ロシアに3000億円経済協力 付き合わされる企業から恨み節

ロシアに3000億円経済協力 付き合わされる企業から恨み節



2016年12月21日 10時26分

日刊ゲンダイDIGITAL
　不毛な日ロ首脳会談で領土問題は１ミリも動かなかったが、ロシアに３０００億円規模の経済協力を約束した安倍政権。両国が１６日にまとめた経済協力案件は、官民合計８０件に上る。そのうち６８件が民間企業のもので、ＬＮＧ開発に三菱商事や三井物産などの商社、サハリン沖資源開発に国際石油開発帝石やＪＯＧＭＥＣなどが協力する。みずほ銀行や三井住友銀行などがロ国営企業に８億ユーロ（約９８８億円）を融資することも決まった。

　この経済協力が平和条約への「第一歩」と喧伝されているが、安倍首相の成果づくりに付き合わされた企業の現場からは、恨み節が聞こえてくる。

「ワイロが横行し、制度がくるくる変わるロシアでのビジネスには不安がつきまとう」（商社）

「商取引の体系もよく分からないし、人口の少ない北方領土で採算が取れるのか？」（化学）

　ＪＥＴＲＯ（日本貿易振興機構）が今年１１月、ロシアに進出している日系企業１１０社を対象に懸念材料を複数回答で聞いたところ、「不安定な為替」が７６．８％とトップ。「許認可など行政手続きの煩雑さ」（６３．４％）、「法制度の未整備、不透明な運用」（５４．９％）と続いた。

「人口が少ない極東地域は、市場としての魅力も小さい。安倍政権の号令の下、ビジネス面でのメリットは度外視して経済協力に参加する企業がほとんどです。３０００億円もの経済協力は、日本企業からすれば持ち出しでしかない。しかも、銀行や商社など多くの企業は欧米でも事業を展開している。ロシアに投資すれば、Ｇ７の経済制裁に反するとして、現地法人がペナルティーを科される可能性もあります。そうなった場合、政府は責任を取ってくれるのでしょうか。プーチン大統領のご機嫌取りのために、民間にまでリスクを強要するのは、やり過ぎです」（経済評論家・斎藤満氏）

　北方領土ではロシア法でも日本法でもない「特別な制度」をつくるとか言ってるが、検討が必要な法令は膨大な量に上り、制度設計は容易じゃない。経済協力が掛け声倒れに終わる可能性は高いが、案外それを願っている企業も多いかもしれない。

中国人教授が行方不明＝立命館大、訪中後に連絡取れず

中国人教授が行方不明＝立命館大、訪中後に連絡取れず



2016年12月20日 22時31分

時事通信社
　【北京時事】環境やエネルギー政策を研究する中国人の周※（※王ヘンに韋）生・立命館大学教授が１０月に中国に出張した後、連絡が取れなくなっていることが２０日、同大への取材で分かった。周教授は環境問題などを通じ中国と関わりが深く、何らかのトラブルに巻き込まれた可能性もある。

　立命館大によると、周教授は１０月２６～２８日の日程で学会出席のため訪中。その後、帰国せず大学に戻っていない。家族も連絡が取れず、心配しているという。

　周教授は中国の浙江大や大連理工大大学院で学び、２００２年から立命館大政策科学部教授。中国では１３年、東洋学園大学の朱建栄教授が訪中した後、中国当局に半年にわたり拘束されたことがある。　

【激震・朴政権】特別検察官が本格捜査、サムスンをターゲットに国民年金公団を家宅捜索

【激震・朴政権】特別検察官が本格捜査、サムスンをターゲットに国民年金公団を家宅捜索



2016年12月21日 11時29分

産経新聞

　【ソウル＝桜井紀雄】韓国の朴槿恵（パククネ）大統領の友人で女性実業家、崔順実（チェスンシル）被告の国政介入事件を政府から独立して捜査する「特別検察官」（特検）は２１日午前、ソウルにある政府機関、国民年金公団を家宅捜索した。

　サムスングループから崔被告側への出資に絡む捜査とみられる。特検は２０日に準備期間を終えており、今回の家宅捜索で本格的に捜査を始動させた。

　昨年７月、サムスングループ内の合併が、大株主の同公団の賛成で成立。この合併はサムスンの李在鎔（イジェヨン）副会長が経営権を掌握する上で不可欠だったとされる。

　合併決定直後に朴氏が李氏と会い、サムスンは崔被告が実質支配した財団に対し、出資企業の中でも最多の２０４億ウォン（約２０億円）を拠出。ほかにも、サムスンの支援金が、ドイツで乗馬訓練する崔被告の娘側に渡っていた。

　特検の最大の狙いは、財団への財閥企業からの出資をめぐる賄賂性と朴氏の直接的な関与の有無の解明にあるとみられる。特検は、サムスン内の合併をめぐって大統領府側が公団に賛成するよう圧力をかけた疑いを視野に捜査する

都議会のドンから標的変更…週刊誌に狙われ始めた小池都知事

都議会のドンから標的変更…週刊誌に狙われ始めた小池都知事



2016年12月21日 10時0分

東スポWeb

　小池百合子東京都知事（６４）が２０日、「小池知事と語る東京フォーラム　女性の活躍推進～自分らしく輝ける社会を築くために～」に参加した。元フジテレビの本田朋子アナウンサー（３３）、タレントのリサ・ステッグマイヤー（４５）、株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵代表取締役社長（４１）と語り合った。

　小池氏は「働き方改革は日本の大きなテーマですが、働き方の前に人生を考えるべきじゃないか。長時間労働だけで国際競争力をつける時代は終わった。女性の力を生かすことが重要。子育てか仕事ではなく、どちらもです」と熱く訴えた。

　音声トラブルで用意したＶＴＲが流れなかったものの、小池氏はトークで乗り切った。

「『見たことない都政にしたい』と言ったが、そうなっていると思う。世界中に誇れる都政にしたい」と最後までノリノリだった。会場には約４００人が集まるなど、７月末の都知事選を制してから約５か月がたとうというのに、小池氏の人気は高いまま。一般的に政権交代してから１００日はメディアも野党も批判を控える“ハネムーン期間”があるが、小池氏の勢いは衰えを知らない。

　しかし、ハネムーンはやはり終わっている。今週発売の週刊新潮では小池氏の政治とカネの疑惑が指摘されている。それだけではないという。都政関係者は「ほかの週刊誌も同様でターゲットを小池氏にし始めています。これまでは小池氏と対立する都議会自民党、特に都議会のドンと言われる内田茂都議ら幹部が狙われてきました。しかし、そっちはもう散々やってネタがないのか、小池氏の裏の顔を探る動きがあります」。小池氏は都職員に午後８時完全退庁を指示しているが、「『新しい知事になって仕事が増えた』と言われた」（小池氏）。振り回されている都職員の暴露もありそうだ。

崔被告の娘、チョン・ユラ氏に逮捕状

崔被告の娘、チョン・ユラ氏に逮捕状



2016年12月21日 12時48分

日テレNEWS24

　韓国の朴槿恵大統領の友人、崔順実被告による国政介入事件に絡み、崔被告の娘でドイツに滞在中とされるチョン・ユラ氏に対し逮捕状が出た。

　チョン・ユラ氏は馬術の選手で、サムスングループから馬の購入代金などとして巨額の支援を受けていた疑惑のほか、名門・梨花女子大学への不正入学などが認定されている。

　２１日から事件の本格捜査を行う特別検察官は、チョン・ユラ氏に、業務妨害の容疑で逮捕状が出たことを明らかにした。今後、滞在先のドイツの当局にチョン氏の所在確認などの捜査共助を要請する方針で、帰国を促すためパスポート無効化の手続きも行っている。

　一方、政局の混乱も続いている。朴大統領の弾劾訴追案の採決で賛成にまわった与党セヌリ党の非主流派は、今月２７日に議員３５人が離党すると発表した。朴大統領の色が強いセヌリ党を出て支持を訴える方針を選択したとみられる。

サイバー攻撃、米が「赤い電話」でロシアに警告

サイバー攻撃、米が「赤い電話」でロシアに警告



2016年12月20日 18時33分

読売新聞

　【ワシントン＝尾関航也】ロシアがサイバー攻撃で米大統領選に干渉したと指摘されている問題で、米ＮＢＣテレビは１９日、米政府が「赤い電話」と呼ばれる米露間の特別回線を使ってロシア側に警告を伝えていたと報じた。

　投開票日を８日後に控えた１０月３１日、「国際法は武力紛争関連法を含め、サイバー空間における行為にも適用される。米国はロシアにもこの基準の順守を求める」とのメッセージを伝えたという。

　米政府はこの時点までに、ロシアが米民主党などに対してサイバー攻撃を実施したと断定しており、ＮＢＣによると、特別回線を使用したのは、投開票にまで干渉した場合は戦争行為と見なすという強い警告を発する意図があったという。

病院に放置の遺体 暴力団組長と判明

病院に放置の遺体　暴力団組長と判明



2016年12月20日 21時52分

日テレNEWS24

　２０日未明、神奈川県伊勢原市にある病院の敷地内で、男性の遺体が見つかった事件で、男性は稲川会系暴力団の組長だった事がわかった。

　２０日午前３時頃、神奈川県の伊勢原協同病院に、男が「人が倒れて動けない」と車に男性を乗せて訪れた。職員が離れた隙に男は車とともにいなくなり、車内にいた男性があおむけの状態で敷地内に放置されていた。男性はその後、死亡が確認され、警察が身元を調べたところ、男性は指定暴力団・稲川会系３次団体の池永信也組長（５８）だとわかった。

　池永組長は頭に棒のようなもので殴られた痕があったという事で、警察は殺人や傷害致死事件とみて、立ち去った男の行方を捜している。

高畑淳子に直撃して聞いた「息子・裕太の付き人復帰」と「違約金の返済方法」

高畑淳子に直撃して聞いた「息子・裕太の付き人復帰」と「違約金の返済方法」


2016年12月21日 5時30分

週刊女性PRIME


　12月4日、主演舞台『雪まろげ』の終演後、涙ながらに千秋楽の挨拶をした高畑淳子。思い返せば、息子である高畑裕太が“事件”を起こしたのは、8月23日のことだった。

「裕太さんは、映画の撮影のため宿泊していたホテルで、女性従業員への強姦致傷の容疑で逮捕されました。しかし、被害女性との間で示談が成立し、不起訴処分になりました」（スポーツ紙記者）

　釈放されたとはいえ、今回の事件によって多額の違約金が発生した。

「裕太さんが出演していたドラマや映画、CMなどを合わせると、損害額は1億円以上にのぼると言われています。もちろん彼には支払うことができないので、母である淳子さんが肩代わりすることになるでしょう。東京23区西部に所有する不動産を売却して、弁済にあてると一部でも報じられました」（前出・スポーツ紙記者）

　実は淳子は昨年5月に130平方メートル超の土地を購入している。都内の閑静な住宅街で、現在の自宅からもほど近い一等地だ。3階建ての新居は完成間近だという。

「この物件の資産価値は、土地と建物合わせて推定で2億5000万円。現在の自宅と合わせると、総資産価値は推定5億円になるそうです」（不動産関係者）

　現在、淳子は“休業”状態になっているため、仕事で稼げるあてはない。

「今は何かあると、すぐに視聴者からクレームが来てしまう時代なので、CMに出演することも難しいですね」（テレビ局関係者）

　母親以上に、裕太の芸能界復帰も絶望的だ。芸能レポーターの石川敏男氏も、彼の復帰の難しさを語る。

「わいせつ問題を起こしたら、なかなか復帰はできないと思いますよ。暴力事件やクスリの使用も悪い行為ですが、わいせつ事件を起こしたことは世間的には特に悪いイメージがつきやすいんです。今後は、裏方として母親の付き人のような形で活動することはあるかもしれませんね」

　12月某日、高畑親子の芸能界復帰への思いを聞くため自宅へ向かった。昼過ぎに帰宅したところを直撃した。

─今、裕太さんとは一緒に住んでいるのでしょうか？

「…………」

　その後も、違約金の支払いや引っ越しの予定などについて質問したが、すべてに沈黙。そそくさと家の中に消えてしまった。

　後日、彼女の所属事務所に問い合わせてみると……。

─淳子さんの復帰時期は決まっているのでしょうか？

「それほど遅くない時期に復帰する予定ですが、具体的にいつかというのは申し上げられません」

─裕太さんが、淳子さんの付き人のような形で復帰する可能性はありますか？

「その可能性は、いっさいありません」

現在も工事中の3階建ての新居。事件前は親子で進捗を見に来たことも

古着や家電「ありがた迷惑」…災害支援はお金で

古着や家電「ありがた迷惑」…災害支援はお金で



2016年12月21日 7時30分

読売新聞

　政府の中央防災会議・防災対策実行会議の作業部会は２０日、４月の熊本地震を踏まえた応急対策・生活支援策の報告書を公表した。

　災害時の個人からの支援については、「善意の物資が迅速な物資輸送を妨げ、ありがた迷惑になることもある」として、物資の送付を自粛し、原則、義援金など金銭に限るよう求めた。

　熊本地震の被災地には、全国の個人から多くの支援物資が届いたが、内容物も形状も様々で、受け入れ市町村で管理や仕分けに混乱が生じた。古着や壊れた家電が送られたケースもあり、必要な支援物資が避難所に届くのが遅れる原因となったという。

　報告書では、被災地外の自治体が個人から支援物資を集めて被災地に送る行為についても、自粛を求めた。一方、被災した自治体が必要な物資を発信できるよう、ウェブシステムなど政府や被災地外の自治体、物流業者と情報交換できる体制を構築する必要性を指摘した。