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OSTRICH FEATHER BOA

お前の意見は求めん。

クレナズム主催 『stew』 福岡Early Believers

2019-08-15 20:44:41 | LIVE

アカシックでthe voodoo loungeの2018ファイナルを迎えた後は、the early beliversでの2018ラストの公演へ。
イベントはクレナズムという福岡のバンドのレコ発記念ライブ「stew」
これまであるあるだったように、彼ら自身が目的ではなく、対バンで出ていたaintというバンドが目的でした。
2017年にあのモーサムやキンブラ等も所属していたことがあるU.K PROJECT主催の新人発掘オーディションで優勝して
そこから一気に名前が知れ渡ったような印象があります。だからライブは見たことが無くても、名前だけはずっと知ってました。
その音楽の真髄を知れる機会がなくて、何とか見れるタイミングだったのがこのイベントだったという。

結構この日は名前だけは知っているという若手のバンドが多かったのですが、その若さゆえにファン層も文字通り若くて繊細な
印象の方々が多く、スーツ姿で参戦していた私の浮き様ですよ。。。いかんともしがたいジェネレーションギャップのような感覚に囚われながら、次々に観ていました。もちろん、誰とも話す事なく(笑)

【In Another North】
初見でしたが何故か名前だけは知っていたバンドです。結構色んなライブハウスの対バンに名を連ねていて...注目のニューカマーみたいな触れ込みもされていたので、、そしてその触れ込みの通り異質なバンドでした。残響レコードにいるようなバンドだなと。
以前MY BLOODY VALENTINEのように、楽器も歌も一つの音となってうねるような、残響がこだましながらゆっくりと形を変えて紡がれていく音楽は、その音の波にダイブしているような感覚に陥させてくれました。過剰なMCも無く黙々と演奏して終了。
今はSNSの更新がストップしているんですけど、どうなってしまったのやら...名も知らぬあの方々は。

【Eat Scene】
なんかの対バンライブで見ての2回目だったので予期せぬ再会でした。なんだろうね...演奏も上手だし、ルックスも皆イケメンだし、楽曲もしっかりされていると思うんだけど...感じるものがないんだよね。どこかで聞いたことがあるような音楽というか。
ああ良い音楽だなで終わってしまうんですよね。今回も。

【Shiki】
完全に初見の熊本発のドラムレスバンドでした。ボーカル、ギター、ベースの3ピースに、DTMを融合させながら、極力最低限の音数で展開されていく構成。盛り上がるというよりバラードやミディアムナンバー等歌モノを中心とした楽曲の数々...このイベントの中で一番アコースティックで、一番静かでありながら、ボーカルの人の透明感ある歌声と相まって、In Another Northとも違う異質さが浮き立っていましたね。彼らの性格的なものなのかもしれませんが、まるで暗がりの灯火のような佇まいで、、ミニマムな世界。それまでと空気もガラッと変わったのを感じました。Eat Sceneのポップさとも、aintのもがくような叫びとも違う、自分から進んで聞くようなタイプの音楽でもないんですが、出会ったことのない音楽だったので、面白いなって思いながらずっと聞いていました。



【aint】
男女ツインボーカルにスクリームが加わるトリプルボーカルのトリプルギターロックバンド。
キャッチーな歌声にPOPセンスが混じり合いそれに高い演奏力が唯一無二の世界観を...みたいなキャッチコピーがあるんですが、
底抜けて明るくないんですよね。むしろ聞くたびにKMSFのようなストレートで瑞々しい中に繊細に紡がれたメロディと言葉が次々に
届けられていく彼らの歌は、時折絶叫混じりのシャウトを交えながらも、決して満たされることのない想いを満たそうとしているように
見えました。正直、全部同じ曲に聞こえる位に同じ世界観で固められた印象はありましたが、、それでも、その満たされない「想い」を確かに感じるものがありました。
MCでボーカルの人が「どんどん福岡でバンドマンが減って行って、ポルカ(ドットスティングレイ)とか東京で頑張ってるけど、、、あいつらみたいになれるように、このシーンを引っ張れるように俺たちも頑張っていきます!」みたいな事を言ってました。
セットリストは1st mini album「灯」がメインでしたが、その先が観たいなと純粋に思いましたね。




この後がクレナズムだったのですが、時間が大幅に遅れてもう時間が22時を過ぎていて、さすがにこれ以上残れずにフェイドアウトしました。主催バンドのライブを見ずに帰るって自分の中ではタブーな気がしたんですが、一応彼らの音楽は予習はしていました。おそらくそんなに感動しないだろうというのがあったので、というか出演バンド全部が底ぬけて明るいバンドでは無くて空気も似通っていたので、aintでお腹いっぱいになってしまったのも事実です。まあ、こういうアンビエントというか、シュノーゲイザー的な音楽のイベントも行ってみたかったのですが、結果的にはそこまで好きじゃない無いな...という事を確認したのでした。
でも、瑞々しさにあふれたイベントでした。その空気を感じることが出来て良かったです。ありがとう。





アカシック ワンマンツアー2018「POP OFF」 @the voodoo lounge

2019-08-04 20:14:03 | LIVE

Mix Boxからの続けざまで12/16の日曜日、2018年最後のブードゥーラウンジはアカシックのワンマンライブでした。
この年の5月にマカロニえんぴつとの対バンで同じ会場で見ているので、実質半年ぶり位の参加。
前回のライブが「港がある街」っていうコンセプトでの対バンライブで、その後から配信限定でシングルを4枚連続配信。
それらの楽曲に新曲を加えた会場限定ミニアルバム(今のところ最新音源)「POP OFF」のリリースツアーが今回でした。

何気に前回の絡み以来理姫嬢ぞっこんになってしまった僕としては、オフィシャル先行でしっかりと整番の良いチケットを
確保し、入場と同時にそのミニアルバムもすぐさま購入し(他のグッズには目もくれず)檸檬サワーを交換して下手寄りの
前方を確保しました。この日は日曜日で集客も多く、老若男女年齢層もバラバラでほんとに色んな世代の方が来ていた感じ。

ブードゥーラウンジは激しいライブしか普段見ないので、以前のTempalayといい、客層が変わると却って新鮮に映る。

01. かしこい食卓
02. エリザベスロマン
03. ブラック
04. Death is Not the END
05. 禁煙成功
06. you&i
07. 飴と日傘
08. 地獄に手を振って
09. 憂い切る身
10. 邪魔
11. 平成へゴー!
12. ツイニーヨコハマ
13. マイラグジュアリーナイト
14. CGギャル
15. いちかばちかちゃん
16. ヨコハマカモメ
17. 秘密のデート
18. 8ミリフィルム
19. LSD

<アンコール>
20. 愛×Happy×クレイジー
21. サイノロジック


当然ながらセットリストはその「POP OFF」の楽曲を中心に構成。
理姫嬢は以前の金髪ギャルと打って変わって赤みがかった茶髪のショートカットで随分落ち着いた雰囲気に変化。
メンバー全員黒を基調とした装いで大人っぽくなった印象でした。
静かな「かしこい食卓」からゆっくりと幕を開け、「エリザベスロマン」「ブラック」とアッパーチューンを披露するや
「Death in Not the END」「you&i」「飴と日傘」「地獄に手を振って」「憂い切る身」と緊迫感入り乱れたミディアム~バラードナンバーを序盤から畳みかけていきました。特に「Death~」と「地獄~」は「POP OFF」からの選曲ですが、タイトルもそうですが、楽曲の説得力のようなものがそれまでの過去曲を比較しても訴える力が抜きんでていて、理姫嬢のハイトーンでシャウト混じりの歌声を混ざり合ってヒリヒリと感じさせるものがありました。以前インタビューで私生活が歌詞に反映されるみたいな話をしていた記憶があるので、「死」「地獄」「憂い切る身」など私生活でよっぽど緊迫めいたものがあったのかと思いました。

前回のように客席にフロント陣が下りてきて煽ることも無ければ、理姫嬢が「私のこと好き?」と客席に訴えることもなかったのでああ少し大人になったのかなとか勝手に思ってました(と言っても、何度かあったMC中に「可愛い」とか「好きだ―!」とか客席から言われていたので敢えて問いただす必要は無かったのかも知れませんが)

話を戻すとすっかりアカシック流踊れるダンスナンバーと化した「邪魔」から後半戦は盛り上がり本編ラスト大合唱+何故か歌詞に登場する色の風船が客席を舞った「LSD」までアグレッシブな楽曲の連続でした。ギターの奥脇氏がこっ恥ずかしそうにメインボーカルを務めた「平成へゴー!」「ツイニーヨコハマ」となだれ込み、ベースのバンビ氏の華麗なソロがイントロに挿入された「CGギャル」、ドラムの山田氏の荒々しいソロで繋がる「秘密のデート」等、理姫嬢のみならず楽器陣それぞれの持ち場というのもあって、単なるリリースツアーに留まらない、バンド自体の変化を別の角度から感じる部分があったのも大事なポイントでした。
「POP OFF」という言葉を用いた意味は分からないんですけど、色んな意味にとらえられますよね。楽曲的な意味合いがだったり、雰囲気的な意味合いだったり。確かに新作と前作「エロティシズム」中心のセトリでしたが、全体的に様々な年代のアルバムからセレクトしつつ、激しめなナンバーが多かったです。そしてそれは曲調的な意味でも、世界観的な意味でもです。
「LSD」「禁煙成功」「エリザベスロマン」のようなアッパーチューンにしても、前記したバラードにしても、なんか振り切ってるなあ、と。と同時に、深読みでしょうが、これまで培ってきたバンドのイメージは堅持しつつも、妥協せずとことん音楽を追求していく..ミュージシャンとして、これまでとは違う領域に足を踏み入れようとしている...そんな風に移りましたね。

アンコールではグッズ紹介なんかしつつも、全員で賑やかに盛り上がるような楽曲2曲演奏し、終演。

なんだかんだで最期は最前列にいたので、バンビさんにハイタッチもらったり、理姫嬢が客席から「好きだ―!!」と愛の告白を受けながら満面の笑顔で捌けていかれてました。

楽曲が多彩だし、歌詞は独特だし、歌声もなんか惹かれるものがあるし、バンドとして好きだなあって、改めて感じました。
ずっと聞く部類に入るかも?とも思いました。
そして、やっぱり理姫嬢は魅力的だ。。。またいつか。。



Mix Box -12/13- Queblick

2019-07-29 10:24:52 | LIVE

12/13は2018年最後のMix Box締めでQueblickへ。
実を言うとこの日の目当ては「ミズニウキクサ」というバンドだけで後は一切興味がなかった。
というか、このイベント自体行かなくても良かったんですけど、「ミズニウキクサ」が観たかった。
ベースボーカルの姉とドラムスの弟という実の姉弟で、サポートギターの3ピースという構成。

Bermuda△のイベントで見たのが最初で、その時のパフォーマンスがダントツで印象に残っていた。
あのボーカルの女の人が綺麗で、対照的に荒々しくバキバキに奏でられるベースと
スーツに身を包みながらワイルドにビートを刻むドラム。
狂暴さと可憐さが共存しつつも、何処か儚さを感じる音楽。

それからいろんなバンドの対バンで
名前をちょくちょく見ていたので業界でも人気なんだなと思っていました。

またいつか見たい..とずっと思っていました。そんな折にこのMix Boxが告知されたという経緯です。
そして、さすがに1バンドだけ見て帰るのもしゃくなので、結局全部見たというオチです。

【Chantparade】
初見でした。何があったのか不明ですがアコースティックバージョンでの演奏になっていました。
殆ど予備知識なかったんですが、下の動画よりもこっちの方が見てて僕は好きでしたね。



【Pinpoint Motion】
このバンドも初見でした。北九州初の女性ボーカルバンドで、「ミズニウキクサ」とは対照的に
強調もポップで明るく、終始笑顔で観客を盛り上げていくパフォーマンスでした。
正直観客は殆どいなかったんですけど、そんな事気にせずに盛り上げていく姿勢は見てて好きでしたね。
彼女達もこのライブが年内最後とか言ってたような...なおのこと余計にみたいな気合は伝わりました。



【20/Around】
アコースティックやらポップやらと様々なジャンルが共存していたこのイベントの中で一番ラウドロックな
サウンドを披露していたのがこのバンドでした。何度か対バンで名前は見たことがあるんですが、このバンドも
初見でした。盛り上げもパフォーマンスももろに影響受けまくっている事が分かったんですが、それを差し引いても結構のめり込んでみることができました。
福岡だとPaleduskも有名ですが、そんな若手のバンドが今後も増えてきたらいいなと。



【My Song is Yours】
糟屋郡宇美町発の3ピースバンドです。このバンドもイベントカレンダーで名前だけ何度も見たことがありますがライブ自体は初めてでした。サウンド的にはもう下の動画を見てくださいという感じで、僕の中ではBAN'S ENCOUNTERのような切な煌めき青春キラキラロックです。良い意味で青臭いというか。覚えている限りだと、曲間でもひたすら叫んで「俺の想いを聞いてくれ!」みたいなストレートなパフォーマンスをされていたように記憶しています。20/Aroundとの対比が凄かった。



【ミズニウキクサ】
SE
1.落下速度
2.カシスビートロマンス
3.陶器人形
4.花火
5.(タイトル未定)
6.街

ENCOLE
7.夏の終わり

禍々しいほどの激しさと耽美で妖艶さが彩られる唯一無二の空気に支配されたような感覚でした。
演奏が進むにつれて躍動していく松本姉弟のパフォーマンス。
対照的に陰鬱さや繊細さを感じさせるメランコリックな音世界。
アンコールも含めて全7曲。彼らの音楽は底抜けに明るさというより、仄暗い場所から光を求めて手を差し伸べるようで、
これまで生きてきた中で感じてきた痛みや弱さ、それでも進もうとする想いが赤裸々に音に、言葉に
表現されているように感じました。多分これから先も底抜けに明るい音楽というのは無いんだろうと。
そういう繊細な方なんだろうと思います。
だから、そういう脆さや暗さを感じさせる彼らの音楽が生々しくて凄く好きですね。
それはこの日のライブで改めて確認しました。
当の本人達がそういう認識でなかったら、申し訳ないんですけど。



終演後はそのカシスビートロマンスが入っている「散らばる着地点」のCDを買いました。
松本姉が物販していたのでそのまま少し話したのですが、メール予約してくれている人がいたらしく
その人と勘違いされて、どのバンドを目当てに来たんですか?と言われて「貴方達です」と恥ずかしくて言えずに
「ふらーっとよりました」と答えたら「?」な顔をされたのを凄く覚えています。
Bermuda△の時は物販の椅子に1人座り込んで下を向いていた姿が印象に残っているので
だいぶ印象変わったか..それがこっちが素なのか、分かりませんが、ざっくばらんな印象でした。

なんであんなに綺麗なんだ...と思いながら帰宅しました。感謝。

 


HOLLOWGRAM TOUR18 「THE FLUID」 福岡DRUM SON

2019-07-21 21:23:52 | LIVE



去る12/9はHGLMのワンマンで福岡DRUM SON
この公演が私的2018年のDRUM SON最後の公演でした。
この月はこうやって色んな公演とライブハウスに今年一年お世話になりましたのサヨナラを噛みしめながら
通っていました。
HLGMは6月にgibkiyとの2マンで年末にワンマンする事を予告していたので、
彼らを結成初期から追いかけていた自分としては、福岡でワンマンを見れる機会があるとは思っておらず
まさにそれだけで奇跡みたいなもんだったので、先行予約でチケットを購入して最前にいましたね。
人もまばらで30人くらいしかいなかったと思うけど、そんな事はどうでも良かった。

HOLLOWGRAMはHOLLOWの「虚ろ」とGRAMの「質量」を組み合わせた造語。
 「中空を描く」「虚ろなものに質量を持たせる」という意味合い。人の感情や心、夢や愛など本来形のないものをHOLLOWGRAMというものを媒介して描くというコンセプトで、彼らの佇まいや音楽性は、僕が憧れたビジュアル系かつ耽美で陰湿なそれそのものでした。

SE
1.adolescent
2.ideologue
3.27,Co
4.Vinyl
5.DID
6.Rufus
7.(タイトル不明)
8.Albus
9.Mona Lisa
10.KISS RAIN
11.Kalmia
12.Don’t cry for the knell
13.Colors of human mind
14.Sentimental issues
15.Aime-moe faire
16.Gasoline
17.Stand the devil’s like
18.Xanadu
19.History

20.mistletoe
21.Where you go

今回のワンマンは会場限定ミニアルバム「FRUID」の発売に伴うもの。
彼らの作品は人間の精神性を何かにモチーフとして投影しながら作品に落とし込んでいくものですが、
今回は「FLUID=流体」。 ジャケットもコバルト色の花がモチーフで、
花は芽吹き、咲き、枯れて種を残すまでその形を変えるように、
時間の尺度を変えれば人間さえも流体であるというコンセプト。。。

メンバーはryoさんはメイクもしてがっつり黒シャツ、黒ジャケ、黒フレアパンツといった佇まいで
他のメンバーは割と質素というか、メイクさえしていなかった気が...服装が黒っていう所は統一してたかな。

ライブ中は「FRUID」のツアーとか気にしていなかったかな。
彼らのこの4年の歴史を総括するセットリストで、もうライブそのものを堪能していました。
「adolescent」~「ideologue」と荘厳に始まりながら、「KISS RAIN」までは叙情的なメロデイを
孕みながらも激しいサウンドが展開された楽曲の連続でした。
「FRUID」の楽曲が中心だった序盤「27,Co」「DID」「Mona Lisa」のようなナンバーに、
躍動する流れるような音のうねりを感じました。
「DID」が個人的には一番「FRUID」の中では好きですね。

一方で「Kalmia」~「Sentimetal issues」までのミディアム~バラードが演奏された中盤は、
HLGMならでは美学というか、拘りというか、
言葉遣い、メロディ、音色、佇まい、、
本質的なものが表現されているように思いました。
ryoさんのパフォーマンスは荒々しくもありながら、
どこか美しく耽美な空気をまとっているように見えたのが印象的でした。

「Gasoline」から「Xanadu」にかけては、ryoさんがジャケットを脱ぎ捨て、「Stand the devil's like」ではヘッドバンギングの応酬もあるなど最後の盛り上がりを見せ、HLGMそのものの歩みを楽曲にしたような「History」で本編は終了。

アンコールではドラムの人が佐賀県出身だったりと意外なカミングアウトも飛び出しつつ、本編をやり切ったことによる良い意味での余裕がメンバー全員から感じられました。まだ2回しか来ていないのに福岡でワンマンを実施して不安もあったけど、本当にありがとう...的な。

そんな和やかな余韻の中でバラードを2曲演奏して、彼らのライブは終幕しました。

本当に奇跡の夜でした。こんな遠方の地まで遥々来ていただいて...もう会えなくても悔いはありません。感謝。


The Songbards 2nd Mini Album「The Places」Release Tour 福岡Queblick

2019-07-21 19:59:41 | LIVE

Angeloの公演から4日後にThe Songbardsの対バンライブに行ってきました。
このライブは彼らが目的ではなく対バンのThe Cheseraseraが目当てでした。
彼らはこの春に対バンツアーで福岡に来ていたのですが、職場の飲み会担当だったので泣く泣くいけず...
だったので、年内に彼らを最後に見れたらというのが希望です。
なので、他のバンドは正直目当てではなかった。むしろ、何か発見があれば良いかな..位です。

仕事帰りに入場したんですが平日だったにも関わらずほぼほぼ満員に近い位の集客でした。

【The Folkees】
The Songbardsが前身バンド時代から交流があるとの事で「先輩」枠バンドです。
う~ん、、、改めて書くことは無いかな曲は下記のPVをご参照ください。そんな雰囲気のバンドでした。



【The Wisly Brothers】
確か福岡に来たのが初めてと言っていたような....男性バンドばかりが占める中で唯一の女性ボーカル
バンドでした。滅茶苦茶緊張していたのが見てて伝わってきました。そしてそれと闘いながら演奏している
姿は、美しかった。カントリーミュージック、シティポップ...一概に表せない音楽は、繊細ながらも
柔らかな心地良さを感じさせて、少し空気が違ったのを覚えています。人柄が出ているようにも感じました。



【The Cheserasera】

1.月と太陽の日々
2.Youth
3.LOVERS
4.白雪
5.愛しておくれ
6.最後の恋
7.I Hate Love Song

演奏時間が限られていた事もありますが、のっけから飛ばしまくるセットリストでした。
出演バンドの中で一番熱く、アグレッシブな演奏だったと思います。
楽曲も特にアルバムツアーでは無いので、新旧様々なアルバムからセレクトしつつ、
メジャーな部分よりもマイナーな楽曲や「白雪」等の季節性を盛り込んだ楽曲を織り込んでました。
個人的には古い曲より、「最後の恋」や「I Hate Love Song」等の楽曲の方がよりグッと来たし
音源で聞くよりも遥かに化けていたように聞こえました。
彼らもまたThe Songbardsの「先輩」枠にあたる立場でしたが、
今回は自身の世界観が云々といより、トリ前でもあるので、良い熱気で襷を渡すんだという立場で
演奏しているように思いました。そしてその気合が半端なかった。



【The Songbards】
最初に聞いた時思ったのはビートルズのイメージだったんですよね。
不思議な落ち着きさと何処となく孤独感を孕んだ何か達観したような雰囲気さえ孕んだ音楽は、
The Folkeesの田舎っぽさとも、The Wisly brothersのポップ感とも、ケセラの熱っぽさとも違うものでした。
彼らの音楽に対する姿勢として、「生活の邪魔をしない、飾り付けのような音楽であり、辛いときや苦しいときには近くに寄り添う音楽でもありたい」というのを目にした記憶があるんですが、そういう感じかな。
若者っぽい感じでも、ご高齢の方が好きそうな聞き手を選ぶ音楽でも無い、全世代型というでもいうのかな。
老若男女色んな方がリラックスしながら聞き入ってる姿は新鮮でした。
まさに主催バンドにふさわしい堂々たる演奏でした。



そんな感じでこの日の夜は普段堪能しないかなっていう音楽と触れ合う事ができました。
音楽性として僕が好きなジャンルではないんですけど、改めて自分の音楽の嗜好を再確認するので、
これで最後だと思うと、まあ、そういう機会も触れて悪くなかったかなと思います。


Angelo Tour 2018-2019「WAVY EFFECT OF RESONANCE」 福岡DRUM Be-1

2019-03-25 11:48:34 | LIVE

昨年の11/30,12/1,12/2でAngeloのトークイベント&ライブ2daysに行ってきました。
これは11月に発表されたアルバム「RESONANCE」に伴うプロモーション+ツアー福岡公演でした。
記念すべき10枚目なのに、同じく同年に10枚目のアルバムを発売したDIRとは違って、大々的にそこをバンド側からアピールすることも無かったように思います。いつもと変わらない雰囲気。インタビューか何かで、活動年数や枚数自体を気にしていなくて、とにかく先に進むとこうなっていたという結果論でしかないという話を、キリトがしていたのを覚えています。構えることなくただ猪突猛進していく、キリトっぽいなと。
あと個人的に、この頃はライブに行くのが日常茶飯事化していて、自分の中のリミッターが外れかかっている事を半ば自覚しながら、それでも抑えられない衝動に駆られていた時期です。11月にイベントも併せれば14本、そして12月も11本くらいかな?限界まで行ける所まで行ってやろう見たいな感じ。Angeloを普段1日しか見ない自分としては、丸3日も関われる機会があったのは、単純に貴重でしたけどね。

で、トークイベント。
これはパルコのタワレコでアルバムの初回盤と通常盤を同時に購入した人に先着で参加券が与えられるというもので、あの狭いブースの何処でイベントするんだろうと思いつつ行ったら、アパレルを販売しているブースと試聴ブースの一部を取っ払って空間作ってそこに立ち見で参加するという流れになってました(笑)意外と人も来てて100人位いたと思う。コスプレしている人もいたので、ちょっとびっくりしました。まあ、これトーク聞くだけなら参加券無くても聞ける環境なのもちょっと、、、ではあったな。。

メンバーはキリトとKOHTAの兄弟が登場。
キリトは地声低めで話して喉に負担がかからないようにしていましたけど、ライブのMC同様繰り出される言葉がエキセントリックで、所々会場を爆笑の渦に巻き込んでいました。キリトが買ったベースをKOHTAに貸したらそのまま戻ってこない、幼い頃から僕のおもちゃとかもKOHTAが持って行ってそのまま帰ってこなかったとか、ギターを買おうと思って間違ってベースを買ってしまってそこから始まった、とか覚えているのはそんな所。破天荒ではありつつも弟想いの兄と、実直に落ち着いたような感じの弟。
最後は参加特典のポストカードを2人からそれぞれ手渡しでいただくという形で終了。仲には熱狂的な方々がなんとか話を続けようとスタッフに静止されるまで続けてたりしてました(笑)僕はもう「ありがとうございました。」しか言う事が無かったんですが、最後までじっと見つめていたキリトの視線が何故か今でも脳裏に焼き付いています。

そして迎えた初日。
今回のツアーはいつものロゴスではなく、Be-1というキャパシティが半分程度の会場で2days行うという構図になっていました。
その為か、チケットは早々に両日共にソールドアウトしていて、2日目に至っては、普通にチケットが買えなかったので、SNSで知り合ったラーの方に当日頂くという、中々ない経験をしました。

-12/1-
SE
1.ACTIVATE RESONATE
2.CREVASSE
3.残響
4.NEW CENTURY BIRTH VOICE
5.REUNION
6.ホログラム
7.荊棘の棘
8.BREATH
9.DEEP VISION
10.CRUELWORLD
11.PANDEMIC
12.Experiment
13.狂人
14.Collapse pallade
15.AI
16.RESISTANT BACTERIA
17.OUTBREAK
18.Daybreakers

ENCOLE
19.Sorrow tomorrow
20.Scheme
21.Resolve
22.Deep Psyche
23.SCARE
24.シナプス

-12/2-
SE
1.ACTIVATE RESONATE
2.CREVASSE
3.残響
4.NEW CENTURY BIRTH VOICE
5.REUNION
6.ホログラム
7.荊棘の棘
8.BREATH
9.DEEP VISION
10.CRUELWORLD
11.MICRO WAVE SLIDER
12.SCENARIO
13.RETINA
14.THE CLOCK OF ULTIMATE
15.ORIGIN OF SPICIES「ALPHA」
16.My strife
17.際限ない渇き
18.RIP

ENCOLE
19.ロザリオ
20.嗤う月
21.RESULT
22.CONVICTION
23.Pendulum clock
24.PROGRAM

もう三か月以上前の話なので(笑)細かく一々覚えていないんですけど...
「RESONACE」というアルバムが、また「HETERODOX」やそれより前のAngeloの作品、そのどれとも異なった感触を持って届いてきたという事かな。「PSYCHE」~「CORD」までのダブステップやメカニカルなサウンド像でも無ければ、「HETERODOX」のような儀式的で異端的な重苦しさも無かった。というより「共振」という日本語の通り、アルバム自体がより開かれたものとして、こちらに響きかけてくるような、そんな印象でした。メッセージ性と言ってもいいかもしれないけど...。アルバムのコンセプトをがっちりと構築してくる彼らの歌詞や楽曲において、よりダイレクトに訴えてくるというんですかね。最大の違いはそこでした。「ACTIVATE RESONATE」の祝福感に満ちた始まりから、「REUNION」の独特なグループさ、「BREATH」の過去最高のポップ感...そんなヘヴィさやポップさとは違う、特に「DEEP VISION」「CRUELWORLD」のヘヴィともバラードとも違う楽曲に象徴的ですが、また新たな領域に行ったんやなと。
彼らのツアーはアルバムを収録曲順通りにプレイして、その後は過去曲を演奏するスタイルなんですが、そうやって異なった響き方をした後に聞こえてくる過去曲もまた、それまでに無かった感触を与えてくれたという事。事に「HETERODOX」の曲がさらに昨年より研ぎ澄まされていたし、近年の楽曲で定番曲になりつつある「FACTOR」「RESULT」の楽曲たちの存在も然り、アルバムの年代の垣根も飛び越えて、あらゆる年代の楽曲を組み込みつつ、違和感なく網羅できる事実に、ゆるぎない彼らの歴史、意思を象徴を感じずにはいられませんでした。2018年最後のBe-1で、2daysという形で締めくくれました。次は5月にまた会えるので、その時を楽しみに。より共振の世界が広がっていくような、そんなライブになるのかなと思っています。ありがとう。



the GazettE Live Tour18 THE NINTH / PHASE #02-ENHANCEMENT- 福岡DRUM LOGOS

2019-03-07 22:53:06 | LIVE

S.O.Sのライブ翌日は親戚の通っているバレエスクールの発表会を挟み、さらに4日後の11/29にthe GazettEのライブへ。
今まさにこの先のPHASE#03「激情は獰猛」をやっている彼らですが、ツアーが進むにつれて会場のキャパシティがどんどん小さくなっているというのが何とも面白い所で。生々しいライブをやる方が今の彼らのモードなのかもしれませんね。
そんな中での#02です。去年発売された「NINTH」のツアー第2弾で、#01が通常のホール公演だったのに対し、今回はスタンディング会場でのツアーで構成されていました。福岡はキャパシティを約半分に下げてのDRUM LOGOS この日はプレイガイド最速先行で入場したのですが、実際の入場の時点でひしめく人の多さ、多さ、多さ!左端から棲み分けるようにして入り込み何とか中盤の下手とセンターの真ん中位のポジションを確保することが出来たのですが、とにかく人の多さに圧倒されました。今まで見てきたロゴスの会場の中で、満員になるとこんな景色なのかという、ちょっとした衝撃がありました。

SE:99.999
1.Falling
2.NINTH ODD SMELL
3.GUSH
4.GABRIEL ON THE GALLOWS
5.VENOMOUS SPIDER WEB
6.裏切る舌
7.THE MORTAL
8.虚 蜩
9.その声は脆く
10.BABYLON'S TABOO
11.13STAIRS[-]1
12.INCUBUS
13.TWO OF A KIND
14.UGLY
15.ABHOR GOD
16.UNFINISHED

ENCOLE
17.INSIDE BEAST
18.VERMIN
19.SLUDGY CULT
20.DISCHARGE
21.TOMORROW NEVER DIES

W-ENCOLE
22.関東土下座組合

とにかく、「NINTH」の変貌ぶりが凄かったという事に付きます。
メンバーも衣装も、セットリストも「NINTH」中心であったことも、映像ではなく照明を駆使した演出も、セットリストも「Falling」「NINTH ODD SMELL」「GUSH」と前回のホールの時と同様、アルバムの収録曲順通りに演奏される形なのも同じでした。ただ、「NINTH」というアルバムに込められた楽曲たちの狂気や攻撃性が...「DOGMA」のような構築美、様式美といった形と異なった激しさが、ホールの時より如実に現れていました。
余計な言葉はいらない。ただただ「NINTH」の狂暴な世界に身を任されて、客席は異様な熱気と共に、合間のRUKIの煽りも合さってヘッドバンキングが入り乱れ、その爆音を貪っていました。過去曲は「GABRIEL ON THE GALLOWS」「VENOMOUS SPIDER WEB」といったやはり激しめなナンバーがセレクトされつつ、それらの楽曲もまた「NINTH」の楽曲たちに挟み込まれることで、当時の印象とは違った新たな表情を覗かせているように思えました。
特に印象的だったのは「13STAIRS[-]1」。「BABYRRON'S TABOO」の宗教的な妖しい音色に連なるように、背筋が凍りつくような静寂とピリピリした緊迫感を孕みながら、サビから一気にそれまで抑え込んでいた狂気が爆発するような展開は、過去何度もライブで聞いてきた時よりもはるかに新鮮で、このライブでも重要なポイントだったように思います。
「INCUBUS」からアンコールの最終局面まで含めて、「UGLY」「ABHOR GOD」「INSIDE BEAST」「VERMIN」「DISCHARGE」といったより荒々しい楽曲がセレクトされる等、近年の彼らのアルバムの中で、「NINTH」はよりハードコアなアルバムに性質を変えていっている気がしました。このアルバムが持つ狂気や攻撃性と、過去曲が混じり合い、さらに「UNFINISHED」「TOMORROW NEVER DIES」といった歌モノがメインな楽曲がラストを締めるだけの包容力が備わっている事、ただただ激しさだけでは終わらない、そんな一面と彼らの魅力を再発見できました。

 結局私は行けませんでしたが、現在披露されている#3の「激情は獰猛」こそが、このアルバムの本質、核に近い部分を感じられるのではないかと思っています。そういう意味ではホールで繋いできた#1の時の彼らと、「NINTH」の本質を堪能できる#3の、その架け橋のようなツアーが、この#2だったんだろうと思います。その先のワールドツアーと経て、恐らく最後はまた大きな会場でファイナルを飾ることになるんだと思います。最後は共に終わりたい...そんなまだまだ続きを見たいと感じさせるライブであり、the GazettEの魅力なんだろうと思います。ありがとう。


Skoop On Somebody「Live in gloom 2018 」 Gate's 7

2019-01-29 21:45:32 | LIVE

11/23と24でS.O.SのLive in gloom 2018でその年2回目となるゲイツ7へ。
2017年は20周年で長崎、福岡と行き、2018年に入ってそのアニバーサリーライブで福岡、そして熊本と通ってきました。
アニバーサリーはその後のクルージングのライブで一区切りと行ったところかな?この公演は、暗がりを意味するgloomという
言葉を冠したムード感全開のショーケースツアーになっていました。

9月ごろから開始されたこのツアーは、メンバー2人とサポートギタリストでありオープニングアクトを務める磯貝サイモンさんと3人で全国各地でVAMPSのように一つの会場に2~3日籠城していくスタイル。しかも1stと2ndと2部構成で、多い時にはその会場で6公演行う状況。思うにComing 2 Youツアーで知らない場所に行った事の楽しさ、小人数で行くことのフットワークの軽さや、音楽機材の進歩で必ずしもバンドメンバーに頼る必要が無くなったことなんかを覚えたのかな、と。

そんなツアーの最終地点がこの福岡。
この後にクリスマスエディションとして追加公演が発表されたのですが、通常スタイルの公演はこの福岡が最後という事で
せっかくなので行けるだけ行こうという所で、チケット代が高かったので毎公演行くのは無理でしたが、11/23の午後3時頃に行われた1st、そしてソールドアウトとなった11/24の夜19時頃開演の2ndの2公演に参加しました。

ゲイツ7に入るとテーブル席+後方に椅子のみ置かれたセッティングになっていて、恐らくFC会員で占められていたのか僕は2公演とも後方の椅子のみの場所でした。
ステージにはグランドピアノやシーケンサー、ギターも置かれていましたが、その合間合間に間接照明が所々に置かれていて、逆にその極彩色な雰囲気が妖しい空気を醸し出していました。

O.Aで磯貝さんが2~3曲熱唱。
なんでもこの11/24の後は本人自身のソロライブが福岡でもあるという事で、その告知もされていました。
1stと2ndで選曲も異なっており、2ndの最期は出会いのきっかけになったという「Amanogawa」を弾き語りで披露しており、短いながらもしっかりとO.Aとして会場を良い意味で盛り上がていました。

Intro
1.wanna wanna wanna
2.Masqurade
3.Circle’s End
4.Nice’n Slow
5.Immorarity
6.After Note
7.ラビリンス
8.Still
9.Sha la la
~Jam Session~
10.バラ色

ENCOLE
11.Every kiss, Every Lies
12.Key of Love

※23日の公演分。24日は2曲目に別の曲、6曲目にMasqurade、8曲目が潮騒に変更

IntroでKO-ICHIROのピアノ(通称エロピ)から、TAKEのウィスパーコーラスを交えて開幕した公演。
State Of Soulで確立したS.O.Sのエロウやメロウな世界観を成熟させながら、より小さな会場で、より近い密度で、より彼らの世界を愉しむ、、、そんな振り切ったような方向性の先に見据えたモノが、このLive in gloomだったのかなと思います。
選曲としては「Nice'n slow」「Still」「Sha la la」といったライブでは定番となっている楽曲もありつつ、今回表現しようとしている雰囲気に合う曲...「wanna wanna wanna」「Circle's End」といった近年では演奏されてこなかった、マニアックなが曲も披露されていました。この福岡公演に至るまでに、幾つかのマイナーチェンジがあった筈ですが、今回見た公演はどれも完成形と云える内容だったのかなと思います。そしてその中で会場限定シングルとして発売された「ラビリンス」「Masqurade」「After Note」の3曲こそが、このツアーにおける鍵となっていました。TAKE曰く「このライブを堪能した人達だけに送られるものにしたかった」というこれらの楽曲は、テイストこそ違えど「State Of Soul」の路線を継承するメロウでエロウでありながら、あのアルバムには無かったそして「暗がり」と妖しい空気を纏っており、結果的に往年の定番曲と、マニアックな楽曲の架け橋のような存在になっていました。まあ配信で聞けるんですけど、ライブで聞くとまた違いますね。雰囲気が。特に「After Note」の溺れんばかりのメロウと、間接照明が全てピンクに染められた「ラビリンス」のエロウさは公演の中でも際立っていました。
TAKEとKO-ICHIROの関西弁混じりのノリとツッコミのような笑いの起きるMCを合間に挟みながら、楽曲が披露されると一気にその曲の世界に引きずり込まれる巧みな展開。
終盤は「Sha la la」からテンポをまさかのアップテンポに変えて客席全体でコール&レスポンス、さらにジャムセッションと続き、KO-ICHIROが起立して体全体でキーボードを弾きこなすなどテンションを上げて行き、最期は「バラ色」の大合唱で終わるという、暗がりの中の暖かみを表現。
そしてアンコールでは「20周年という特別な時に、尊敬する方に曲を書いて頂いた」という感謝の気持ちを込めての「Every kiss,Every Lies」そして、「皆さんに感謝します」というMCからの「Key of Love」で終演となりました。

2日間でセットリストも演奏曲数もほぼ同じでしたが、23日の1stは福岡公演2日目の昼下がりという事で、良い意味でリラックスしてゆったりとした空気が、逆に24日の2ndはソールドアウトだったこともツアーファイナルだったこともあり、「バラ色」で椅子から立ち上がる客もいたり、逆にTAKEがフロアに降りてきてテーブルの合間を動き回るなどのサプライズもありました。
良い意味での緊張感と荘厳さがあったと思います。TAKEも言ってましたが同じ内容でもその公演ごとに全然反応が違うからいつも新鮮な気持ちでやれていた、とのことで、やってる側も見てる側も同じような感触なんだな、と思いました。

このブログがアップされてる頃には「Coming 2 You」ツアーの第2弾も告知されている筈ですが、彼らのライブは、今後も密着した至近距離でのライブを中心として展開されていく気がします。都会の会場じゃそこそこ大きな会場でもやれるのに、敢えてキャパシティを低く設定する所に彼らの意思を感じます。そして、マニアックなオトナだけが触れられる世界を...。


亜無亜危異「パンクロックの奴隷 TOUR」 the Voodoo Lounge

2019-01-22 22:03:24 | LIVE

11/21にブードゥーラウンジへ亜無亜危異の「パンクロックの奴隷 TOUR」へ。
この日のラウンジは何時ものキッズの集まる空間でも内輪ノリな空気でもなく形容し難い空気が充満していました。
僕よりもはるかに年上で、しかもアクの強いサングラス、リーゼント、ド派手なスーツ姿のいかついおっさん方、、いかにもなバンギャル、、そして怖いもの見たさで来たようなロック好きなキッズ、、、いろんな客層が入り乱れたフロア。その空気は、今にも目の前で始まるパンクロックへの「飢え」に溢れている、嵐の前の抑えきれていない静けさでした。

僕がなんで亜無亜危異を知ったのかといえば、これはBEAで偶々見つけたというのが発端。
もっと言えばそこに掲載されていたアーティスト写真に衝撃を受けました。
まず、40年もパンクロックを続けているバンドがいたこと。60近くの方々が、今もナッパ服で髪の毛逆立てて、若者以上にギラギラした空気を発している、、その世界に触れたい、と思ったからですね。それでもいざ触れてみたら、予想以上に禁断の危ない空気が充満した世界だったという(笑)
この日のライブは20年近く経って発表された「パンクロックの奴隷」に伴うツアー福岡編。
ワンマンとしては東京とこの福岡のみという特別な夜。開演予定時刻から10分ほど遅れて開演。

01.パンクロックの奴隷
02.心の銃
03.タレント・ロボット
04.ヒーロー
05.団地のオバサン
06.偽善者ワロタ
07.タブーの正体
08.3・3・3
09.缶詰
10.Ready Steady Go
11.改革子供(REVOLUTION KIDS)
12.もうアウト
13.イカサマ伝道師
14."530"
15.バラッド
16.あぶらむし
17.旗をかかげて
18.くるくるパトリオット
19.平和の裏側
20.アナーキー・シティ
21.デラシネ
22.叫んでやるぜ
23.屋根の下の犬
24.ホワイト・ライオット
25.弱者の行進

Encore
26.東京イズバーニング
27.ジョニー・B・グッド
28.ノット・サティスファイド

ステージを覆っていた幕の向こうからつんざくようなギターリフが奏でられれば、捌けた瞬間にステージに定位置でついていたメンバー。のっけから新曲の「パンクロックの奴隷」から開演した公演は、この40年の歴史を総括するように新旧様々な曲がもみくちゃにされ溶け合い、そして今現在の彼らの姿を映し出していました。ボーカルの仲野さんは2曲目位でダイブし、3曲目位でナッパ服を脱ぎ捨て上半身裸になって煽りながらも無政府主義な楽曲を次々を歌いこなしていってました。

ギターの藤沼さんも、ベースの寺岡さんも、ドラムの小林さんも、年齢的なプレイスタイルの低下を感じさせず、純然たるパンクロックを次々に高いテンションのまま、5曲毎にブレイクを設けながらも、アンコールも含めて全28曲、体中で表現するかのように演奏していきました。
そんな熱度の高い演奏の連発に、フロアの最前付近に陣取っていた客は、拳を振り上げ、叫び、同じように体を揺らしながら踊り狂い、酒やたばこを嗜みながら笑顔でライブを見守る方もいれば、後列で椅子に座り込んではゆったりと楽しむようにステージを見つめる方も、、演奏がズレる場面では逆にバンドに対してフロアから「ちゃんとやれ!」と厳しい声が出てたりと、そんなパンクな時間に満ち満ちた約2時間半。

危うい空気はそのままだけれど、終始笑顔で歌う仲野さんの姿に重ねるように、危うさの中に、何かを解放していくような空気がまたあったのも事実。おそらく普段ライブに来ないだろう方々、コアな方々、この40年の間にバンドを愛した方々、その客層の中に、バンドの歴史そのものを鏡のように感じました。

終演後は、この日より発売されたヒストリー本「タブーの正体」を購入。分厚い何百ページという構成のこの本(仲野さん曰く、中身が無いから量で勝負した(笑))は、4人のコメントをメインに進んでいく歴史本。このバンドの生き様は、仲良しこよしではなく、メンバーの急逝、様々な葛藤、衝動のぶつかり合いの上に成り立ち、そして今回「パンクロックの奴隷」という作品を経た事で、また一つになって走り出したのではないか、という気がしています。

パンクロックに魅せられたバンドの生き様、これから先も走り続けていくんだろうと思います。たとえ頻繁にやることが無くても、彼らなりのペースで。だから、次いつ見れるか分からないバンドの雄姿を見ることが出来て、感謝。ありがとう。


音動 其の十 Early Belivers 

2019-01-07 21:05:08 | LIVE

LHS翌日は3年振りとなるアーリービリーバーズでライブイベント「音動」の第10回目の鑑賞へ。
このイベントは元々キューブリックの入口で「出待ち」と言って出てくる人にチラシを渡す慣習があるんですが、その出待ちの人にもらったチラシがきっかけだったと思います。それからHPで調べたのですが、ある一人の主催者によって企画されたライブイベントであり、それが10回目というのが今回だったということです。僕は縁もゆかりもないんですが、単純に凄いなと。

会場のアーリービリーバーズは親不孝にあるライブハウス。
一番最初は大学自体の先輩のライブを見たのが最初だった気がする。
当日は職場の研修の関係で開演過ぎた頃に会場へ到着する形になりました。改めて行ってみると変わった造りで、入口が丸々バーカウンターとテーブルが並んでいて、ちょっととした喫茶店のような造りになっていて、中に入ると2階建てはあるだろう巨大な吹き抜けの空間で、客席フロアだけ鉄骨が剥き出しになってちょうど1Fと2Fを仕切るような形で組まれていて、客席フロアだけが妙に圧迫感がある造りですね。スタッフや客層的にもキューブリックに比べてもっと若い印象でした。

【elephant】
行ったらもう終わってました。残念。

【女の子マーチ】
元々はバンドだったそうですが、メンバーの脱退を経て現在の正規メンバーは女性Vo/Guのsskのみで、Baの女性とDrの男性はサポートという布陣。PVにも使われているトレードマークのうさぎの仮面が印象的でしたが、入場するとすぐに外してました。結成して3年ほどになりますが来福は今回が初めてと言ってました。そんな緊張感がじわりと伝わるようなライブでしたが、文学的な歌詞に、メロディを活かしながらも残響のようなサウンドと、全体的に繊細な印象を持ちましたね。

【BAN'S ENCOUNTER】
Unblockからで2か月連続の鑑賞になりました。力強い歌声とメロディーに、特別な事ではなく日々のありふれたことをもの凄くストレートに寄り添うように奏でる音楽が僕は凄く好きなんですよね。そういう意味では、僅か6曲でしたが、彼らの魅力をその中で再確認させられた時間でした。このイベントには過去何度も出場されているようで、主催者の方の想いを分かっているからこそ、みたいなことも言ってましたね。そういう人間臭い所もまた好きだったりします。
僕がこのイベントに来たのは彼らをもう一度見たかったからだったので、そういう意味では満足でした。しかも最前で(笑)

【鈴木実貴子ズ】
こちらも初見でした。出身は名古屋だそうです。編成がアコースティックギターに女性ボーカル、男性ドラマーという2名体制で独特でした。ちなみに「ズ」が付く場合はドラマーがいて、つかない場合は「鈴木実貴子」でのソロになるそうです。結構、ブルースに近いというのかな、アコースティックギターとドラムで彩られた音楽は、鈴木実貴子という人の歌を際立たせるためのもので、実質的に彼女の弾き語りに近い印象を持ちました。ただ、歌われる歌詞が刹那的というか、無力感、苛立ち、絶望、嘆きといった生きていく中で色んな事に囚われていく虚しさや憤り、そして前を向くという生々しい世界に溢れていました。彼女の人間性は分からないけど、バンズと同じように、ある意味自分に正直な人なんじゃないか、と思います。
MCではドラマーの人曰く「知らないうちにグッズが作られていた」と話していて、確かにグッズの数が多かった(笑)ハンドメイド感満載だったし、身を削っている部分が好きでしたね。

【bacho】
転換の瞬間からどこから来たんだ?と思う程の方々が前へ前へ詰めかけて行き、あっという間にフロアは埋め尽くされ、ライブを待ちわびる飢餓感のようなものが充満していました。そしてライブが始まれば、冒頭から激しいバンドサウンドをかまし、ダイバーが出現するなど、このイベント唯一とも言える熱い、まさに「LIVE」な時間でした。MCでは主催者の方から今回のイベントへの参加の依頼が長文で来たらしく途中で読むのを止めた的な発言もしてましたが、まあ、彼らもそんな想いを分かっているからこそ、トリらしく、それまでの4バンドのパフォーマンスを、強いて言うならこの「音動」というイベントそのものを包括するような存在感を放っていたのが印象的でした。最終的にはアンコールに応えて演奏し、と、同時に音動 其の十も終演しました。




イベント自体は、正直に言うと、すべてが必ずしも自分の好きなジャンルって訳でもなかったのですが、このイベントじゃないと見れない組み合わせだったんじゃないかと思うし、音楽を聴きながら、毒気が無いと言うか、演奏する方々がすごくピュアだった印象があります。そういう、純粋さと優しさに包まれたイベントだったと思います。次に行けるか分からないので、こういうイベントを知れたことも、行けたことも貴重でした。ありがとうございました。