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OSTRICH FEATHER BOA

お前の意見は求めん。

Tour'09 alansmithee

2009-09-03 21:02:29 | LIVE

かなり伸びたライブレポ。6月の帰省時に行ったthe studsというバンドのライブ。     http://www.the-studs.com/main.html  
とりあえずVoの大佑氏とGuのaie氏という方々がこの前に組んでいたバンドからのファンをやっていました。彼らのライブは結成当時のツアーを福岡BEAT STATIONという会場で見て以来で、今回、2nd album「alansmithee」という作品が発売されたのはいいのですが、レコーディングには参加したものの、この作品自体が出来上がる前にドラマーが脱退。さらに活動休止を発表し、Vo Gu Baの三名にサポートDrを加えたという形でのライブツアーとなっていた今回。アルバムのレビューに詳しいんですが、タイトルの「alansmithee」自体がアメリカで、映画制作中に監督が何らかの理由で降板して空席になってしまったり、何らかの問題で自らの監督作品として責任を負いたくない場合にクレジットされる偽名のことなんですね。だからこの作品自体が結構「いわくつき」な作品な訳です。  
そんな彼らのライブを見に行った会場は福岡の商店街天神のショッピングセンターVIVREの最上階にあるVIVRE HALL。ここは前回のGate7と同じく初めて来る会場。ショッピングセンターの最上階にあるという点ではパルコの最上階にあるクラブクアトロなんかが有名だけど、ずっと小さいと思う。会場は思ったより広かった。キャパ300ぐらいか?客は半分埋まってなかったと思う。100人ぐらい?

定刻より10分ほど遅れて始まったライブは変なSEから始まってアルバムの1曲目「after this introduction」というインストナンバーの楽器陣の生演奏から、大佑氏が登場しそのままアルバムの曲順通り、「博多ぁ~!!」の煽りで「ナタリー」からスタート。そのまま「噛みついて来い!」と叫び「スパイダーネスト」「dread」と続いていく。印象的だったのは、ミディアムロックな「grieve」などで見せた大佑氏の目力とでも言うんですか、目玉が飛び出るんじゃないかってぐらいに広がっているわけです。このライブはセットリストもかなり面白くて、全体的に聴かせるナンバーの多いアルバム「alansmithee」なんですが、過去の曲も混ぜていい感じにセットリストは緩急が付いてて、「こういう流れか!」っていうのと「すごく入りやすかった」。そのまま「置手紙」~「あの音」~「断末」とバラード~へヴィナンバーを持ってきたんですが、この辺りが最大の山場だったように思います。なんたって、一気に奈落に落ちるような音の落差が半端ない。「あの音」のエンディングの激しくなっていく演奏から、「断末」への深淵な音の渦に飲み込まれる様は聞いてて引き込まれるようだった。何となくアルバムの聴かせる曲が、このアルバムの最大のポイントじゃないかと感じた瞬間でもあった。

演奏後静まり返ったステージでaie氏が苦笑気味にバンド紹介しつつ「この曲のあとはいつも静まり返りますね」と言って必ず帰ってくることを言った後に、大佑氏、「ここで問題です。僕の名前は何でしょ~?」と言い「大佑~!!」と黄色い声が飛び交うといった笑いがあった後は「false the skin」からライブは熱気を取り戻す。その後の「闇のち雨」~「クリーピークローリー」あたりでは、大佑氏も上半身裸だったけど、「福岡県博多市...なんかお祭りやってるみたいだけど...俺達の祭りの方が...もっと盛り上がるよなぁ~!!」と火に油を注いだ格好で「警鐘」からラストの「thursday」まで叩き込んで本編が終了。ちなみに博多市という地名はありませんが、彼はずっと博多市と言いたがる。 実はこの辺りで最前の柵が崩壊しているというハプニング。アンコールで出てきたaie氏「しんどい人はスタッフに腕で×って知らせてね、いやホント!」と少し焦っていたんだけど、大佑氏、「じゃあ...ちょっと...ゆっくりとしたバラードを届けたいと思います...」と宣言し始まったのはアルバムの最攻撃ナンバー「瀟洒傀儡」にライブ定番曲の「吐血」の二連打。盛り上がらない訳がないのでチンケな柵はあっという間に崩壊。この辺りで俺も最前あたりに行った。 またも崩壊した柵に本気で焦るスタッフとアンコール登場後のaie氏。 ダブルアンコールで登場したメンバーは、バラード曲「rain drop」「missing vain」をしっとり聴かせた後、そして「ありがとう!大好きだ!また会おう!」みたいな感じに大佑氏が叫び、ファーストシングルでもある「虹の色」で終幕。                                            この後新宿のリキッドルームで休止ライブをした彼らから、後にBaも脱退したというニュースが入り、果たしてどうなるか分からんが、こっちとしてはずっと待ってたいと思います。

 

 6/20 天神VIVRE HALL SET LIST
SE               
01:after this introduction
02:ナタリー
03:スパイダーネスト
04:dread
05:unsightly stupid
06:贖罪の羊
07:grieve
08:月に溶け始めた終幕
09:置手紙
10:あの音
11:断末
12:false the skin
13:闇のち雨
14:クリーピークローリー
15:警鐘
16:disclosure
17:advanced insane
18:thursday
en1
19:瀟洒傀儡
20:吐血
en2
21:rain drop
22:missing vain
23:虹の色


大祐氏...alansmitheeアー写の黒T、黒ジャケ、黒デニム、中にグレーのタンク。「grieve」で黒T、「false the skin」でタンク、「闇のち雨」で上半身裸。
en1が黒地白花柄シャツ、en2が白地紫の花柄シャツ

aie氏...白T 他記憶なし