なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

オジュウチョウサン

2018年12月23日 21時28分48秒 | 競馬


有馬記念が終わりました。

オジュウチョウサン、頑張りました。
キセキが、結構なペースで前半を逃げたので、有馬記念らしくない流れになりました。
オジュウチョウサンには少し厳しい流れ。
スタミナを発揮するには良いとは思うのですが、こういう早いペースで一度もレースをしたことがない馬なんです。
戸惑うのも仕方ない。
それでも、武豊を背に、楽々と2番手で追走していく。

4コーナー手前ではもうムチが入りましたが、思ったようには動いてくれません。ズブい。
七歳ですから、それも仕方ありません。
普通の障害出身馬なら、ここで馬群に沈んでいたでしょうが、オジュウチョウサンはここから踏ん張る。

満を持して追い込んでくる差し馬達を抑え込み、なかなか前を取らせません。
坂を上りきってからもまたひと伸び。
それでも、やはり相手はG1常連馬。
最後は差しきられて9着。
それでも、勝ち馬とは0.8秒差だし、掲示板まではあと0.2秒。
大健闘です。

それでも、やはり負けたら納得はできないもの。
いやね、怒り心頭と言うわけではなくて、全てが上手くは行かなかったよなー、と言う話。

まず、今年の馬場は、明かに外有利。
この日も芝のレースは全部外の馬が上位を独占しています。
いかに内の馬場が荒れていたかと言うこと。
そんな内を、あまり緩い馬場が得意ではないオジュウチョウサンがずっと走らされてしまったこと。
内埒一杯を走るしかなかった枠。
距離ロスは無い代わりに、最後のひと伸びに影響が有ったかも。
無いとしても、外差しの馬たちには有利に働いたと思うし、実際に外から来た馬たちの決め手にやられたのも確か。

もうひとつは、やっぱり人気したこともあって、常識的な競馬しか出来なかったこと。
ラスト3ハロン600mでの勝負になってしまったこと。

出来ることなら、ラスト1000mで勝負を賭けて欲しかった。
上がりの勝負にはしてほしくなかった。。。
それをやると、下手すれば大敗していたかもしれないけど、それでも、勝つにはそれしかなかった気がする。
結果論ではなく、本当にそう思う。

あと、やはり重賞のペースに慣れが必要だった。
初めての早い流れに、スタミナも精神力も消耗したに違いない。
体調が良さそうなのは間違いなかったけど、やはり、そういうところが上手く行かなかった気がする。

前から書いているよう、G1は全てが上手く行かないとなかなか勝てないレース。
今回のように、上手く行かないファクターがあれば、レイデオロだって負けるのだ。
逆に、今まで全く上手く行かなかったブラストワンピースが、完璧な競馬で勝つんですよ。
そう言うことなんですよ。

まだ、平地1600万下のオジュウチョウサンが、ファン投票で有馬記念に出られた。
思い通り前でレースをして、負けたとはいえ見せ場を作れた。
世論は拍手して健闘を讃えてくれるだろう。

それでも、敗けは負け。
美談として終わらせるには惜しい結果。
もっとやれたのではないか、上手く行けばもっと際どかったんじゃないか。
そう思ってしまう。

惜しかったとは言えない結果だったけど、残念な結果でもなかった。
ただ、悔しさが残る以上、まだまだオジュウチョウサンはやれる、なりとろはそう思っているんだな。


とにかく、お疲れ様でした。
今はただ、この挑戦が無駄ではなかったことを誇りに、これからもオジュウチョウサンを応援して行こうと思う。


パフォーマプロミス。
どうしたん。。。。
コメント (2)
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