きりりと！
ことばがきりりと凝縮される
その隙間に こぼれるもの、こぼれぬものがあり
それは何？
生きることの営みのそれぞれの淡いの中に
陽炎のようにたゆたうもの
時が限られている、ということが身体にしみる
にもかかわらず、会いにいくわけでもない
電話一つかけ得ない鎖のようなものに縛られて
流れるーー
いつでもそこに向かっているのに行けない
この縛りの正体は何だろう？
人はそれぞれの縛りに囚われて生きざるを えないのか
心で手を合わせる
それでも、以心伝心なり、がありえるのか
ない？！
ことばだけが人と人が伝え合う手段なのか
明日こそは、と、思いつつ行けない
しかし時はめぐってくる
形は言葉だけか？！
残るのはことばと物語
この瞬間、瞬間の 命が確かに生きていることの総体
それらが 消えていくーーー
消えずに残るもの
生きた残骸を抱いて飛ぶ
のも悔しい
思いで？
人は最後に何を思うのだろうか？
いかに人を愛し、いかに苦しみ、
いかに？いかに？
と？
思いでの一こま、一こま？
形とは？
生きた形とは？
何？
まぼろし
を追いかける
まぼろしを
ことばに
する
そして
明日
明日は
ないのかも
しれないーーー
このモメントのみ！
モメントを
伝えたい！
<写真は５月に黄色い花が咲く相思樹、なぜかいつも懐かしい樹＞
作成者なさき
2010年8月14日(土)
別のサイトにUPしている詩篇をここに集めて編集する予定！
≪今までただ書いた散文詩をこのコーナーに集めている。写真と詩篇をまとめる意図もあり、こちらにということである。以下の散文詩も去年書いたもので、こんなたわいもないことばが結構あるという事実に驚いている！なぜかこのコーナーへのアクセスもあるようで、生きている証のようにことばをただまとめてみたいと思っている！≫
詩集のテーマは志情、かな？
