2017 05 20
山根明会長が定時で帰った元職員に5時間説教!? テレ朝番組内で音声データを公開
2018年8月7日 14時30分
Sports Watch
7日放送、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」では、「山根会長 5時間説教"全音声"女性職員決死の告発」と題し、日本ボクシング連盟の元職員が収録したという音声データの一部を公開した。
3年前に収録されたという音声データは、女性の元職員が同連盟・山根明終身会長から受けたという5時間にも及ぶ説教の様子。その内容は元職員が定時で帰宅をしたことに山根会長が腹を立てたというものだという。
「俺、あんたと定時5時半いう話はしていないで、それ」と迫る山根会長に、元職員が「言いました」と答えるや、同会長は「残業とかつけられへんけど。遅くなる時もあるというを言ってある」と言い返し、次第に語気が荒くなる。
さらに元職員が「十分に」などと言いかけると、山根会長はこれを遮るように「だから十分にしてる。俺みたいに情のある男、誰がおるの?俺から言ってやっとるやんか」と捲くし立てた。
また、元職員が「『お先に失礼します』って言って声かけて帰りました」と話すと、山根会長は「いや俺は聞いてません。俺はあんたに何をキツいこと言ってるの?」と語ったが、元職員が定時で帰宅した理由は、同会長から受けた日々のパワハラでストレスを溜め、体調を崩したことによる通院だったという。
音声データの中には、「夜の診察の時間をたまたま先生が・・・」と説明しようとした元職員に対し、ここでも山根会長が言葉を遮って、「夜はとか関係ない話や。『私は5時半が定時や』となってくると色んな面を変えんならんことが出てくんねん。分かる?条件も全部変えてまうど、そうなると。俺は最高のことをしてやってる」などと激高した様子も収められていた。
2018年8月7日 14時30分
Sports Watch
7日放送、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」では、「山根会長 5時間説教"全音声"女性職員決死の告発」と題し、日本ボクシング連盟の元職員が収録したという音声データの一部を公開した。
3年前に収録されたという音声データは、女性の元職員が同連盟・山根明終身会長から受けたという5時間にも及ぶ説教の様子。その内容は元職員が定時で帰宅をしたことに山根会長が腹を立てたというものだという。
「俺、あんたと定時5時半いう話はしていないで、それ」と迫る山根会長に、元職員が「言いました」と答えるや、同会長は「残業とかつけられへんけど。遅くなる時もあるというを言ってある」と言い返し、次第に語気が荒くなる。
さらに元職員が「十分に」などと言いかけると、山根会長はこれを遮るように「だから十分にしてる。俺みたいに情のある男、誰がおるの?俺から言ってやっとるやんか」と捲くし立てた。
また、元職員が「『お先に失礼します』って言って声かけて帰りました」と話すと、山根会長は「いや俺は聞いてません。俺はあんたに何をキツいこと言ってるの?」と語ったが、元職員が定時で帰宅した理由は、同会長から受けた日々のパワハラでストレスを溜め、体調を崩したことによる通院だったという。
音声データの中には、「夜の診察の時間をたまたま先生が・・・」と説明しようとした元職員に対し、ここでも山根会長が言葉を遮って、「夜はとか関係ない話や。『私は5時半が定時や』となってくると色んな面を変えんならんことが出てくんねん。分かる?条件も全部変えてまうど、そうなると。俺は最高のことをしてやってる」などと激高した様子も収められていた。
業務スーパー「怪しまれるほど安い!」理由は海外直輸入
2018年8月6日 21時0分
Smart FLASH
最近よく街中で見かける、「業務スーパー」と書かれた緑色の看板。大量に入った食品や調味料が驚きの安さで売られ、レジにはつねに長蛇の列ができている。製造、調達から販売まで、舞台裏に迫った!
ほかではあまり見かけない海外からの輸入食品も、業務スーパーの大きな魅力だ。
「コンセプトは『世界の本物を直輸入』。基本的には日本向けの変更をできるだけ少なくして、海外で売っているままで輸入します」(海外商品部・藤田花奈さん)
扱う輸入品は約1200種。掘出し物を探すような感覚も人気の秘密だという。
「以前はオートミールも日本では馴染みがなく『鳥の餌?』と聞かれたことも(笑)。でもいざ店に出すと、欠品になるほどの人気商品に成長しました」(同・森永貴絵さん)
カナダ産のオートミールが1キロで398円は激安だ。
「コンテナ単位のまとめ買いと、工場からの直接買い付けで低価格を実現しています。普通、海外の商品は商社を通すものですが、うちにはそれがないんです」(藤田さん)
ここまで安いと、怪しまれることもあるのでは?
「ハハハ、ありますよ。でもこの価格でも利益は出ます。安心してください」(森永さん)
「他社さんとは圧倒的な価格差があるので、もう少し値段を上げても売れるとは思います。でもそれをしないのが業務スーパー。つねにベストプライスがモットーですから」(藤田さん)
写真の商品は、すべて森永さんが担当した商品。数々のヒット商品を日本に紹介した、カリスマバイヤーなのだ。
「海外の工場とは、信頼関係を築けるかが勝負。そうなれば細かな変更なども、しっかりやってもらえます」
安さの秘密は、最終的にはマンパワーなのである。
2018年8月6日 21時0分
Smart FLASH
最近よく街中で見かける、「業務スーパー」と書かれた緑色の看板。大量に入った食品や調味料が驚きの安さで売られ、レジにはつねに長蛇の列ができている。製造、調達から販売まで、舞台裏に迫った!
ほかではあまり見かけない海外からの輸入食品も、業務スーパーの大きな魅力だ。
「コンセプトは『世界の本物を直輸入』。基本的には日本向けの変更をできるだけ少なくして、海外で売っているままで輸入します」(海外商品部・藤田花奈さん)
扱う輸入品は約1200種。掘出し物を探すような感覚も人気の秘密だという。
「以前はオートミールも日本では馴染みがなく『鳥の餌?』と聞かれたことも(笑)。でもいざ店に出すと、欠品になるほどの人気商品に成長しました」(同・森永貴絵さん)
カナダ産のオートミールが1キロで398円は激安だ。
「コンテナ単位のまとめ買いと、工場からの直接買い付けで低価格を実現しています。普通、海外の商品は商社を通すものですが、うちにはそれがないんです」(藤田さん)
ここまで安いと、怪しまれることもあるのでは?
「ハハハ、ありますよ。でもこの価格でも利益は出ます。安心してください」(森永さん)
「他社さんとは圧倒的な価格差があるので、もう少し値段を上げても売れるとは思います。でもそれをしないのが業務スーパー。つねにベストプライスがモットーですから」(藤田さん)
写真の商品は、すべて森永さんが担当した商品。数々のヒット商品を日本に紹介した、カリスマバイヤーなのだ。
「海外の工場とは、信頼関係を築けるかが勝負。そうなれば細かな変更なども、しっかりやってもらえます」
安さの秘密は、最終的にはマンパワーなのである。
自衛官の採用年齢、上限を6歳引き上げ 10月から
2018年8月7日 11時10分
ライブドアニュース速報
防衛省は、自衛官の採用年齢の上限を現行の26歳から32歳に引き上げる方針を固めた。自衛隊法施行規則を改正し、10月からの実施を目指すという。今週中にも省令改正のためのパブリックコメントを開始する見通しだ。共同通信が報じた。
少子化に加え、景気回復などの影響から、自衛官の応募者数が減少傾向にあることが背景にあり、実現すれば1990年以来28年ぶりとなる。
対象は自衛隊の主力隊員になる「自衛官候補生」と「一般曹候補生」だ。
2018年8月7日 11時10分
ライブドアニュース速報
防衛省は、自衛官の採用年齢の上限を現行の26歳から32歳に引き上げる方針を固めた。自衛隊法施行規則を改正し、10月からの実施を目指すという。今週中にも省令改正のためのパブリックコメントを開始する見通しだ。共同通信が報じた。
少子化に加え、景気回復などの影響から、自衛官の応募者数が減少傾向にあることが背景にあり、実現すれば1990年以来28年ぶりとなる。
対象は自衛隊の主力隊員になる「自衛官候補生」と「一般曹候補生」だ。
【橋本 歩】「カツ丼発祥の店」早稲田の最古のそば屋が、突如閉店した真相 学生街から次々と名店が消えてゆく
2018年8月7日 11時0分
現代ビジネス
「大隈家御用」その歴史は100年以上
2018年7月31日、早稲田の老舗がひっそりとのれんを下げたーー。
明治初期から100年以上続くこの店の名前は、三朝庵。馬場下町交差点のシンボルとして、早稲田の街を見守ってきた「早稲田最老舗」の蕎麦屋である。
早稲田大学の学生だけでなく、数々の著名人に愛されてきた。その証拠に、店内には大量のサインが飾られ、薬師丸ひろ子、山田洋次監督、藤子不二雄Aなど各界の有名人の名前がずらりと並んでいる。
その老舗が突如として店をたたむことを発表したのだ。「閉店の知らせ」が貼り出されたのは、すでに閉店した後だったため、31日が最終日だと知らずに店の前を通り過ぎていった人も多かったに違いない。
それでも最終営業日の昼時は、事前に情報を掴んでいたと思われる学生やOBたちで賑わっていた。その多くが惜しむように味わっていたのがカツ丼である。
Photo by iStock
諸説あるが、三朝庵は「カツ丼発祥の店」としても知られている。早稲田の地でカツ丼が産声をあげたのは1918年(大正7)。急なキャンセルにより大量に余ってしまったトンカツを、学生のアイデアによって卵でとじたことから誕生したという。
さらに驚くことに、三朝庵は「カレー南蛮」も生み出したと言われている。新しくできたカレー屋に奪われた客を奪い返すため、試行錯誤の末に誕生したのだそう。
いずれにせよ、早いうちから今日の日本食に貢献するような独創的なメニュー作りに励んでいたことは確か。その姿勢もあって、現在まで客の胃袋を掴んで離さなかったのだろう。
三朝庵が存在しなければ、早稲田だけでなく、きっと日本の食の風景もまったく違うものになっていたはずだ。
早稲田大学創設者の大隈重信も、三朝庵に魅せられた一人であった。大隈はたびたびこの店の蕎麦を学生に振る舞ったといい、店の外には「元大隈家御用」という看板も掲げられている。
実は、創業から大隈とは浅からぬ縁があった。もともと店の土地を所有していたのが大隈で、1906年に初代店主がこの土地を借り受ける形で、三朝庵はスタートしたのだ。
のれんの横に掲げられた「元近衛騎兵連隊御用 元大隈家御用」の看板
5代目店主が語る「閉店の理由」
かつて早稲田はほとんどが農村地帯であった。後の早稲田大学となる東京専門学校を大隈が開学したことにより、学生街へと発展していったのだ。往時の賑わいは相当なものであったといい、早稲田大学周辺には、今では都内にも少なくなってしまった大規模な学生街が残っている。
ただ近年は、やはり昔に比べると店の数も少なくなり、活気が失われたと言われている。大隈通り商店街で50年続いた洋食店「ランチハウストキワ」を、2007年にたたんだ浜岡治彦さんはこう語る。
「昔の学生は、お金も娯楽もないから、とりあえず近くの飲食店で時間を潰していたんです。おかげで今より店の数も多くて、街も賑わっていました。でも、最近の学生は娯楽や情報の選択肢が増えた分、心変わりが本当に早い。特にラーメン屋なんて、開店当初は行列ができていたのに、いつの間にか閉店しているなんてことがしょっちゅうあります」
さらに、早稲田で飲食店を経営する店主たちに話を聞くと、口々に言っていたのは「大学の昼休みが短くなった」ということ。かつて大学の昼休みは90分だったというが、現在は50分に短縮されている。学生にも大学の周りをブラブラする時間的な余裕がなくなってしまったため、客足が減少しているのだ。
Photo by iStock
追い打ちをかけたのが、2009年に早稲田キャンパス内に新たにオープンしたコンビニの存在だ。ただでさえ短い昼休みを有効活用するために、コンビニで昼食を済ませる学生が増えたのである。
現在では、大学内にコンビニがある光景は珍しくはないが、学生街に店を構える飲食店には大打撃となった。大隈通りにあった店の数は、40年前に比べると約4分の1にまで減少してしまったという。
三朝庵も、学生街を襲う時代の変化に耐えきれずに閉店へと追い込まれてしまったのだろうか。閉店の直前に、5代目店主の加藤浩志さんに話を聞いた。
「おかげさまで、今でも多くのお客様に来店いただいているので、本当は続けたいというのが本音です。ただ、長く店を切り盛りしてきた4代目の母も体調を崩し、なにより人手不足で店が回らなくなってきた。そこで一旦閉めることに決めたんです」
他の老舗も、次々に…
閉店していく老舗は三朝庵だけではない。2018年には同じく老舗蕎麦屋の「長岡屋総本店」、2016年にはツンデレな店主が密かな人気だった洋食店の「キッチンエルム」、2014年にはタンメンが人気だった中華食堂「稲穂」が閉店するなど、ここ数年で、早稲田生なら誰もが知っていた老舗が次々と姿を消している。
特に、34年間営業し続けた「キッチンエルム」が閉店する際には、事前に閉店情報がSNSで拡散されたため、「最後にもう一度味わっておきたい」と客が殺到する事態になった。閉店当日には3時間待ちの行列ができたというから、どれほど愛されていたかがわかるというもの。
ところが、三朝庵と同様、この「エルム」も決して客が集まらないから店を閉めたわけではない。同店には「エルムの掟」なるものが存在し、水はセルフサービス、食べ終わった食器はカウンターに乗せる、グループで注文する際は同一メニューにするなど、客も協力して店を支える仕組みができていた。おかげで回転率も高く、むしろ儲かっていたというが、店主の山口勝見氏は「元気なうちに辞めたい」という理由から閉店を決断した。
同じく60年近く営業し続けた「稲穂」の閉店理由も客不足ではなかった。店主と一緒に店を切り盛りしていた長谷川正子さんは言う。
「主人は『死ぬまで店をやり続けるんだ』と言っていました。でも、その主人も数年前に体を壊してしまい、店を続けられなくなってしまったんです」
いずれの老舗にも共通するのは、決して売り上げ低迷や客不足から店をたたむわけではないという点だ。数多のチェーン店ができては消えてゆくなかで、早稲田の老舗は変化に耐え続けてきたのである。前出の「ランチハウストキワ」元店主、浜岡さんが言う。
「料理を出して、学生さんが帰る時に『ありがとうございました』って言うだけなら、ロボットだってできるでしょ。店の雰囲気も含めてサービスなんだから、こっちから学生さんに話しかけて居心地よくしてあげないとね。早稲田で長く続けてこられた店には、そういったサービス精神があると思うよ」
多くの学生やOBに100年以上、変わらぬサービスと居心地を提供し続けた三朝庵。早稲田の街からまたひとつシンボルが消えた。
2018年8月7日 11時0分
現代ビジネス
「大隈家御用」その歴史は100年以上
2018年7月31日、早稲田の老舗がひっそりとのれんを下げたーー。
明治初期から100年以上続くこの店の名前は、三朝庵。馬場下町交差点のシンボルとして、早稲田の街を見守ってきた「早稲田最老舗」の蕎麦屋である。
早稲田大学の学生だけでなく、数々の著名人に愛されてきた。その証拠に、店内には大量のサインが飾られ、薬師丸ひろ子、山田洋次監督、藤子不二雄Aなど各界の有名人の名前がずらりと並んでいる。
その老舗が突如として店をたたむことを発表したのだ。「閉店の知らせ」が貼り出されたのは、すでに閉店した後だったため、31日が最終日だと知らずに店の前を通り過ぎていった人も多かったに違いない。
それでも最終営業日の昼時は、事前に情報を掴んでいたと思われる学生やOBたちで賑わっていた。その多くが惜しむように味わっていたのがカツ丼である。
Photo by iStock
諸説あるが、三朝庵は「カツ丼発祥の店」としても知られている。早稲田の地でカツ丼が産声をあげたのは1918年(大正7)。急なキャンセルにより大量に余ってしまったトンカツを、学生のアイデアによって卵でとじたことから誕生したという。
さらに驚くことに、三朝庵は「カレー南蛮」も生み出したと言われている。新しくできたカレー屋に奪われた客を奪い返すため、試行錯誤の末に誕生したのだそう。
いずれにせよ、早いうちから今日の日本食に貢献するような独創的なメニュー作りに励んでいたことは確か。その姿勢もあって、現在まで客の胃袋を掴んで離さなかったのだろう。
三朝庵が存在しなければ、早稲田だけでなく、きっと日本の食の風景もまったく違うものになっていたはずだ。
早稲田大学創設者の大隈重信も、三朝庵に魅せられた一人であった。大隈はたびたびこの店の蕎麦を学生に振る舞ったといい、店の外には「元大隈家御用」という看板も掲げられている。
実は、創業から大隈とは浅からぬ縁があった。もともと店の土地を所有していたのが大隈で、1906年に初代店主がこの土地を借り受ける形で、三朝庵はスタートしたのだ。
のれんの横に掲げられた「元近衛騎兵連隊御用 元大隈家御用」の看板
5代目店主が語る「閉店の理由」
かつて早稲田はほとんどが農村地帯であった。後の早稲田大学となる東京専門学校を大隈が開学したことにより、学生街へと発展していったのだ。往時の賑わいは相当なものであったといい、早稲田大学周辺には、今では都内にも少なくなってしまった大規模な学生街が残っている。
ただ近年は、やはり昔に比べると店の数も少なくなり、活気が失われたと言われている。大隈通り商店街で50年続いた洋食店「ランチハウストキワ」を、2007年にたたんだ浜岡治彦さんはこう語る。
「昔の学生は、お金も娯楽もないから、とりあえず近くの飲食店で時間を潰していたんです。おかげで今より店の数も多くて、街も賑わっていました。でも、最近の学生は娯楽や情報の選択肢が増えた分、心変わりが本当に早い。特にラーメン屋なんて、開店当初は行列ができていたのに、いつの間にか閉店しているなんてことがしょっちゅうあります」
さらに、早稲田で飲食店を経営する店主たちに話を聞くと、口々に言っていたのは「大学の昼休みが短くなった」ということ。かつて大学の昼休みは90分だったというが、現在は50分に短縮されている。学生にも大学の周りをブラブラする時間的な余裕がなくなってしまったため、客足が減少しているのだ。
Photo by iStock
追い打ちをかけたのが、2009年に早稲田キャンパス内に新たにオープンしたコンビニの存在だ。ただでさえ短い昼休みを有効活用するために、コンビニで昼食を済ませる学生が増えたのである。
現在では、大学内にコンビニがある光景は珍しくはないが、学生街に店を構える飲食店には大打撃となった。大隈通りにあった店の数は、40年前に比べると約4分の1にまで減少してしまったという。
三朝庵も、学生街を襲う時代の変化に耐えきれずに閉店へと追い込まれてしまったのだろうか。閉店の直前に、5代目店主の加藤浩志さんに話を聞いた。
「おかげさまで、今でも多くのお客様に来店いただいているので、本当は続けたいというのが本音です。ただ、長く店を切り盛りしてきた4代目の母も体調を崩し、なにより人手不足で店が回らなくなってきた。そこで一旦閉めることに決めたんです」
他の老舗も、次々に…
閉店していく老舗は三朝庵だけではない。2018年には同じく老舗蕎麦屋の「長岡屋総本店」、2016年にはツンデレな店主が密かな人気だった洋食店の「キッチンエルム」、2014年にはタンメンが人気だった中華食堂「稲穂」が閉店するなど、ここ数年で、早稲田生なら誰もが知っていた老舗が次々と姿を消している。
特に、34年間営業し続けた「キッチンエルム」が閉店する際には、事前に閉店情報がSNSで拡散されたため、「最後にもう一度味わっておきたい」と客が殺到する事態になった。閉店当日には3時間待ちの行列ができたというから、どれほど愛されていたかがわかるというもの。
ところが、三朝庵と同様、この「エルム」も決して客が集まらないから店を閉めたわけではない。同店には「エルムの掟」なるものが存在し、水はセルフサービス、食べ終わった食器はカウンターに乗せる、グループで注文する際は同一メニューにするなど、客も協力して店を支える仕組みができていた。おかげで回転率も高く、むしろ儲かっていたというが、店主の山口勝見氏は「元気なうちに辞めたい」という理由から閉店を決断した。
同じく60年近く営業し続けた「稲穂」の閉店理由も客不足ではなかった。店主と一緒に店を切り盛りしていた長谷川正子さんは言う。
「主人は『死ぬまで店をやり続けるんだ』と言っていました。でも、その主人も数年前に体を壊してしまい、店を続けられなくなってしまったんです」
いずれの老舗にも共通するのは、決して売り上げ低迷や客不足から店をたたむわけではないという点だ。数多のチェーン店ができては消えてゆくなかで、早稲田の老舗は変化に耐え続けてきたのである。前出の「ランチハウストキワ」元店主、浜岡さんが言う。
「料理を出して、学生さんが帰る時に『ありがとうございました』って言うだけなら、ロボットだってできるでしょ。店の雰囲気も含めてサービスなんだから、こっちから学生さんに話しかけて居心地よくしてあげないとね。早稲田で長く続けてこられた店には、そういったサービス精神があると思うよ」
多くの学生やOBに100年以上、変わらぬサービスと居心地を提供し続けた三朝庵。早稲田の街からまたひとつシンボルが消えた。
派遣社員の「一番辛かったこと」とは……!? 靴にカタカナ「ハケン」画像に「ひどい」「露骨」の反応集まる
2018年8月7日 9時0分
ガジェット通信
2015年9月に改正された労働派遣法では、第四十条の3に「派遣先は、当該派遣先に雇用される労働者に対して利用の機会を与える福利厚生施設であつて、業務の円滑な遂行に資するものとして厚生労働省令で定めるものについては、その指揮命令の下に労働させる派遣労働者に対しても、利用の機会を与えるように配慮しなければならない」と定められており、給食施設や休憩室、更衣室などを正社員と同じ環境で派遣社員が働けるような環境を整えるよう求められています。とはいえ、派遣社員と正社員の間の壁を感じている人はまだまた多いのではないでしょうか。
ある『Twitter』ユーザーが「派遣で1番辛かったこと」として、カタカナで「ハケン」と書かれた館内靴の画像をツイート。「ひどい」「露骨」「パワハラ」といった反応が数多く集まっています。
「とっとと辞めたくなる」「社員を大事にする会社とか言っていても信用できない」という声もあったこの待遇。東海地方などでパートタイム型派遣サービスを展開しているエンプロ株式会社営業チーム(@Enpro_Company)も次のように反応。
まだまだ派遣スタッフ様に対する扱いが悪い企業様もありますよね…
そういったところを改善していくのも我々の仕事だと痛感いたしました。
参考とさせていただきます。
同じように、派遣で働いて辛かった体験ツイートが次々と上がっています。
派遣で一番辛かった事
某携帯電話製造工場
とあるお偉い様が製造ラインを視察する事になって社員に言われた一言
「視察終わるまで消えといて。あんたら全員いない事になってるから」
派遣はパートが出られない分の補充要員だと、さもパートの奴隷みたいにいわれた事もあったな…。
今日、派遣を辞める人と話していたのは、『名前で呼ばれない…派遣のヒトと言われた時に悲しかった』
明らかに正社員と待遇差がある場合は、派遣会社に相談するということが方法として挙げられます。しかし、正社員と派遣社員との間の溝は法制や制度で変えられないことも多いのではないでしょうか。改正労働派遣法で待遇は改善されているものの、見えない壁を払拭できない職場で働く人の声を真摯に受け止める必要がありそうです。
2018年8月7日 9時0分
ガジェット通信
2015年9月に改正された労働派遣法では、第四十条の3に「派遣先は、当該派遣先に雇用される労働者に対して利用の機会を与える福利厚生施設であつて、業務の円滑な遂行に資するものとして厚生労働省令で定めるものについては、その指揮命令の下に労働させる派遣労働者に対しても、利用の機会を与えるように配慮しなければならない」と定められており、給食施設や休憩室、更衣室などを正社員と同じ環境で派遣社員が働けるような環境を整えるよう求められています。とはいえ、派遣社員と正社員の間の壁を感じている人はまだまた多いのではないでしょうか。
ある『Twitter』ユーザーが「派遣で1番辛かったこと」として、カタカナで「ハケン」と書かれた館内靴の画像をツイート。「ひどい」「露骨」「パワハラ」といった反応が数多く集まっています。
「とっとと辞めたくなる」「社員を大事にする会社とか言っていても信用できない」という声もあったこの待遇。東海地方などでパートタイム型派遣サービスを展開しているエンプロ株式会社営業チーム(@Enpro_Company)も次のように反応。
まだまだ派遣スタッフ様に対する扱いが悪い企業様もありますよね…
そういったところを改善していくのも我々の仕事だと痛感いたしました。
参考とさせていただきます。
同じように、派遣で働いて辛かった体験ツイートが次々と上がっています。
派遣で一番辛かった事
某携帯電話製造工場
とあるお偉い様が製造ラインを視察する事になって社員に言われた一言
「視察終わるまで消えといて。あんたら全員いない事になってるから」
派遣はパートが出られない分の補充要員だと、さもパートの奴隷みたいにいわれた事もあったな…。
今日、派遣を辞める人と話していたのは、『名前で呼ばれない…派遣のヒトと言われた時に悲しかった』
明らかに正社員と待遇差がある場合は、派遣会社に相談するということが方法として挙げられます。しかし、正社員と派遣社員との間の溝は法制や制度で変えられないことも多いのではないでしょうか。改正労働派遣法で待遇は改善されているものの、見えない壁を払拭できない職場で働く人の声を真摯に受け止める必要がありそうです。
“週休3日制”って実際どうなの? 導入したヤフーのウラ側から見えてくるもの
2018年8月7日 6時30分
ダ・ヴィンチニュース
週休3日制。なんと魅惑的な響きなのだろうか。7日ある1週間のうち、4日はきっちり働き、3日はゆっくり休む。毎日残業続きで疲れているサラリーマンであれば、「そんな会社があるのなら、ぜひ入りたい!」と飛びつきたくなるだろう。週休3日制は、すでに国内でもいくつかの企業で実施され始めている。インターネット業界の老舗・ヤフーもそのひとつで、育児や介護などをしている社員を対象に週休3日制を選択できるようにしており、今後は全社員への拡大を目指している。本書『残業の9割はいらない ヤフーが実践する幸せな働き方』(本間浩輔/光文社)は、そんなヤフーにおいて、人事のトップとして著者が取り組んできた「企業として勝つため」「社員が幸せになるため」の最先端の働き方改革について論じている。週休3日制の先には、どんな未来が待っているのだろうか?
■週休3日制の本質は、成果主義への移行
ヤフーの週休3日制は、一見「社員が幸せになるため」のやさしい制度に見えるが、実はそれだけではない。著者によれば、この制度の裏側には、“成果主義の徹底”というコンセプトがあるのだという。多くの企業でこれまで会社員の給料は、拘束時間の対価として支払われてきたが、ヤフーはそれを成果の対価へと変えようとしている。つまり、社員は時間や場所にとらわれずに働ける代わりに、実際に出した成果で評価されるようになるのだ。そして、週休3日制は、その自由な働き方の選択肢の1つというわけである。
これは、社員の選択肢としてだけでなく、ヤフーが「企業として勝つため」の戦略でもあるのだ。ヤフーの採用で大きな割合を占めるITエンジニアの世界は、個人の能力によって成果に大きな差が生まれやすい。そのため、優秀なエンジニアに対して、自由な働き方と成果に見合った報酬を用意することで、競合他社ではなくヤフーを選んでもらうことを狙っている。だが、こうした成果主義は、社内の“できる人”と“できない人”の給与の格差を広げるものでもあるから、ヤフーは“できない人”にとっては厳しい会社になるかもしれない。「昼間ダラダラ働いて、わざと残業代を稼いでから帰る」なんてことはできなくなりそうだ。
■日本は所得格差時代になる
本書では、ヤフーの取り組みを具体的に紹介した後、終章で私たちの30年後の働き方を予見している。著者の見立てによれば、今後は日本全体で成果主義の流れが進み、人々は個人契約に近い形で企業に属するようになるという。そうなると、ヤフーの働き方改革と同じように、能力の高い人と低い人の間の所得格差は今以上に広がっていく。私たちは、こうした“所得格差時代”をどう生き抜けばいいのだろうか。
著者はこれに対して、状況に応じて必要なことを学んでいく“瞬発力”が必要になると語る。瞬発力とは、先の見えない将来に備えるのではなく、“今、必要なもの”を全力で学ぶスキルだ。例えば、部下のコーチング技術が必要だと感じたら、関連書籍を徹底的に読み込み、持てる人脈を駆使して詳しい人に話を聞きに行こうという姿勢。新しい時代に順応していくためには、こうした学びを怠らないことが必要だという。
ヤフーは、週休3日制(「えらべる勤務制度」)以外にも、月5回まで在宅勤務ができる「どこでもオフィス」や、上司と部下が毎週30分対話する「1 on 1ミーティング」など、先進的な人事制度を次々と取り入れており、日本の働き方改革の急先鋒だといえるだろう。その改革の裏にある哲学を知ることで、日本の働き方がこれからどう変化していくのかが見えてくる。あなたが経営層や人事ではなくとも、本書は自分の働き方を見直すヒントになるはずだ。
2018年8月7日 6時30分
ダ・ヴィンチニュース
週休3日制。なんと魅惑的な響きなのだろうか。7日ある1週間のうち、4日はきっちり働き、3日はゆっくり休む。毎日残業続きで疲れているサラリーマンであれば、「そんな会社があるのなら、ぜひ入りたい!」と飛びつきたくなるだろう。週休3日制は、すでに国内でもいくつかの企業で実施され始めている。インターネット業界の老舗・ヤフーもそのひとつで、育児や介護などをしている社員を対象に週休3日制を選択できるようにしており、今後は全社員への拡大を目指している。本書『残業の9割はいらない ヤフーが実践する幸せな働き方』(本間浩輔/光文社)は、そんなヤフーにおいて、人事のトップとして著者が取り組んできた「企業として勝つため」「社員が幸せになるため」の最先端の働き方改革について論じている。週休3日制の先には、どんな未来が待っているのだろうか?
■週休3日制の本質は、成果主義への移行
ヤフーの週休3日制は、一見「社員が幸せになるため」のやさしい制度に見えるが、実はそれだけではない。著者によれば、この制度の裏側には、“成果主義の徹底”というコンセプトがあるのだという。多くの企業でこれまで会社員の給料は、拘束時間の対価として支払われてきたが、ヤフーはそれを成果の対価へと変えようとしている。つまり、社員は時間や場所にとらわれずに働ける代わりに、実際に出した成果で評価されるようになるのだ。そして、週休3日制は、その自由な働き方の選択肢の1つというわけである。
これは、社員の選択肢としてだけでなく、ヤフーが「企業として勝つため」の戦略でもあるのだ。ヤフーの採用で大きな割合を占めるITエンジニアの世界は、個人の能力によって成果に大きな差が生まれやすい。そのため、優秀なエンジニアに対して、自由な働き方と成果に見合った報酬を用意することで、競合他社ではなくヤフーを選んでもらうことを狙っている。だが、こうした成果主義は、社内の“できる人”と“できない人”の給与の格差を広げるものでもあるから、ヤフーは“できない人”にとっては厳しい会社になるかもしれない。「昼間ダラダラ働いて、わざと残業代を稼いでから帰る」なんてことはできなくなりそうだ。
■日本は所得格差時代になる
本書では、ヤフーの取り組みを具体的に紹介した後、終章で私たちの30年後の働き方を予見している。著者の見立てによれば、今後は日本全体で成果主義の流れが進み、人々は個人契約に近い形で企業に属するようになるという。そうなると、ヤフーの働き方改革と同じように、能力の高い人と低い人の間の所得格差は今以上に広がっていく。私たちは、こうした“所得格差時代”をどう生き抜けばいいのだろうか。
著者はこれに対して、状況に応じて必要なことを学んでいく“瞬発力”が必要になると語る。瞬発力とは、先の見えない将来に備えるのではなく、“今、必要なもの”を全力で学ぶスキルだ。例えば、部下のコーチング技術が必要だと感じたら、関連書籍を徹底的に読み込み、持てる人脈を駆使して詳しい人に話を聞きに行こうという姿勢。新しい時代に順応していくためには、こうした学びを怠らないことが必要だという。
ヤフーは、週休3日制(「えらべる勤務制度」)以外にも、月5回まで在宅勤務ができる「どこでもオフィス」や、上司と部下が毎週30分対話する「1 on 1ミーティング」など、先進的な人事制度を次々と取り入れており、日本の働き方改革の急先鋒だといえるだろう。その改革の裏にある哲学を知ることで、日本の働き方がこれからどう変化していくのかが見えてくる。あなたが経営層や人事ではなくとも、本書は自分の働き方を見直すヒントになるはずだ。
マック商品に歯のような異物混入…長さ7ミリ
2018年8月7日 11時20分
読売新聞
金沢市の「マクドナルド金沢有松店」で出されたソーセージエッグマフィンに、歯のような異物が混入していたことが7日、わかった。
日本マクドナルド(東京)によると、混入していたのは、長さ7ミリほどの歯か骨のような白いかけら数点。2日朝、同市内の男性客(58)が店内で口にして気付いた。
店は3日に市保健所に報告し、4日に男性客に謝罪した。今後、異物の特定や混入経緯を調べる。同社の広報担当者は「お客さまにご心配をかけて申し訳ありません」と話した。
マクドナルドを巡っては、2015年に商品への異物混入が相次いで発覚した。男性客は取材に「一度問題になったのに、また繰り返されるとは」と話した。
2018年8月7日 11時20分
読売新聞
金沢市の「マクドナルド金沢有松店」で出されたソーセージエッグマフィンに、歯のような異物が混入していたことが7日、わかった。
日本マクドナルド(東京)によると、混入していたのは、長さ7ミリほどの歯か骨のような白いかけら数点。2日朝、同市内の男性客(58)が店内で口にして気付いた。
店は3日に市保健所に報告し、4日に男性客に謝罪した。今後、異物の特定や混入経緯を調べる。同社の広報担当者は「お客さまにご心配をかけて申し訳ありません」と話した。
マクドナルドを巡っては、2015年に商品への異物混入が相次いで発覚した。男性客は取材に「一度問題になったのに、また繰り返されるとは」と話した。
最近増える「日傘男子」他人からの視点よりも涼しさ優先
2018年8月7日 7時0分
NEWSポストセブン
“殺人猛暑”と呼ばれる異常な暑さが続くこの夏。7月23日には埼玉県熊谷市で41.1℃を記録し、国内歴代最高記録を5年ぶりに更新した。猛烈な日差しからわが身を守るため、今、改めて注目されているのが男性用の日傘だ。埼玉県庁温暖化対策課の男性職員を中心に昨年発足された“日傘男子広め隊”が火付け役となり、“日傘男子”というキーワードがSNSを中心にブームとなっている。“日傘男子広め隊”の男性隊員も「慣れると快適なので、ぜひ一度使ってみてほしい」と語っている。
「昨年、熱中症で搬送された成人のうち、約7割は男性でした。女性の持ち物というイメージが強い日傘ですが、直射日光を避けられて、体感温度も下げられる有効的なアイテムですから、ぜひ男性にも利用してほしいです」(埼玉県庁環境部温暖化対策課の担当者)
実際に、街で見かけた“日傘男子”にその効果を尋ねてみると、「こんなに涼しいと思わなかった。流行っているし、おしゃれだし、男でもアリ!」と大満足の様子。そこで、サラリーマンから大学生まで、今年の夏に“日傘男子”デビューした街のイケメンたちに、日傘の魅力を聞いてきました!
「今年“日傘男子”デビューしました。雨天用の傘と違って、UV加工されているのでとても涼しいですね」(Aさん・60才)
「彼女にプレゼントされて使い始めました。最初は抵抗があったのですが、使ってみたら暑さが全然違う。今はバッグに必ず入っています」(Bさん・33才)
「少しでも涼しく外を歩きたくて、東急ハンズで買った晴雨兼用の折り畳み傘を日傘として利用しています」(Cさん・28才)
西日本豪雨被害でJRが運行しない区間ができ、30分も徒歩で通学することになったため使い始めました。他人の視線より、涼しさ確保が優先です!」(Dさん・21才)
「直射日光があまりにきつくて、ふつうの雨傘を日傘にしてみたら、日陰がつくれて感動しました!」(Eさん・33才)
「女性が持ってる小さい傘というイメージでしたが、今年は“日傘男子”が流行っているので違和感なし。体感温度が全く違います」(Fさん・21才)
「和傘はリサイクルショップで3000円。日焼け防止はもちろん、ファッションアイテムとしても欠かせません!」(Gさん・21才)
「ゴルフ用のパラソルを差すわけにもいかないし…と思っていたところ、晴雨兼用の傘を見つけて愛用中。駐車場から取引先まで歩く際に使っています」
2018年8月7日 7時0分
NEWSポストセブン
“殺人猛暑”と呼ばれる異常な暑さが続くこの夏。7月23日には埼玉県熊谷市で41.1℃を記録し、国内歴代最高記録を5年ぶりに更新した。猛烈な日差しからわが身を守るため、今、改めて注目されているのが男性用の日傘だ。埼玉県庁温暖化対策課の男性職員を中心に昨年発足された“日傘男子広め隊”が火付け役となり、“日傘男子”というキーワードがSNSを中心にブームとなっている。“日傘男子広め隊”の男性隊員も「慣れると快適なので、ぜひ一度使ってみてほしい」と語っている。
「昨年、熱中症で搬送された成人のうち、約7割は男性でした。女性の持ち物というイメージが強い日傘ですが、直射日光を避けられて、体感温度も下げられる有効的なアイテムですから、ぜひ男性にも利用してほしいです」(埼玉県庁環境部温暖化対策課の担当者)
実際に、街で見かけた“日傘男子”にその効果を尋ねてみると、「こんなに涼しいと思わなかった。流行っているし、おしゃれだし、男でもアリ!」と大満足の様子。そこで、サラリーマンから大学生まで、今年の夏に“日傘男子”デビューした街のイケメンたちに、日傘の魅力を聞いてきました!
「今年“日傘男子”デビューしました。雨天用の傘と違って、UV加工されているのでとても涼しいですね」(Aさん・60才)
「彼女にプレゼントされて使い始めました。最初は抵抗があったのですが、使ってみたら暑さが全然違う。今はバッグに必ず入っています」(Bさん・33才)
「少しでも涼しく外を歩きたくて、東急ハンズで買った晴雨兼用の折り畳み傘を日傘として利用しています」(Cさん・28才)
西日本豪雨被害でJRが運行しない区間ができ、30分も徒歩で通学することになったため使い始めました。他人の視線より、涼しさ確保が優先です!」(Dさん・21才)
「直射日光があまりにきつくて、ふつうの雨傘を日傘にしてみたら、日陰がつくれて感動しました!」(Eさん・33才)
「女性が持ってる小さい傘というイメージでしたが、今年は“日傘男子”が流行っているので違和感なし。体感温度が全く違います」(Fさん・21才)
「和傘はリサイクルショップで3000円。日焼け防止はもちろん、ファッションアイテムとしても欠かせません!」(Gさん・21才)
「ゴルフ用のパラソルを差すわけにもいかないし…と思っていたところ、晴雨兼用の傘を見つけて愛用中。駐車場から取引先まで歩く際に使っています」
殺人事件、転落事故、溺死、食中毒… BBQに潜む数々のリスク
2018年8月7日 7時0分
NEWSポストセブン
《BBQコスパコーデ》《お取り寄せの名品BBQグッズ10選》《有名シェフたちが提案するBBQお手軽レシピ》──
連日の猛暑をものともせず、雑誌を開けばそんな特集が目白押しだ。
待ちに待った夏休み、ママタレたちもこぞって子供たちと屋外に繰り出した。神田うの(43才)がブログで《娘の学校のママ友にお誘い頂きママ達と子供達とBBQ》(7月6日)とハワイでの優雅な様子を綴れば、渡辺美奈代(48才)も愛犬や子供たちとともに屋外で肉を焼く写真をアップする。
芸能界も巻き込むこの夏の一大レジャーに“待った”をかけるのは、農業・食品ジャーナリストの石堂徹生さんだ。
「バーベキューが行われる場所は、食中毒を招く細菌が増殖するのに、非常に都合のいい環境が整っています。細菌は肉に含まれる動物性たんぱく質が大好物です。そのうえ、夏の日中の外気温は30~40℃くらいで湿度も高い。細菌はこのような状況で最も活発に増殖します。高温多湿の猛暑のなか、屋外での調理はリスクが高い」
室内のキッチンのように、衛生的に料理をするための環境が整っていないのも問題だ。
「屋外では野菜などの食材を洗うのもぞんざいになりがちで、そもそも洗う水がきれいかどうかわかりません。トングや菜箸をこまめに洗えないので、生の肉を掴んだものを使い回して、焼き上がりの肉を持って口に入れてしまうことも多い。炭火焼きのバーベキューコンロでは、均一に火が通りにくいので、“生焼け”で肉を食べてしまう危険性もあります。
必需品のクーラーボックスも実は危険。氷や保冷剤と一緒に入れてあるからといっても、炎天下で何度も開け閉めすれば、当然、内部の温度は徐々に上がり、やはり細菌が増えます」(石堂さん)
炎天下に長時間さらされると、私たちの体力も奪われていく。
「暑さで体力が低下すれば免疫力が落ち、ますます食中毒になりやすくなる。熱中症の危険性もあるので、細心の注意が必要です。会場には必ず健康保険証を持参し、いつでも救急車を呼べるように携帯電話を充電しておきましょう」(石堂さん)
食べ物のリスクだけではない。この7月、神戸の自宅の庭でBBQをしていた女性に、隣に住む女が掴みかかって押し倒し、けがを負わせる事件が起きた。容疑者は動機について「自宅から道路にはみ出してバーベキューをしていたことにがまんの限界がきた」と話しているという。
また、2017年は岐阜県で自宅の庭でBBQをしていた男性が、隣家の男に腹部を刃物で刺されて死亡した。男は、「近所がうるさい」といった相談を警察に複数回していたという。
過去には、男女グループでBBQをしていた男子高校生2人が川に転落し、1人が死亡する事故や、酩酊して海に入った男性が溺死する事故も起きている。
BBQをするならば、食中毒と熱中症に警戒したうえで、周囲の人に気を配り、事故に留意しなければならないということだろう。
2018年8月7日 7時0分
NEWSポストセブン
《BBQコスパコーデ》《お取り寄せの名品BBQグッズ10選》《有名シェフたちが提案するBBQお手軽レシピ》──
連日の猛暑をものともせず、雑誌を開けばそんな特集が目白押しだ。
待ちに待った夏休み、ママタレたちもこぞって子供たちと屋外に繰り出した。神田うの(43才)がブログで《娘の学校のママ友にお誘い頂きママ達と子供達とBBQ》(7月6日)とハワイでの優雅な様子を綴れば、渡辺美奈代(48才)も愛犬や子供たちとともに屋外で肉を焼く写真をアップする。
芸能界も巻き込むこの夏の一大レジャーに“待った”をかけるのは、農業・食品ジャーナリストの石堂徹生さんだ。
「バーベキューが行われる場所は、食中毒を招く細菌が増殖するのに、非常に都合のいい環境が整っています。細菌は肉に含まれる動物性たんぱく質が大好物です。そのうえ、夏の日中の外気温は30~40℃くらいで湿度も高い。細菌はこのような状況で最も活発に増殖します。高温多湿の猛暑のなか、屋外での調理はリスクが高い」
室内のキッチンのように、衛生的に料理をするための環境が整っていないのも問題だ。
「屋外では野菜などの食材を洗うのもぞんざいになりがちで、そもそも洗う水がきれいかどうかわかりません。トングや菜箸をこまめに洗えないので、生の肉を掴んだものを使い回して、焼き上がりの肉を持って口に入れてしまうことも多い。炭火焼きのバーベキューコンロでは、均一に火が通りにくいので、“生焼け”で肉を食べてしまう危険性もあります。
必需品のクーラーボックスも実は危険。氷や保冷剤と一緒に入れてあるからといっても、炎天下で何度も開け閉めすれば、当然、内部の温度は徐々に上がり、やはり細菌が増えます」(石堂さん)
炎天下に長時間さらされると、私たちの体力も奪われていく。
「暑さで体力が低下すれば免疫力が落ち、ますます食中毒になりやすくなる。熱中症の危険性もあるので、細心の注意が必要です。会場には必ず健康保険証を持参し、いつでも救急車を呼べるように携帯電話を充電しておきましょう」(石堂さん)
食べ物のリスクだけではない。この7月、神戸の自宅の庭でBBQをしていた女性に、隣に住む女が掴みかかって押し倒し、けがを負わせる事件が起きた。容疑者は動機について「自宅から道路にはみ出してバーベキューをしていたことにがまんの限界がきた」と話しているという。
また、2017年は岐阜県で自宅の庭でBBQをしていた男性が、隣家の男に腹部を刃物で刺されて死亡した。男は、「近所がうるさい」といった相談を警察に複数回していたという。
過去には、男女グループでBBQをしていた男子高校生2人が川に転落し、1人が死亡する事故や、酩酊して海に入った男性が溺死する事故も起きている。
BBQをするならば、食中毒と熱中症に警戒したうえで、周囲の人に気を配り、事故に留意しなければならないということだろう。