摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

ソーシャルファイナンスフォーラム2010

2010-02-21 00:22:38 | 行ってきました
今日は、楽しみにしていた
ソーシャルファイナンスフォーラム2010に
行ってきました。

会場に着いて思ったのは、
若い人が多いなぁということ。
それは、このイベントを主催した
コミュニティ・ユース・バンクmomoが
「ユース(若者)」中心に
運営されているからなのかもしれません。

その若い人たちは、
おしゃれな感じの人たちが多いことも
印象的でした。
非営利セクターに関っている人というと、
もっとなりふりかまわずやっているという
先入観がありましたが、
最近はこの分野自体が「トレンディ」「おしゃれ」に
なってきているのかもしれません。


最初のトークセッションは、
「ソーシャルファイナンスで
地域をつなぐ基盤をつくる」というテーマで
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の
水谷衣里(みずたにえり)さんが話をされました。

水谷さんの話の中で私の興味を引いたのは、
欧米のソーシャルファイナンス事情です。
もともと有機農家向けの融資を行う銀行として始まったという
オランダのトリオドス銀行は、
融資対象を自然環境、文化福祉、
ソーシャルビジネスのみに限定しているそうです。
そんなマニアックな(?)銀行ですが、
この不景気な時代に前年比25%の成長をしたそうです。
(何の数字の伸びだったか、忘れちゃいましたが)

また、アメリカではコミュニティ開発金融機関(CDFI)と
総称される金融機関があり、
たとえば地域の公立学校の代わりに
保護者や地域が独自につくったオルタナティブスクールにも
融資するのだそうです。
政府に認定されたCDFIでは、補助金や投資減税の対象になり、
政府が認定CDFIに対して出す補助金は
200億円くらいになるとか。


トークセッションの後の分科会は3つに分かれ、
私は貸し手である金融機関関係者がパネリストとなった
分科会に参加しました。
そこで話されていたことをまとめると、
以下のようになります。

日本ではまだコミュニティビジネスを
主に担っているNPOが弱々しいので、
なかなか既存の金融機関の融資対象になりにくい。
でも、地域の金融機関、特に労働金庫や信用金庫などは
法律で非営利と定められているのだから、
融資だけでなく、経営支援などを行うべきだろう。
預金者の立場から言えば、
社会的意義のある事業への融資を行っていることは、
金融機関を選ぶ際に、
金利より重要な選択理由になるので、
もっとそういう情報を発信すべき。
また、地域のNPOで地道に有意義な事業を
やっているところも少なくないのに、
金融機関が把握していないことも多い。
そのため、今必要なのは金融機関や中間支援機関、
NPOなど地域の事業者、預金者など
様々な立場の人がつながる場と機会づくりが必要である。


他にもまだいろいろ気づきもあったのですが、
まだ何かを理解しようとしているのか、
頭がなんかもやもやしています。
寝たら整理されるかな?
とりあえず寝てみます。


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