クグロフです、少しアーモンドのトッピングが雑ですね。
昨年まではシュトーレンとパネトーネをクリスマス前、11月中旬より販売していましたが、今年はシュトーレンとクグロフの販売に変更します。
ヨーロッパでクリスマス前に作られる有名なお菓子に、先ずシュトーレンがあります。独特な整形法でキリストの揺りかごの形と言われています。最近は型に入れて形を整えるので昔の形とはかなり変わりましたが、ロアモンドでは型は使わず、手整形で昔のままのスタイルで作ります。
一方クグロフはアルザス発祥のお菓子で、アルザスを旅行するとこのクグロフ型が沢山販売されています。このアルザス地方はシュトーレンもクリスマス前にパン屋の店頭に並びます。ドイツでは棒状の真直ぐな形ですが、アルザスのシュトーレンは三日月の形をしています。
フランスでは余りシュトーレンは見かけませんが、同じ様なクリスマス用お菓子に、パン ド ノエル(Pain de noel)があります。シュトーレンと同じ整形をしますが、製品の形は三日月形をしています。そしてもう一つ特徴は、シュトーレンのように長く日持ちをさせるように作っていないことです。焼成後溶かしバターを塗り、グラニュー糖を付けるのは同じですが、その後の粉糖を塗して飾り、丁寧な包装をすることはありません。その為価格は安く、毎日のように買いに来るお客様もいます。
ただ、シュトーレンもPain de noelもクリスマスまでに食べるお菓子です。日本ではクリスマスのお菓子になっていますが。