみみさん

お久しぶり~。もう臨月だよね?

こまみみさんのコメントを読んで、
ほとんど今の私と同じような結論を出したんだなぁと
思いました
「置かれた状況」というのは、
神様が「あなたにはこれが一番」というものを
用意してくれたもののように感じます。


イッシィさん

確かにイッシィさんのお母さんのされたことは
すごいですね!
でも、それもまた無駄にはならなかったはずだと思います。
きっとその時に身につけたものが
今も密かに活かされてるのではないでしょうか

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そうね~ (かりん)
2010-03-17 10:31:26
こまみみさん宅でお会いしたあのかおりさんなんですね~
息子さんもみえるんですね?
今週会えると言う事で、どんな人なのかな~って気になってブログ覗いて見ました。。

さてさて、
>息子の面倒をよく見てくれる夫の両親の世帯は
それとはほど遠い子育て環境なのです。
私が子育てをしながらもいろんな活動に関われたのは、
夫の両親がいつも息子を見ていてくれたからで、
本当に感謝しているのだけど、
その手前なかなか私の子育ての方針について
お願いができなくて、ジレンマを抱えていました。

●な~~るほど、これは新米ママは誰でも通る道ですね!
義理の両親に感謝しつつも、、やはり、色んなギャップが、、悩むよね!

でもね。子は親を見て育つから、親の心は子供にはすけすけで見えてるんですよ。 親の心配そうな顔=子供に不安感を与え子供の人格形成上良くないよ。母はいつも家庭の太陽で、子供の希望だからにこにこするべし!それが子供の心の栄養になるんだよ。

さて、子供にとって、今は無条件に愛してくれる周りの人は必要な時期なんで、義理のご両親の存在はいるだけで価値あると思います。

でもね、そんな今のかおりさんの環境も運命かと思います。かおりさん自身が造ったものと思うんです。

そんな義理のご両親もいつかは亡くなるし、

なによりも、かおりさんと旦那さんとの仲が良いのが子供にとっては一番の幸福と思います。

でも、かおりさん、双方で子育て方針について話し合うことも必要かと思います。勇気出して、言ってみたらどうですか~

人生は勇気と決断は要ですよ。言ったら絶対にすっきりして、いい方向に向かうって、、がんばって(*^^)v

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ざっくばらんにね (かおる)
2010-03-19 00:51:41
かりんさん

最近、ばーちゃんとの関係はなかなかいいと思います。
この記事を書いたのはもう1年以上前ですから、
あの時からだいぶいろいろありましたので。

とは言え、なかなか自分の我を出さないようにすることは
やはり難しいものです。
出し過ぎず、隠しもせずというバランスが
そのうち取れるようになるのかな。
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