志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

追記 ⇒ 「重度障害者の受賞者、なぜ“初”なのか考えてもらいたい」芥川賞・市川沙央さん、読書バリアフリーを訴える

2023-07-20 22:38:41 | 小説
石川沙央さんの「「ハンチバック」 は是非読みたい。ネット上ですでに20年間小説を発表してきた作家だ。
覚悟が違う。
紙媒体だけではなく、オンライン上に小説が飛び交っている。小説は読み終えた時、続きとしてこのサイトに~。
当事者の立場から、必ずしも積極的に描いたのではないことが後半に明かされる。しかし、虚構体とも~。
『ハンチバック』はベストセラーNO1、で地元の書店でも売り切れでアマゾンに注文した。
『文藝春秋9月号』まで待てないので、注文。なぜか当事者という事と、彼女が若者たちが好きなネット小説を20年間も発表していたことが念頭に浮かぶ。意外とネットの小説は読まれている。
 すでに読んだ読者の投稿が興味深い。

   ********以下転載 アマゾンからAmazon.co.jp: ハンチバック : 市川 沙央: 本
アマゾネス
5つ星のうち2.0 
くだらない差別主義?2023年7月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入期待して読んでみたがとてつもなく気持ち悪かった。
健常者と身障者を分けているのは作者自身なのではないか?と思った。
私の高齢の母も読みたいと言うので買ってみたがオススメしたくない。
なぜならやたら横文字なのである。
縦書きの和式の本にだ。
わざわざ漢字にカタカナで書くことはないと思うし若い子あるあるの短縮語も多く、きっと母には理解出来ないと思ったからだ。
それこそどの年齢でもわかりやすく書くのが平等ではないのか。
一部の人だけわかる暗号の羅列を高齢者は読み解くことは出来ない。
そこには高学歴、上から目線というような差別的なものが潜んでいるように思える。
不思議なことにカタカナ用語は多いのに難解な漢字にはフリガナさえないのが読めて当たり前という形になっていて滑稽だった。
たくさんの人に理解を求めたいならば平素な文章を取り入れることも頭に入れて書いて欲しかった。
(56人のお客様がこれが役に立ったと考えています役に立ったレポート)

Amazon カスタマー
5つ星のうち4.0 
障害を持つ表現者としての決意--しかし結末の解釈は?2023年7月20日に日本でレビュー済み決して軽くない障害を持つ表現者としての「書くこと」に対するすさまじい決意。当然その決意は自己を暴露し傷つけ、返す刀で他者と社会の欺瞞を撃つことになる。刃は鋭利だ。しかし、それを決して悲壮ぶらず現代の風俗描写の中で、サブカルチャーやIT用語をアイコン的に巧みに取り入れて諧謔的に表現した。露骨な性描写はあるが、ぎりぎりで品位は保たれていると思う。文体と作品内容の諧和、巧みな構成といい感心した点は多いが、多くの評者が言うように唐突な聖書の引用といい結末が私には解釈不能である。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています役に立ったレポート

イタチの手袋
5つ星のうち4.0 
笑える程衝撃的なんだけど、もっと泥土を転げ回るさまをみせて欲しい2023年7月9日に日本でレビュー済み健常者の読書(紙の本)に対する呪詛が、衝撃的だった。不快感よりもちょっと笑えた。そっかー、紙の本が好きなのも傲慢の一つだったとは。目から鱗。納得しました。
人間は自分の立ち位置以外から他者を想像し、共感するのが徹底的に苦手だ。余りある不自由な身体をもつ主人公は、これまた余りある財産に守られて生きている。コタツ記事を書いたりして稼いだ小銭は、寄付をして悦に入っている。
恋愛、性交への欲望をすっ飛ばして、妊娠と中絶を望む。
周囲には経済的に余裕のある障害者と、ヘルパーしかいない。知的な主人公は、本を持つ事はできても読めない知的障害者への憐れみはない。いや、あるのか? だから寄付活動? でもそれって程々の額だよね。比べて性交できる男には億の金(かなり嫌味な計算方法がキライじゃない)が動く。
矛盾と傲慢の乱立。でも痛快にさえ感じる。鉄壁の壁の財産を放り出し、もっともっと泥土を転げ回る姿を晒して欲しい! 読みたい!! と思った後のエピローグにガックリきた。そりゃないぜ! シャカちゃん!!
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