「ミオヤマザキがこれから先も続いていくために、これからももっと近くでいれるように、私達はもう一つ大きな成長をしようと決めました。横浜アリーナ、12000人、今の自分達じゃ満員にするのは難しいかもしれない。でもやるからには後悔したくない。そんな想いをただ発信するだけじゃなくて、何かできないか、そう考えて、皆に直接気持ちを伝えたくて、47都道府県に会いに行くことにしました。そして、1人1人とじっくり話したかった。」
これはライブ中にmio嬢が話したMCの一端。
10月初っ端は10/2にミオヤマザキのワンマンスレでブードゥーラウンジへ。
ミオヤマザキ自体は去年6月のミオフェスで初めて見て今回が2回目。ワンマンとしては今回が初めて。
元々そこまで追いかけている訳でもなかったけど、今の時代の少年少女のリアルな精神模様を切り取って赤裸々に音というキャンパスにぶちまけたような聞いてて痛絶になる感覚が好きでまた行きたいと思っていました。
今回はツアータイトルにもあるように来年開催される横浜アリーナに向けて、全国各地から来てほしいという想いも込めて自分達が会いに行くことを決めたという47都道府県スレツアーの42公演目。
完全無料という事もあってツアーの応募には35,000人にも上っていたという。
福岡もソールドアウトとなった、そんなプレミアムライブは、10~20代の少年少女を中心とした客層で、普通に仕事帰りのスーツで来ていた自分は明らかに浮いていました。まあ、特に気にしてなかったんですけど。
影アナでドラムのはんちゃんが喋るというサプライズで会場を沸かせ、デジタル色の強いSEで定刻で開演。
1.女子高生
2.斎藤さん
3.鋲心全壊ガール
4.ふたりぼっち
5.ノイズ
6.メンヘラ
7.CinDie
8.un-speakable
9.正義の歌
本数が本数なだけにフルセットではやらないだろうとは思っていたのですが、実際の演奏曲は9曲と、演奏時間としても約45分ほどのミニライブというサイズのスレでした。先日のFutchan~といい、ブードゥーラウンジで鑑賞するワンマンライブの演奏時間が短くなっていってるのは偶然よね...
この日彼らが言いたかった事は、冒頭記載したMCに集約されていたような気がします。
突き詰めると横浜アリーナに向けたショーケース的な意味合いが強かったし、この機会に全国のミオラーに会いに行きたいという意味でも、アウトストアイベントとでも考えても可笑しくなかったと思います。あくまでワンマンツアーというより、横浜アリーナに向けた前哨戦でもありつつ、想いを伝えて、自分達を、ミオラー達の関係をもっと深めよう、そんな所に重きを置いていたように感じました。
彼女達が実感しているか不明だけど、横浜アリーナのライブは、もう始まっているんですよね。
メンヘラならではのピュアでガラスハートな壊れそうで繊細で狂気的な歌詞と破壊的なバックサウンドで攻めまくるバンドと、曲に併せてヘッドバンキングしたり、拳を振り回したりと呼応するミオラー達。
ギターの人は開始2曲目位で顔が汗だくになっていて、ベースの人もドラムの人も皆体を揺らしながらステージ上でアクティブに動き回っていました。mio嬢は結構笑顔で客席を見ながら歌をぶつけていました。照明の兼ね合いで至近距離にいるというのに殆ど顔が見えないんですけど、音を通して分かり合っている光景というのは凄い強固な関係性なんじゃないかと思いました。
演奏終了後はSNSにものっている写真を撮り、その後特典会という名の横浜アリーナチケット手売り会になったのですが、僕はもうこの特典会が始まる前に帰りました。何故かというと、横浜アリーナには行かないからだし、そこまで金と時間をかけたいと思う程、彼女達の音楽にハマっている訳でもないし、日常的に聞いてもいないからです。期待に応えられないと分かっていて時間を作ってもらうのは心苦しかったから。
振り返ると去年は奇抜で刺激的という印象しかなかったんですが、改めて今回向き合った事で、物凄くピュアな音楽をされてるんだなというのを実感しました。「un-speakable」や「CinDie」のような狂ったような楽曲から、「ふたりぼっち」や「ノイズ」のようなストレートな歌と併せて、誰もが持つ人の多面性を、様々な愛の形を表現していて、凄く人間臭い方々だなと思いました。むしろ後者の方に、mio嬢の本音というか、核みたいなものに近かったりするのかななんて思いつつ、、、
なので、これからもチェックはしていくと思います。
そんなわけで、横浜アリーナには行きませんが、12月に開催されるZepp Fukuokaのスレはしっかり参加するので、フルセットのスレを堪能したいと思います。ありがとう。