志情(しなさき)の海へ

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小池都知事が3選出馬へのニュース!虚像の履歴でのし上がってきた21世紀の女帝が3期12 年の都政を目指す!

2024-05-25 16:26:00 | 日本の過去・現在・未来

      (小池百合子は線香花火かもしれないね!)

石井妙子著『女帝 小池百合子』を読んだら、とうていこんなペテン師のような女性が都政の代表になるなんて、考えられないのだが、政治家は「心臓に毛が生えている」とも言われているゆえに、「緑の狸」と揶揄されながらも、都民の多くは無視で、50%前後の投票率で、特に組織票で当選するのかもしれない日本という国の政治は、遠目にも、恥ずかしいと思う。

 石井さんの書籍に書かれた女性が、大都市東京の舵取りをするのである。それにしても小池百合子の太っ腹に驚く。20万部を超えて読まれている『女帝小池百合子』だ。それにも関わらず、悪びれることもなく、また知事選を目指すという精神の在り様が、興味深い。そして、日本はやはりだめだという諦観がやってくる。
 ペテン師が政治を担うという事実そのものが、この世界が嘘偽りに満ちている一つの証左に過ぎないのだが、その虚像をまた押す政党や支持者がいることも事実で、政治の魑魅魍魎は、マスメディアの社会正義を追及する姿勢の欠如も含め、この社会の、コロナ狂騒曲も含め、この世界の歪みや虚像、危うさが迫ってくる。
 学生たちに教えていたイギリス演劇の授業は古代ギリシャから現代劇まで作品を読みながら論じ合ったのだが、多くの作品に流れているテーゼはただ一つ、「真実とは何か?」だった。
 多様な物語や筋書があり多様な人間が葛藤し、愛したり、裏切ったり、殺し合ったり、目的を貫徹したり、悲劇に包まれたり、幸せになったりする。しかし、作家はその物語の中でやはり「何が真実か」のテーマを貫いている、というのが結論だ。
 そして真実さえも曖昧になっていく。混沌としてカオスはカオスとして残る。しかし、人は絶えず求め続けるのである。何が真実なのか、と~。
 小池百合子のような嘘ペテンでテレビ、メディアそして政治システムにのっていった女性がいて、それを許容する社会があって、例えば、ヒットラーにしても、ドイツ国民は彼を支持したのである。
 リーダーの資質やその政治的ポリシーの中身がよくわからないままに、大衆は時の政治システムに乗せられていく。生活の現場感覚の上昇志向と民族意識の高揚があったのかもしれない。しかし、一般大衆は数少ない候補者の中から選ばされる。AやBやCやDやEの中で好ましいと思える候補者をただ選択させられるのである。その人物の評価の前に数少ない候補の中から選ばされる。
 候補者がどんな政治的指針でどんな未来のビジョンがあり、市民をどこに導いていくのか、じっくり吟味する間もなく、ただ投票する行為を余儀なくされる。 
 こんなペテンでのし上がってきた女性でも、圧倒的な投票でリーダ―になるという仕組みは、それが民主主義さ、で簡単に言ってのけない深い陥穽がそこにあるようだ。候補者について、メディアは公正に広報しているのかどうか、小池百合子の学歴詐称は、それほど問題にならなかった。
 しかしカイロ大学卒の肩書でメディアの寵児になり、政界に身を乗り出していった女性は、日本の政治の空洞の中身を知ってしまったのかもしれない。システムとしての選挙で勝てばいいのである。多くの国民から選ばれて、乞われて、その代表として国の政治を、税金を動かし、法律を制定する権力を付与されるのである。
 東京都の政治ドラマがどう展開していくのか、東京都民はおばかさんなのか、それとも虚像や虚構を知悉しつつかつ、その虚構の女性の権力の演技に酔いしれていいと判断するのか、面白い。
 どこぞの元東大教授がネットチャンネルで吠えても、都民が一票を投じたら、女帝小池百合子の勝ちである。また好き勝手に利権を懐にため込みながら、東京都の顔として演じていくのである。
 興味深いドラマのはじまり。テレビや映画より面白いと言えるのかもしれない。と同時に作られたシステムとしての政治にうんざりするだけである。多くの女性たちが小池百合子のような強い心臓の持ち主だったら、生きやすい世の中になるのだろうか。それとも逆のベクトルに行くのだろうか。
 ちなみに日本を代表するジェンダー・フェミニズムの理論的リーダー、上野千鶴子は2020年の選挙で彼女を支持していなかった。女性だから女性が支持するとは限らないのは当然だが~。
 小池百合子は歴史に残るペテン政治家として評価され記録されることになるのだろうか。彼女を支持している政党もまたペテンを擁護していることになる。つまり同じ穴の貉だということになる。
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以下のメッセージが脳裏をよぎる。私はクリスチャンではないが恩師がこの真理について語っていたことが忘れられない。

You shall know the truth, and the truth will make you free.
 (ヨハネによる福音書第8章32節)

「真理を知り、真理はあなたを自由にするでしょう。」
  この言葉は、聖書のヨハネによる福音書8章32節に記されています。イエス・キリストが語ったこの言葉は、神だけが提供できる形の自由について語っています。この自由は、信じ、神の真理に忠実な人々にのみ与えられます。
 イエスは、真理の光が魂の闇を晴らし、悪の要塞が存在する場所を明らかにすると教えています。罪は魂の力の束縛であり、この束縛は魂がその恐ろしい悪を見ていないために意図的に行われています。」←ネットから(すぐアクセスできます)

キリスト教徒ではないので、教養として理解している。聖書を授業で学んだ恩師もキリスト教徒ではない。大学図書館にこの文言が掲示されている。その写真を撮ってアメリカの知人に送る約束があった~。



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