志情(しなさき)の海へ

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玉木一兵さんの短編小説集『私の来歴』とてもいい批評が掲載されています!冒頭の短編を読みました。いいですね!

2020-02-03 14:13:08 | 小説

『お墓の喫茶店」(新報短編賞受賞作品)はとても印象深かったのですが、それ以来です。新報の「時評2020」で小嶋洋輔さん、またタイムスは玉代勢章さんがいい批評を書いています。

これからテストを作成する必要があるが、横滑りする癖は直らず、去年の10月一兵さんが抗がん剤を打つ病床に訪ねてきて下さった際、詩人に手渡した小説を思い出したのでした。

小嶋さんの時評で取り上げていてそれがとてもいいので、読みたくなり冒頭の「私の来歴」を今さっと読みました。いいですね。生と死は表裏一体と帯です。7年前に母を見送り、その前に父を見送った体験、また昨今の身近な家族との死別があり、一族が集い古い墓から祖父母等の遺骨を那覇近郊の新しい墓に引っ越しする物語は、一兵さんの家族、一族の物語で私小説風でありながらそれを超えているみずみずしさ、哀切、何か普遍性なり詩情が流れている読後感を持ちました。また読みたくなる短編です。続きは学期末試験が終了し、成績入力が終わってからじっくり読まなければです。小説の瑞々しさ-。直木賞受賞作品『熱源』また他に気になった森になった作家の妻の物語も取り寄せたままでまだ読めません。

「母の死化粧」も気になります。実際に葬儀屋さんに勧められたからです。自分で化粧したのでしたー。

以下は小嶋洋輔さんの「時評2020」新報2月1日から一部抜粋です。


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