志情(しなさき)の海へ

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ハガキでご案内があった催しです!1週間ほどの展示です!クバに興味があるので拝見したいです!

2023-03-22 23:55:49 | 日々の記録・備忘録
思いがけないハガキです。前にもいただいたかと思うのですが、小川京子さんにご挨拶しなければです。クバ(ビロウ)は琉球諸島の御嶽に生い茂っている神聖な植物です。

以前今帰仁城の後ろ側にある「クバの御嶽(クボウ御嶽)」を訪れたことがあります。クバが生い茂っていました。琉球開闢七御嶽のうち、アマミキヨ(琉球の神)が2番目に作ったとされる御嶽です。山自体が御嶽で実際上まで登ったのですが、険しい岩肌でした。沖縄の神人(神女)と呼ばれる人々は そうした御嶽を神聖な空間(場)として祈り続けているのですね。

琉球の開闢神話では、アマミキヨという神が、海の彼方に存在するとされる神の世界であるニライカナイから降り立ち、国づくりを始めたことになっています。琉球の神概念について気になりました。琉球神道は自然崇拝のアニミズム、かつ祖霊崇拝、祖霊信仰が濃厚な宗教です。 

というのも今日(22日)の午後恩師の瀬名派先生のご自宅で神の概念についてお話をうかがったことも一因です。
God is immortal. God is truth.(神は永遠である。神は真実である)の概念とGod is immanence.神は偏在する。(どこにも存在する)という二つの概念があるとの説明(聖書)。 What is truth? What is beauty? の問についてお話しをうかがっていたのでした。
And you shall know the truth, and the truth shall make you free.”(John 8:32)
(あなたは真理を知り、真理はあなたを解放するでしょう」(ヨハネ8:32)。
Truth is beauty. Beauty is truth. 

A transcendent is one who is beyond perception, independent of the universe, and wholly “other” when compared to us. There is no point of comparison, no points of commonality. In contrast, an immanent God is one who exists within — within us, within the universe, etc. — and, hence, very much a part of our existence. (この概念はキリスト教だけの考えでもない。神や神的な存在があらゆるところに実在(偏在)するという考えは琉球シャーマニズムにもあります。)

リンクしたWikipediaに「民俗学者の折口信夫はビロウに扇の原型を見ており、その文化的意味は大きい。扇は風に関する呪具(magic tool)であったとする。民俗学者谷川健一は、奄美・沖縄の御嶽には広くビロウ(クバ)が植えられておりビロウの木の下が拝所である事、ビロウから採取できる資材がかつて南島人の貴重な生活資材となっていた事を指摘している。」とあります。御嶽信仰になじんでいる沖縄の人々にとって、なじみ深いクバですね。クバ傘はいまでも使用されているかと思います。 



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