秋山勝さんの修論「植民地体験と沖縄近代」が脳裏に浮かんだ。琉球・沖縄の体験がアジア諸国の体験に繋がることが意識できた。汎アジア性がある。西里先生の文献資料を網羅したお話はとても興味深かった。寄留商人たちと県庁役人たち、琉球・沖縄の政治・経済・教育などほとんとがウチナーンチュではなくヤマトンチュに牛耳られ、土人と差別され収奪されていたことが浮かびあがる。
日本による差別構造が近代の冒頭からまた . . . 本文を読む
(明治時代、辻の遊女とキャプションがついた写真:彼女たちの端正な美しさにハットした☆)
戦前、明治12年以降から、沖縄を描いた文献を見ると辻美人が登場します。近世以降、近代に入って、那覇の街は時代の大きな扉になります。辻では貸座敷組合が整備され遊郭の形態が時代にそった形で法整備もされていきます。戦前の沖縄が差別社会だ . . . 本文を読む