摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

第3回尻毛・又丸周辺の公共交通を考える会 2

2005-10-18 00:17:42 | 社会活動
(「第3回尻毛・又丸周辺の公共交通を考える会 1」からの続き)
K審議監に対する私の質問は以下の4つだった。
●1.富山県高岡市が万葉線の存続を決めたときには、
存続しても廃止しても、行政の負担は変わらないと試算したそうだ。
岐阜市では高岡市の事例を財政面から検討したのか。
●2.将来的には、LRTを含めた軌道系の公共交通を検討することを
総合交通政策案に明記したとのことだが、
私が8月4日の市民交通会議を傍聴した際の配布資料では、
市民交通会議が中間取りまとめで含めていた「LRTを含む軌道系の交通」
という言葉が総合政策案では消えていることが示されていた。
もし明記されたというのなら、その部分を教えてほしい。
●3.配布資料の8月11日付の中日新聞記事によれば、
市長は「路面系を否定しているわけではない。
市では無理だったが、民間でやるのであれば。。」と言っている。
今、関市の「サン・ストラッセ」の広瀬社長が
名鉄に路面電車の資産譲渡を求めているが、
名鉄は行政が窓口にならなければ民間へは資産を譲渡しないと言っている。
そうであれば、岐阜市が名鉄と広瀬社長の仲介をしてもいいのではないか。
●4.「市民の声が盛りあがらなかった」と言うが、
他の方がすでに言われたように、14万人の存続を求める署名もあった。
これは市民の声の盛り上がりではないのか。
行政が考える市民の声の盛り上がりとは、
具体的にどういう状態を指すのか。

これらの質問に対するK審議監の回答は以下のとおりである。
●1.高岡市の事例については、RACDA高岡などは調べたが、
財政面からは検証していない。
財政面から検討したのは、
中部運輸局から提示された全国の軌道系の事業者についてである。
●2.まずお断りしておきたいのは、中間取りまとめは
あくまでも市民交通会議のまとめであり、
総合交通政策案とは全く別物である。
政策を作るために市民交通会議の報告などをいただいて、
政策案の中に反映している。
軌道系については、政策案の12ページに記載した。
●3.当初は助役が「(広瀬社長の資産譲渡を求める)動きがありますよ」と
名鉄に話に行ったこともあるが、現在市は名鉄に対しての働きかけはしていない。
市長が言うように、民間と民間同士の話なので、
第一義的には名鉄と広瀬社長の間で話し合ってもらいたい。
しかし、私個人が考えるには、監督官庁である中部運輸局が
仲を取り持つべきだと思う。
また、広域的な交通のことなので、県にもがんばってもらいたい。
そう言っていくのが市の役割かと思う。
●4.市民の理解ということについて、まず一つには
平成15年から16年にかけて総合型社会実験というものをやった。
市民や事業者も一緒に取り組んだ。
また、沿線市町村対策協議会が中心になって、
乗って残そう運動もやったが、乗客が増えなかったことが
存続断念の判断の理由の一つである。
もう一つは、皆さんを前にこんなことを言うのは大変恐縮だが、
当時岐阜市に聞こえてくるのが本当に市民の声ではなく、
一部の鉄道に関心のある人達の声に感じられた時期があったことだ。
(※この部分で会場どよめく)私が考える市民の声の盛り上がりとは、
今日のこの会のようなもの。
このような会が1つ2つと増えてくればと思う。

会場でのやり取りの時間がもうなかったので
最後に私が弱者の声は待っていても聞こえないから、
積極的に拾い上げてほしいということをお願いして
私の発言を終わらせた。
本当はまだ「再質問」したいことはあったけど。


さて、今日のお昼頃、交通総合政策室のSさんから電話があり、
先日私が情報公開請求した資料の一部が用意できたとのことだった。
そこで、産廃問題の再生ビジョン部会を傍聴した後、
16:30に交通総合政策室に立ち寄ることにした。
この時のやり取りについては、また明日以降に書く。
同じく議会事務局からも、情報公開請求の決定通知を送った上で
説明をしたいので都合のいい日時を教えてほしいと電話があった。
こちらは水曜日の午後に取りに行くことにした。


<ぎゃらりー 路面電車の線路は今…> その1

旧揖斐線の下方駅脇の鉄橋。場所はこちら

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