志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

戦争で妹を殺され、つれあいの家族は対馬丸で全員死亡、一人生き残った、そんなオバーは「爆弾なべ」で食堂を切り盛りした!

2019-05-10 07:57:42 | 映画
          (琉球新報2019年5月10日)

「甲子園とオバーと爆弾なべ」のドラマの話である。爆弾オバーを吉田妙子さんが演じる。
アメリカ人が沖縄島に降り注いだ爆弾のかけらからなべを作って食堂を経営してきたオバーは女性バージョンの戦果あぎやーである。もっともなべを作ったのは家族を対馬丸と共に殺された夫(平良進)である。沖縄の肝っ玉母さんの代表だろうか?
8月の放映が楽しみだ。
敵に殺され敵に助けられたオバーの物語、それを一言で何と表現したらいいのだろう、と吉田さんは電話してきた。戦後の沖縄そのものである。必死に殺された家族の魂を背負って生きてきた、生き抜いてきた沖縄の人々の涙と笑いが迫ってくるに違いない。

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