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電通東大卒女性社員自殺 一般家庭出身社員へのしわ寄せ

2016-10-20 09:48:45 | ニュースまとめ・総合
電通東大卒女性社員自殺 一般家庭出身社員へのしわ寄せ


2016年10月20日 7時0分

NEWSポストセブン

《男性上司から女子力がないだのなんだの言われるの、笑いを取るためのいじりだとしても我慢の限界である》──。そうツイートした5日後、彼女は社員寮4階から身を投げた。

 大手広告代理店「電通」社員の高橋まつりさん(当時24才)が昨年12月25日に自殺。9か月後の9月30日、労災が認定された。

 以下《》内は、彼女が残したLINEやツイッターの一部だ。

《神様、会社行きたくないです》(10月4日)
《土日も出勤しなければならないことがまた決定し、本気で死んでしまいたい》(11月5日)
《今から帰宅だが、どう見積もっても時間が足りないぞ?》(12月9日午前4時)

 過重労働が極限状態に達していたことがうかがえる。

「遺族の弁護士の集計によれば、残業時間は昨年10月が130時間、11月が99時間。ただし、“70時間を超えてはいけない”という上司の指導で、会社へは10月は69.9時間、11月は69.5時間と過少に申告させられていた」(大手紙社会部記者)

 高橋さんを追い込んだのは残業だけではなかった。

《部長(中略)「髪ボサボサ、目が充血したまま出勤するな」「今の残業量で辛いのはキャパがなさすぎる」わたし「充血もダメなの?」》(10月31日)

 前出の《女子力がない》もそうだが、疲れ切った体に追い打ちをかけるパワハラに、高橋さんの心も悲鳴を上げていた。

《死にたいと思いながらこんなストレスフルな毎日を乗り越えた先に何が残るんだろうか》(12月16日)

 高橋さんが所属していたのはインターネット関連の広告を扱う部署で、人手不足のうえに厳しいノルマが課されていた。加えて、電通では社員同士の酒宴の準備も新入社員が担当し、司会や余興に先輩社員がダメ出しをしていたという。

「それらは高橋さんにとってとても“嫌な仕事”だった」(代理人弁護士)

 実際、自殺した12月25日には年納めの飲み会が予定されていた。この問題に詳しいノンフィクションライターの窪田順生氏は、電通の“体育会系ノリ”の企業風土が高橋さんを追い込んだ可能性が高いと話す。

「先輩社員たちには“オレができたことをお前ら若い連中はなぜできないんだ”という思想が蔓延している。電通マンにとって“朝まで接待で飲んで吐いて、そのまま会社でプレゼン”が日常風景で、そんな地獄の日々を生き残った一部の社員が上司になり、下にもそれを強要する。“オレが新入社員の頃はもっと酷かった”と言って、さらに追い込むのです」

 しかも高橋さんは、こうした過重労働やパワハラの“被害”を受けやすい立場にあったという。

「電通には大手企業幹部の子息や中堅オーナー企業の跡継ぎが多い。それはその企業から広告を取りやすくするためで、有力者の子供を入社させること自体が“営業活動の一環”といえる。親の七光りで入ったボンボンたちは仕事ができないことが多い」(社員)

 上司たちが彼らに過酷な残業をさせたり、パワハラで追いこんだりすることはほとんどないという。

「親に告げ口されると大変なことになるので、働かせすぎないし、厳しく指導もしない。でも、誰かが仕事をしなければいけないから、そのしわ寄せは“有力者の家柄”ではなく、実力で厳しい採用試験を通ってきた一般家庭出身の社員にいく。結局、一部の人が何倍も働くことになるんです」(別の社員)

 高橋さんは彼女が中学の時に両親が離婚し、母親に女手ひとつで育てられた。

「彼女は“お母さんを楽にしてあげたい”という一心で勉強に励み、東大に進学しました。東大でも成績は優秀で、すごくできる人だった」

58歳林業の男性、40メートル滑落し死亡 奈良・野迫川村

2016-10-20 09:47:23 | ニュースまとめ・総合
58歳林業の男性、40メートル滑落し死亡 奈良・野迫川村



2016年10月20日 7時17分

産経新聞

 18日午後0時15分ごろ、奈良県野迫川村の山林で、近くに住む林業、津田晃さん(58)が斜面を約40メートル滑落、胸を強く打つなどして死亡した。

 五條署によると、津田さんは同日朝から従業員4人と伐採された枝などを集める作業をしていた。現場は「ホテルのせ川」から南西約3キロの山林で、斜面の傾斜は約45度。同署で原因を調べている。

ゲス川谷「頭が真っ白になってる」indigoでの自粛前ラスト公演は動揺隠せず

2016-10-20 08:46:11 | 芸能・スポーツ
ゲス川谷「頭が真っ白になってる」indigoでの自粛前ラスト公演は動揺隠せず



2016年10月20日 5時14分

サンケイスポーツ


 当時未成年だった新恋人のタレント、ほのかりん(20)との飲酒報道を受け、12月3日をもって活動を自粛するロックバンド、ゲスの極み乙女。のボーカル、川谷絵音(27)が19日、東京・渋谷クラブクアトロで、もう一つの所属バンド、indigo la Endの公演を行った。

 indigoとしてはこの日が自粛前ラスト公演。川谷は「indigoは今日が最後のライブなんですけど、いつかボリューム2(今ツアーの第2弾)をやりたいと思うので来てください。またどこかでお会いしましょう」と語るも、具体的な復帰時期について明言しなかった。

 今月3日の活動自粛発表後、初ライブを12日に東京・恵比寿リキッドルームで行った際、「2018年くらいに良いフラッシュを浴びたい」と発言したことから、各メディアが「1年活動休止」「18年から復帰へ」などと報道。これに対し、川谷は15日にツイッターで「2018年に復帰なんて言っていないし、MCの内容も前後を無視して捻(ね)じ曲げる」などと反論しており、発言に注目が集まっていた。

 だが、この日は“貝”に。「リキッドルームの時はしんみりしすぎた。僕は常にひょうひょうとしているキャラだから、基本的に感情は表に出さない」とマスコミを牽制した発言をするも、ラストライブに「頭が真っ白になっている」「いつもはベラベラしゃべれるのに今日は何も思いつかない」と動揺は隠せず。最後は反省の表れなのか、メンバーとともに10秒間お辞儀して降壇した。

 会場でも厳戒態勢を敷いた。午後1時20分の会場入りではワゴン車で入り口ぴったりに乗り付け、スタッフがシャットアウト。同10時40分ごろに会場を出る際には、何かやましいことがあるのか、報道陣が待ち構える表口を避け、裏口から足早に立ち去った。

観光バスが玉突き事故、6人けが 千歳市

2016-10-20 08:07:46 | ニュースまとめ・総合
観光バスが玉突き事故、6人けが 千歳市



2016年10月19日 21時14分

日テレNEWS24

 北海道支笏湖に近い千歳市の国道で、観光バスと乗用車2台が絡む玉突き事故があり、バスの乗客と乗用車の計6人がけがをした。

 事故があったのは、千歳市美笛の国道276号。午後3時半ごろ、支笏湖側から伊達方向に向かっていた観光バスが交通規制のために前方で停車していた乗用車に追突した。乗用車ははずみで別の乗用車にも衝突した。

 この事故でバスの乗客2人と、2台の乗用車に乗っていた4人の計6人が首の痛みを訴えるなど軽傷。現場は片側一車線の直線で、事故当時は、道路工事のために交互通行となっていた。警察で事故の原因を調べている。

姫島村61年ぶり村長選へ 説明会に2陣営出席

2016-10-20 08:06:42 | ニュースまとめ・総合
姫島村61年ぶり村長選へ 説明会に2陣営出席



2016年10月19日 0時5分

西日本新聞

 16期連続無投票の大分県姫島村長選(11月1日告示、6日投開票)が、61年ぶりに選挙戦となる可能性が出てきた。18日の立候補予定者説明会に、9選を目指す現職の藤本昭夫氏(73)の関係者と、新人で村教育委員の藤本敏和氏(67)が出席した。選挙管理委員会によると、村長選は1955年の選挙戦を最後に、無投票が続いている。

 敏和氏は姫島村出身。NHKでアナウンサーや外国語放送のプロデューサーなどを務め、14年に村に戻った。18日の記者会見で「現村長の無投票当選となれば9期目。常識的に考えて、あまりに長過ぎる」と多選を批判した。

 8期連続で無投票当選している現職の昭夫氏は6月に立候補を表明。村を二分する選挙戦は好ましくないと考え、これまでに「良い後継者がいれば身を引く」と公言していた。敏和氏の立候補表明について、西日本新聞の取材に「ノーコメント」とした。2人は親戚ではない。

 全国町村会によると、現職の町村長で連続無投票当選は姫島村と北海道乙部町の8回が最多。村選管によると、9月2日現在の有権者数は1958人。

石原氏側近で元副知事の浜渦氏 豊洲の地下空間「石原氏は知っていたと思う」

2016-10-20 08:04:05 | ニュースまとめ・総合
石原氏側近で元副知事の浜渦氏 豊洲の地下空間「石原氏は知っていたと思う」

2016年10月20日 7時0分

dot.(ドット)


 迷走する豊洲問題で真相を知る“キーマン”として注目される石原慎太郎元東京都知事(84)が10月12日、久々にメディアの前に姿を現した。

 石原氏はこの日、盟友の亀井静香衆院議員らとともに靖国神社を訪問。戊辰戦争や西南戦争で「賊軍」とされた人々の合祀を申し入れたのである。

 だがこの日、メディアの目は豊洲問題で「賊軍」となった石原氏に集まった。前週に小池百合子都知事(64)が豊洲の「盛り土問題」について石原氏に経緯を尋ねる文書を送っており、石原氏の反応が注目された。

 宮司との面会を終え、神職らに体を支えてもらいながら覚束ない足取りで靴を履き替えた石原氏は、玄関前に群がる報道陣の呼びかけを不快そうに手で振り払うと、無言で車に乗り込み、去っていった。

 そして14日、小池知事の元に届けられた石原氏の書簡は、まさかの「ゼロ回答」だった。

「自分は聞いていないとか、覚えていないという回答でした。(略)色々なご功績を無になさらないようにしていただきたい」(小池知事)

 当初は石原氏から小池知事に情報提供のための会談を申し入れていた経緯があるだけに不満げな様子。

 しかし、石原氏側近の副知事として都政で「剛腕」をふるった浜渦武生氏は驚くべき証言を本誌にした。

「地下の空洞については、石原さんも知っていたと思う。いちばん知っているのは中央卸売市場長で、歴代の市場長は塚本直之氏以外は『知らない』と言っているが、そんなはずはない」

 浜渦氏は2001年、豊洲を市場予定地として東京都が買い取ることを決めた「基本合意」を、土地の所有者だった東京ガスとの間で取り交わした。まさに、交渉の「当事者」である。そもそも豊洲の土地を買い取ることは、石原氏が知事になる前から決まっていたという。

「豊洲への移転案は青島幸男知事の時代に浮上していた。1999年に石原氏が都知事になると、当時の市場長や副知事ら都の役人が『豊洲しかありません』と説明し、もう決まっているような話でした」(浜渦氏)

 東京ガスとの交渉は当初は別の副知事らが窓口になっていたが、難航。浜渦氏に白羽の矢が立った。

「石原さんから『汚れ役をやるのはお前しかいない』と言われ、東ガス役員を口説きました」

 浜渦氏によると当時は石原氏と副知事、知事本局次長らは密接に連絡を取りながら移転話を進めており、真相解明には石原氏の証言が欠かせないようだ。

 思えば、その豊洲移転の命運を決定づけたのは、都知事選最中に飛び出した石原氏の暴言だった。

「あの人(小池氏)はウソつきだと思います。私が今度の選挙に出たらいいなんて言ったという。そんなこと毛頭ありませんから」「大年増の厚化粧」(7月26日)

 しかし、浜渦氏はその真相をこう証言する。

「実を言うと、舛添(要一)さんが都知事になる前、石原さんは小池さんに『やる気ないか』と尋ねたというようなことも言っていたね。当時、小池さんは『石原さんに(都知事)どうかと言われたけど、結局、田母神(俊雄)さんを応援したのよ、あの人は』と言ってました」

慶大集団レイプ、1~2年前から横行か 陵辱写真を撮影、LINEでやりとり

2016-10-20 08:01:58 | ニュースまとめ・総合
慶大集団レイプ、1~2年前から横行か 陵辱写真を撮影、LINEでやりとり


2016年10月19日 17時12分

ZAKZAK(夕刊フジ)


 慶応大の広告学研究会(広研)で、未成年の女子学生が男子学生らに酒を飲まされ強姦されたとして神奈川県警が捜査を始めた問題は氷山の一角なのか。現場となった合宿所で加害者側は陵辱の様子を撮影していたとされるが、「同じようなことは1~2年前からあった」との証言も浮上、ほかにも被害者がいる恐れがあるというのだ。

 加害者の男子学生が通学するという横浜市港北区の慶応大日吉キャンパスでは16日、すべての卒業生を対象とした同窓会「慶應連合三田会大会」が開かれていた。参加していたOBの男性(48)は広研について「自分が入学したのはちょうど30年前だけど、そんなものがあることすら知らなかった」というが、いまや名門大に大きな傷をつける存在となった。

 「とにかく広研の飲み会は荒れることで知られていた」とある男子学生は語る。「新歓(新入生歓迎)コンパに参加した友人は、酒が進むにつれて、男子メンバーが酔った女子を1人ずつ別室に連れていくのを見たそうです」

 一方、広研メンバーの友人がいるという別の男子学生は、今月4日に清家篤塾長名で解散命令が出た翌日に、メンバーの「主張」を聞いた。

 「『女子学生と、加害者とされる男子学生らは関係を結ぶ上で合意があった』と話していました。女子学生が飲み過ぎて体調を崩し、翌日に病院に搬送された際、親に言い訳するために『レイプされた』と告げて大ごとになった、と。強姦の話が表に出てない時点でメンバー自らがそう明かしていたので、信じてもよいのかと思いました」

 とはいえ、この男子学生は「酔っ払って正体が分からなくなった上での合意が、合意といえるのか」と疑問を呈したうえで、こうも話す。

 「行為を撮影していたといいますが、同じようなことは1~2年前からあったようですよ。広研の人たちのなかで画像がLINEでやりとりされていたと聞いています」

 事実であれば、被害に遭って泣き寝入りしている女性が複数いることになる。そのメンバー内のLINEは、問題が露見して以降、「箝口(かんこう)令」を敷くために利用されているというからあきれるほかない。

 別の男子学生は「広研が大学の『公認団体』でなくなっただけであって、同じようなことはまた起こると思います」と指摘する。

 「解散」で済む話ではなさそうだ。

「生前退位」報道に衝撃=陛下の表明「謹んで承った」-皇后さま、82歳に

2016-10-20 08:00:41 | ニュースまとめ・総合
「生前退位」報道に衝撃=陛下の表明「謹んで承った」-皇后さま、82歳に


2016年10月20日 5時13分

時事通信社

 皇后さまは20日、82歳の誕生日を迎え、宮内記者会の質問に文書で回答された。天皇陛下が「生前退位」の意向を示したとの報道について、「新聞の一面に『生前退位』という大きな活字を見た時の衝撃は大きなものでした」と述べ、「歴史の書物の中でもこうした表現に接したことが一度もなかったので、一瞬驚きと共に痛みを覚えたのかもしれません」と振り返った。

 8月の「お気持ち」表明については、陛下が皇位継承に連なる皇太子さまや秋篠宮さまと相談の上でなされたものであり、「謹んでこれを承りました」と了承していることを明らかにした。

 この一年の出来事では、熊本地震、東北と北海道を襲った台風10号、文書を記している日に起きた阿蘇山噴火など、国内で起きた自然災害による被害を心配。「今私どもは疑いもなくその活性期に生きており、誰もが災害に遭遇する可能性を持って生活していると思われます」とした。最近心に掛かることとして、視覚障害者の駅での転落事故を挙げ、再発防止を訴えた。

 うれしかった出来事としては、新元素「ニホニウム」の発見、大隅良典東京工業大栄誉教授のノーベル医学生理学賞受賞決定を挙げた。リオデジャネイロ五輪・パラリンピックでの日本選手の活躍にも触れ、新聞に掲載された写真を幾つも切り抜いて持っていると明かした。

 文書を書き終えた13日夜、タイのプミポン国王の訃報に接した。「二十代の若い頃より兄のような優しさで接して下さって」と別れを惜しみ、「王室の皆様方、タイ国民の悲しみに思いを致しております」と記した。

 皇后さまは昨年8月、心臓の精密検査で冠動脈に軽度の狭窄(きょうさく)が見つかり、現在も医師による経過観察が続いている。 

時事通信社

「頭の悪い女子大生は性的対象」東大生集団わいせつ事件、最後の一人の判決迫る

2016-10-20 07:59:22 | ニュースまとめ・総合
頭の悪い女子大生は性的対象」東大生集団わいせつ事件、最後の一人の判決迫る


2016年10月20日 7時1分

デイリー新潮


 慶應大生による輪姦事件が大きな騒ぎになっているなか、東京地裁では5カ月前に起きた東大生による集団わいせつ事件の審理が進み、これまでに2人の判決が出た。残る1人の判決は10月25日に下されるが、それを前にこの事件の深層に迫るレポートが新潮45・11月号に掲載された。傍聴ライター・高橋ユキ氏による「東大生集団わいせつ事件 『頭の悪い女子大生は性的対象』という人間の屑たち」という記事である。高橋氏は裁判傍聴に加えて事件の周辺にいた人物から内情を聞きだし、事件の暗部を抉っている。
■東大生は何をしたのか?

 事件は5月10日、ゴールデンウィーク明けの火曜日に起きた。東大生で作る「誕生日研究会」のメンバーは午後8時に池袋駅で待ち合わせ、近所の居酒屋でコンパを行った。五月雨式に人が増え、男6名女2名となったこの場でも、羽目を外した振る舞いがあったが、問題はその二次会だった。
 一次会は午後11時30分に終了。1人を除いて、同じ「誕生日研究会」メンバーの河本泰知が待つ、巣鴨にある彼の下宿へと移動した。そこで男たちはターゲットを一人の女性に絞り、彼女を裸にして徹底的に辱めたのだった。
事件現場となったマンション

「松見は悲鳴を気に留めることなく、さらに川岸さん(仮名)の背後から胸を揉み、腰に手を回してズボンを脱がせようとした。川岸さんは身を捩ったりズボンをつかむなどして抵抗したが、松本が川岸さんの前からそのズボンをつかんで引っぱって、2人で無理矢理下着ごと脱がせてしまう」
「東大生集団わいせつ事件 『頭の悪い女子大生は性的対象』という人間の屑たち」が掲載された新潮45 11月号

 松見謙佑は東大工学部システム創成学科4年、松本昂樹は同学科から進学して大学院の1年生だった。ちなみに部屋を提供した河本泰知も松見と同学科の4年生だ。
 一人の女性が帰ったあと、彼らの行動はエスカレートする。みなが代わる代わる体を触り、ドライヤーで陰部に熱風を当てたり、割り箸で肛門をつつくなどする。
記事では、裁判での供述や捜査資料をもとに1時間に及ぶ凌辱を再現している。

 なぜ彼女だけが狙われ、このような目にあったのか。裁判では思わぬ事実が明かされた。ある時点まで被害者は松本と付き合っており、その松本が彼女の全裸写真をメンバーに見せたり、その日も「こいつオレのセフレだから何してもいいよ」とメンバーに言っていたのだ。
 記事には松本の供述調書の一部が紹介されている。

「自分のポジションは被害者を泥酔させる目的で率先して飲ませる雰囲気を作り煽ることだった。焼酎のコップを無理矢理被害者の口に持って行って飲ませたり、被害者の胸がGカップと煽り、松見が触るなどしていた。山手線ゲームで知らないお題を設定して飲まないといけないように仕向けたりした」

 こうしたことから、被害者に「そういうことをしても許される」とメンバー全員が思っていたという。例えば、河本の被告人質問ではこんな発言があった。

「被害者は明らかに嫌がってましたが、初対面だったのと、以前にもそういうことをしてたと聞いて、いいように解釈して……」
■思いあがったエリート意識

 事件の背景には、東大生の思い上がったエリート意識があった。記事にはこうある。

「私の女性観ですが、(近づいてくる女性は)個人的に私を好いてくれるのではなく、下心があって近づいているのではないかと。そういう人たちに対して苦手意識、軽蔑する気持ちがありました」(松本の被告人質問)

「仲間の間で女性をモノ、性の対象として見て人格を蔑んでる考え方が根本にあったと思思う。大学に入学してサークルなどで他大学の子と接して、彼女らはアタマが悪いからとか、バカにして、いやらしい目でばっか見るようになり……という、男たちの中でそういう考え方が形成されてきたように思います」(河本の被告人質問)

 記事では、彼らがわいせつ目的で作ったサークル「誕生日研究会」や、その母体となった、東大の3、4年生が他の女子大の1、2年生を勧誘して作る“本郷系サークル”のしくみなどを説明しながら。彼らが他の女子大生をランク付けしながら、付き合っていた実態を浮かびあがらせていく。

 この事件で逮捕されたのは5人だが、うち2人は示談となり、3人が起訴された。

 松見、河本の2人には9月20日に判決公判があり、それぞれ懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)が言い渡された。この判決を受けて東大が何らかの処分を出すかと思われたが、3人の判決が出そろってから処分を決め、かつその内容を「発表する予定はない」(同校広報)とのことである。
 残る1人の松本は懲役2年が求刑されている。冒頭にも触れたが、判決公判は10月25日、東京地裁で行われる。