志情(しなさき)の海へ

琉球弧の潮風に吹かれこの地を掘ると世界と繋がるに違いない。世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

マイケル・サンデルとユヴァル・ノア・ハラリ対談!Michael Sandel and Yuval Noah Harari in conversation

2021-05-18 00:04:25 | 世界の潮流
        (公園の野良猫さん、自由な生活に馴染んでいるのでしょうか~?)
日本語字幕がついた最近のユヴァル・ハラリさんの対談動画です。サンダースさんはハーバード大教授でけっこう有名な方。
字幕でhuman agencyの訳が人間の代理となっていて、そうではなく人間が主体として行為をなすことでしょうね。
Michael Sandel and Yuval Noah Harari in conversation

https://www.youtube.com/watch?v=_NbChMEoGFE
一応視聴したのですが、字幕が小さいので、メモをとっても、全体の概要をよく理解するには丁寧にもう一度反芻する必要がありそうです。
昨今の政治の二極化の問題。権威主義的なポピュリスト大統領の登場が目立つ世界の国々、なぜか?グローバリゼーションと金持ちと貧困層の格差拡大への大衆の怒りと恨み。サンダースさんはこの40年間のマーケット資本主義と実力・能力主義の弊害を指摘しています。トランプ大統領の誕生を一般大衆、大学教育を受けていない、科学的ファクトを信頼できない人々の現況の格差、グローバリズムへの怒りと怨嗟としているのですね。現在まで続く憎悪と不信の解決の可能性は?科学を是認しないという決めつけはどうなのだろうか、とちょっと疑問に思った次第です。科学者を尊重しないので、気候変動や二酸化炭素削減交渉に参加しない、アメリカのニュアンスですが、そこはどうも地球は寒冷化と温暖化を繰り返してきたサイクルがあり、やがて氷河期が訪れるともSNSなどで拡散されている情報があります。

お二人の対談の面白さは終盤です。政治的な無力化、人類はいかに社会を改革してきたか、ポジティブな点と悲観的な点が語られます。テクノロジーが社会を改変していく可能性。人間ではなく遺伝子技術などが変えていく未来?ハラリさんが歴史においてなぜキリスト教が世界をリードしてきたかと問う所があります。他の宗教ではなくなぜキリスト教かと。彼は無神論者です。破壊と創造を繰り返してもいるのですが~。動物や植物など自然を管理し、支配することはできても、人間を支配・管理することは難しいとも~。人間の主体的で責任あるコミットメントが問われているのですね。ハラリさんは決して楽観的ではないようです。コロナやその後のワクチン強制やワクチンパスポートによる人類支配の近未来などまで話が進んだらよかったのですが~。ハラリさんがワクチを接種したかどうか、ワクチンパスポートやパレスチナへの爆撃についてどう認識しているのか、知りたいものです。

科学主義と倫理、テクノロジーや遺伝子組み換えなどの技術問題、テクノロジーとAIの問題。
Meritism the merit system
meritocracy

昨今の新著が人気を得ての対話なのでしょうか。

サンデルさんは-バードで政治哲学を教える。白熱教室で有名!知の巨人!『実力も運の内:能力主義は正義か』が人気!
https://www.youtube.com/watch?v=N-HrFRnATTE&t=23s
この動画で新しい著書のエキスが浮かび上がります。どんな労働も尊厳があり、社会に貢献している。エリート層は『能力主義の横暴』を実践し、成功しない人々を見下している。謙虚さがなく、マーケット資本主義の恩恵で、富を独占している。実態経済と対比する株高。過去40年間に格差が拡大してきた世界の現状。

能力主義は始まりから不平等である。ネオリベラリズムもその流れ~。実力主義、能力主義が席巻してきたここ半世紀。不平等の正当化をするエリート層。学歴偏重主義ー所得格差の拡大。3分の2が大学卒の学位を持っていないアメリカ。日本はおよそ半分が大学卒。公益のために互いに依存しあっている社会、互いを尊重しあう社会へ。両極化が深まるアメリカそして日本?

怒りと恨みの体現としてのトランプ大統領の誕生?対立し、憎み合う民主党と共和党支持者。
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白熱教室などで、正義について論じているサンダースさんです。正義を超えた存在は実力・能力主義の横暴を増長させるのでしょうか?

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