志情(しなさき)の海へ

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『琉球文学体系』(全35巻)に真喜志康忠氏がまとめた沖縄芝居71作品も収録なんですね!すでに出版のための編集は以前なされていました!

2020-02-14 10:33:22 | 沖縄の過去・現在・未来

未来に残せる快挙になることでしょう。その前に言語「琉球語」(琉球諸語)に対するコンセプトが問われているのですね。方言か言語かも含め-。正書法に対しても、決断すべき岐路かもしれませんね。

どうも国内の研究者の視野は日本対沖縄にとどまってしまっているようです。グローバルな視点、複眼的視点を有しているのはどなたか、大事ですね。ですから琉球文学だからといってその研究者オンリーでは世界の思潮と学術の先端から取り残されますね。コンセプトが重要になります。

琉球諸語がユネスコに危機言語と指定されたのは、決して沖縄の、日本の研究者の提言によってなされたのではありません。ドイツの言語学者によるリサーチ、調査研究の報告でなされたというのが、わたしの認識です。世界的視野が沖縄の言語や文化研究者は弱いです。そこに欧米や他アジアの文学や言語、社会学、歴史研究者が関与しうる余地が残されているのです。

世界のエスニック言語、マイノリティー言語の継承、保存、復活、復興はどうなっているのか、問われているのです。

その点、沖縄なり琉球文学や言語、歴史、社会学研究者の視点と複眼的視点(米須興文先生がよく提言されていました)が重要になるのですね。

こまかい表記や編集はその道に通じた方々がやったらいいのですが、コンセプトは重要かと思います。

言語消滅は文化喪失!すでに前々から指摘されたことです。芸能文化が盛んな沖縄です。神歌や琉歌、組踊や芝居の詞章も含め、どんな新しい視点による文学大系ができるでしょうか?興味深いです。ちなみに真喜志康忠氏の残された71作品の編集には以前関わり全10巻の本にする予定で琉球新報系列の出版社から第一巻は出版手前までいって挫折したいきさつがあります。

この企画が折れることなく完了されることを念じるばかりです。


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