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OSTRICH FEATHER BOA

お前の意見は求めん。

Poem16

2015-11-03 23:48:31 | Poem

白と空白
閉ざされたと思い込んでいた

変わることのない日々
当ても無くただ彷徨い続けていた
テレビに映るあの子の笑顔が愛おしい
故に憎たらしい

横たわっていたのは俺の抜け殻
何もない そう何もないんだ
今の俺は君に与えられるものがない

どうしようもなさに失望さえ覚える
私は誰よりも高く蝶のように舞いたかった
いつから落ちぶれてしまった

何も変わろうとしなかったのは俺で
気が付けば誰もが先へ進んでいた
自分で置き去りにしただけだった
本当の自分の歩むべき道を
気が付けば誰もいなくなっていた

気が付けば横たわっていたのは俺の抜け殻
何もない俺の抜け殻
呼吸さえしないイレモノ
誰かシロップでも注いでくれ
せめて着飾ってくれないか

ああどうして惨めに思うのだろう
もう悩み荒む時間は過ぎ去ったはずなのに
変わることも無くただ繰り返す自己嫌悪の連鎖
何もない自分だけがそこに存在していた
誰かが捨てたんじゃない
自分で置き去りにしたんだ
そして誰もいなくなった


抜け殻を集めて高く放て
さあ散れ
舞え


Poem15 安息

2015-10-18 19:20:43 | Poem

薄明りの日差しが照らした
あどけない君の寝顔
少しだけ隙間を埋めてくれる
そんな気がした

フリルにレース、白が好きな
純白さは純潔さ
小さな掌を握るとき
何処となく寂しさを感じていた

君の想いを感じたい
素敵な笑顔
僕だけに微笑んで欲しい

静かな夜熱い想いを強く感じて
不安だから抱きしめたい
弱かったのは何時も僕だ

でも気付いてた冷めていく感覚
想い人に魅せられた
気が付けば容易く溶けていた
躊躇いがちな笑顔言葉は言わない

逸らす視線と乾いた時間
小さく震えてた掌の理由
君は無言で灯りの中へ消えた

愛がほしいのに
いつも裏切るのは僕だね

薄明りの日差しが照らしてた
あどけない君の寝顔
少しだけ隙間を埋めてくれる
そんな気がした






Poem14 祝日

2015-10-12 18:34:14 | Poem

寒さに疼くから温もりが欲しい
キャンドルに火を灯して

装飾デコレーションにマーブル味
ささやかだけど良いよね
貴方と私の祝祭だよ

想い
受け止めて
収まらない
繋がりたい

眠るには早いから
コーヒーにホットミルク
お好みはどちらかな

静かな時間が流れるこの部屋は
小さくて眩い灯り照らす
巡る夜 思い出紡げたね

赤と青と黄色の...糸

想い
受け止めて
収まらない
繋がりたい
破裂する
壊して

BGMにブラックミュージック
甘くトロけそうな歌声が素敵
満たせないから燃えあがる

冷たくて肌寒いね
温め合わないと冷めてしまう
独りぼっちだから
その少しだけ嬉しそうな顔でも
ずっと見つめていたいの


Poem13

2015-10-09 21:08:31 | Poem

決めていた 
変わること 
進むこと
浸っていた
酔いしれた劇的瞬間

張り詰めた空気それが至極
ほら見て寂しいからさ

淡々とした空気の中
黒く塗り潰していく笑顔

変わりはしない独りよがりと嫉妬心
それさえ余りに脆くて

本当は縋れなかった羨ましかった
願いは届かない
此処にいる理由噛みしめる為で言葉に出ない
愛の園にサヨナラを。








Poem12

2015-10-07 22:10:46 | Poem

ありふれた言葉
意味の無いメッセージ

何処までも見つけられないその価値は

ただ叫ぶだけで終わるだけの顛末
笑顔と衝動の裏に自己満
それしか伝えられなかった
伝えることもなかった

ある訳がねえんだ伝わるわけがないだろ
お前の笑顔が憎たらしいから滅茶苦茶にしてやりてえんだ
分かったようなフリをするなこのくそったれが
何時もたいしたことない時にのぞき込んでくる
どうでもいい奴ばかりだ
脳天ど突いてやろうか尻軽野郎

所詮この世は弱肉強食
慈悲さえもう信じられない
今日も塞ぎ込んで
明日の運勢案内に期待しよう


Poem10

2015-10-01 21:36:28 | Poem

離れた場所からこんにちは
遠い眼差し

気付いてないの?

夢、無垢、混ぜ合わせ
笑顔に溶かして抱き合おう
せめてそれが繋がる手立てなら尚の事

ありふれた情景さ
願い通りにいかない現実でさえ

さあもう終わるんだ変えられはしない
この掌では余りにも大きすぎるから
時は気持ちなどに躊躇いなどせず進むだけだから
誰も癒せない求められない縋ることさえできない

涙は拭かなくていい心分かっているから
夢、無垢、混ぜ合わせ
笑顔に溶かして抱き合おう
それが繋げる手立てなら尚の事

近い場所からこんにちは
遠い眼差しだね
気付いてる
繋がり合えない事が繋がる手だと


Poem8

2015-09-17 22:28:31 | Poem

アノ人の幸福
君に幸あれ反面妬ましい

笑顔の裏取り残された影

絡繰り人形 捻じ曲がる首
ゆらゆらゆら

得体の知れない空気
吸い込み空を見上げる
朽ちつけた鼠色の点描
腐りそうなのに何故か心地良い

煙と口に染み付いたアレが
曲がり気味によく効く鎮痛剤
繊細過ぎるからこのままで...

笑顔の裏此処では夢を描けない
それでも

大きな夢がある
大切に宝石箱に入れている
今日も抱いて眠る
何も変わらず故に現実を変えられない
また朝が来る


Poem7

2015-09-14 21:47:35 | Poem

飾られているのは 見透かされまいとする虚勢心
ただ視線を避けることで 僅かばかりの自尊心
何も変わるはずのない虚空の空 幾ばかりかの溜息
得る様にも得られるはずも無く 彷徨い心滅

さあ浸らせて 底無しの甘美 さあ甘えさせて 君の優しさ

今だけは君さえも見てくれるから

脆くか細い 情に埋もれた 今日も独りを演じて
歩みだせぬ華奢な体 後姿がねとても憎くて憎くて
君は気にしちゃいない誰も彼処も
何故なら既に乾いているから
私は甘えて 今日もその優しさ 時に甘美 時に狂気

もう忘れてる あの頃の痛絶 何時になれば 私は..

絶望の味を知った 何かが変わったんだ 誰より悲しんでいるのは 誰よりも憎い筈の...

I feel your passions that never hold malicious grudge of sorrow

私はここだよ ねえ見ててよ また昨日のように 貴方達の前で 必要以上に傷ついたフリを..

飾られているのは 見透かされまいとする虚勢心
ただ視線を避けることで 僅かばかりの自尊心

何時になればお前も振り向いてくれるんだ
もう忘れてるあの頃の痛絶

脆くか細い 情に埋もれた 今日も独りを演じて
歩みだせぬ華奢な体 後姿がねとても憎くて憎くて
君は気にしちゃいない誰も彼処も
何故なら既に気づいていたから
それでも君は気付かないフリを...
私の為?

私は今日も溺れてる 貴方の甘美で無慈悲な水槽の中に浮かんでる 優しさの中に囚われて 抜け出せない


Poem5

2015-09-09 21:28:22 | Poem

子供の頃僕には楽しいことが無くて皆に会うのが嫌だった。
大人達が思うよりもあの頃の僕らはずっと利口だった。
僕はよく泣いていた。
人よりも出来が悪い僕はただ純粋であることだけが武器だった。
些細なことで泣きじゃくり困らせた。
大人達は笑顔で誤魔化していくことの大切さを教えてくれた。
誠実さだけでは生きていけないことを教えてくれた。
説教されるのが堪らなく嫌だった。
大切なものはなくて同窓会も一度もなかったし会いたいと思わなかった。
誰かの写真を見つけると羨ましい反面そこで終わってしまう。
会いたくない。触れたくない。
家の帰り道
夕日が指す頃家を照らす明かり。
口ずさむ歌
排ガスの臭い
アスファルトの感触
信号機
背中
何を感じていただろう。
それでも僕はあの時誰かと一緒にいることは好きだった。
社会の歯車にいて自分の位置を比べてしまうようになった。
大人は子供よりも利口で汚くてそして時に不器用でもあることを知った。
僕は問いかける。
何故この道を歩き続けている。
クラクション
歩道
列車
バス
群れ
生きるため?
見栄?
しがらみ?
僕は今でも幼い子供のまま気づかないフリをして
僕は僕を守るためにいつしか自分のことも見えなくなって
気が付いたら皆いなくなってしまって
それでも僕は歩くしかなかった。
それでも僕はあの頃と同じで誰かと一緒にいることは...。