摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

「愛とお米があればいい」(1)

2010-02-04 22:47:35 | 行ってきました
引き続き、木の花ファミリーのお話です。

タイトルの言葉は、ファミリーのキャッチフレーズです。
今日の記事では、ファミリーの中で具体的に
「愛」がどんな風に満たされているのか、
私が見聞き、感じた範囲で書いてみます。
「お米」の話は、明日以降にまた書きますね。

では、まず「愛」(=「合い」)について。。
ファミリーは調和の精神を大切にしながら、
一人一人が個性を生かして役割を担い、支え合っています。
そのために一番大切にされているのがミーティングで、
設立以来1日たりとも欠かしたことがないそうです。

私が滞在した日も、夕飯の後まず子どものミーティングがあり、
その日の進行役の子が司会を務めながら、
学校などであったこと、感じたことを
発表したい子が発表していきます。
驚くのは歩けない赤ちゃんは除いて、
1,2歳くらいの子どもも前に出て、
報告する側に並ぶことです。
そして、発表の間聞いている態度がよくないと、
お互いに注意し合っていました。

子どものミーティングが終わった後、
ゲストを歓迎するコンサートがあり、
さらにその後に大人のミーティングがあります。
そこでは、まず連絡・報告があり、
次に相談を伴なう連絡・報告がされます。
その後ももう少し時間のかかることが話し合われます。

この大人のミーティング中に驚いたことは、
ファミリーに心のケアのために滞在している方たちの
経歴や症状など、プライバシーとして他のところなら
厳しくアクセスが制限されるようなことが
みんなの前で話し合われていたことです。
そうやって、一人一人の抱える事情を
メンバー全員が理解した上で
必要なサポートを提供しているようです。
つまりファミリー全体が
まるで一人のカウンセラーのようなのです。
ただ、サポートと言っても専門的なものではなく、
単にその人の話を聞いて、
感じたことを正直に返してあげるというものです。
それによって、ケアを受ける側は
自分の心のひずみに気づき、ほぐしていけるそうです。

心のケアと言えば、上に書いたような
ミーティングでの率直な情報共有も大切ですが、
恵まれた環境の中での農作業なども
体に元気を取り戻させてくれるようです。


明日は、「お米」をはじめとした
食物の話を書こうと思います。。
このごろ、赤ちゃんの夜泣きがひどくなり、
眠たくて目が開けていられません




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