疲れてぐっすり寝ていても、まるで自分の使命のように、起こしにやってくる。お腹の上に乗ったり髪の毛を前脚でなでたり、顔に擦り寄ったり、爪は立てない。声をあげる。
何度も繰り返されると起きざるをえない。
朝5時前後に起こされ、歩け、歩こうを歌いながら階下に歩いていく。
ユーちゃんの目的は、朝ご飯だ。
ユーちゃんは目覚まし時計で面白い詩が書けないかな~?
この家で生まれた六匹の子猫たち。
4匹は後ろのアパートメントの確か一階に住んでいる、大きなかぎ尻尾の茶色の猫の子孫だと後で気がついた。黒子はミーちゃんが家出した時、庭で見かけた黒い猫とクリーム色のミーちゃんの遺伝子を二つかけ合わせたような黒というよりグレー色の毛並みで体も幾分小さい。ユーちゃんは唯一、お母さんのミーちゃんと同じクリーム色の毛並みで、生まれた時から、最も好奇心が旺盛だった。五匹をケージに入れて里親探しの展示会場に行っても、ケージの中で毅然としていた子だ。
猫の兄弟たち、黒子、シーバ、そしてユースケはそれぞれ毛の色は異なるが、仲良しだ。いっしょ毛づくろいしたり、互いの顔や頭やからだを舌でなめあって親近感を共有している。庭にやってきたクロスケとそうした光景は見られない。
まして大きなノラスケと名付けた薄い茶色と白の猫とは、鼻であいさつしたりしているが、嘗めあう事はない。
猫たちを観察していると面白いことがある。猫のことをじっくり調べたりしていないのだが~。、
猫からウサギになったようなミーちゃんの毛並みは、もこもこで、毛並みは一番柔らかい。猫の毛に毛並みと言うのかどうかもよくわかっていない。彼らのことを書いてみたいが、猫の事をあまり調べていない事に突き当たる。猫は日本で900万匹ほど飼われているという。実際はどうなのだろう?
猫好きは多い。偶然野良猫のミーちゃんが家にやってきて、家族になった。
猫は20年生きるよ、どうするの?と聞いてくる人がいる。