志情(しなさき)の海へ

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伝統芸能の殿堂は今年は格別に華やかですね!多くの県民に鑑賞してもらうために県の助成公演も増やしてほしい!

2019-01-23 12:25:09 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他

組踊研修生(修了生)や伝承者が組踊だけではなく、琉球舞踊、沖縄芝居(史劇/歌劇)に出演で、勢いがありますね。彼らが今後の沖縄伝統芸能を牽引していくのだろうか?立ち役だけではなく、唄三線、筝、太鼓、胡弓などと器楽にも熱心で実にオールマイティーですね。拍手!そして芸大卒の面々が目立ちますね。あまりにその路線が強いと興ざめも起こり、対極の舞台を応援したくもなりますね。

近代においてあまり見向きされなかった(?)組踊が国や県、メディアのサポートもあり、隆盛が止まりません。同じ演目が並びます。誰が主役を演じるかによって、同じ演目でも見ますが、立ち役が誰か、地謡が誰かによってまた異なってきますが、昨今は同じ立方や地謡が抜擢されていて、それもまた「またか」と特権のようで、退いてしまうこともありますね。

仇討ちはもういいよ。リベンジ(復讐)を無意識に刷り込ませるのかと、揶揄したくもなりますがー。昨今は踊りや古典音楽を多用して娯楽性を高めていますね。それも一興でしょう。それにしては立役のみなさんがウチナーグチで語れない芸能です。根っこの言語をどう継承しているのだろうか?気になります。

「組踊保存会」と「琉球舞踊保存会」の関係性は深いのですね。人間国宝の方が琉球舞踊保存会の幹部ですね。俄然舞踊界と組踊保存会の結びつきが大きくなります。阻害されてきたのは沖縄芝居界でしょうか?

話によると復帰前に組踊が国指定になることを知った知識人層や某流派の方が、沖縄芝居役者を組踊から阻害していった復帰後の動向もありますね。(証言テープあり)しかし、その中でわずかのかたがたが自ら熱心に組踊を研修し、保持者になったのですね。たとえば真喜志康忠氏のように。

システムとして養成される組踊の継承者たちが現在の華でしょうか?華は育てられるのですね。一般民衆の華とは異なるのでしょうか?

総合芸術ですから音楽も美術も華やかになるのでしょうか?美術はシンプルですが、昨今は化粧も衣装も派手になっていますね。時代の推移です。化粧の歴史を図柄で追ってみる必要がありますね。

現在、組踊がまるで歌舞伎役者のようなキラキラ星ですね。彼らが史劇や歌劇のヒーローをまた演じています。その路線が続いていくのだろうか?それとも?つまり稽古と出演の機会がかなり与えられて養成されているのですね。うまく機能しているようです。

芸能の弁証法からするとそれに対抗する民衆芸としての舞踊や芝居があっていいのですが、地方の民俗芸能とも異なる大衆芸能としての面白さをどこに求めるかですね。その陣営の奮発を期待したいものです。


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