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広東省東莞でのパン作り

2011-12-20 09:25:33 | Weblog
モエ・エ・シャンドン ロゼ 箱付き ラッピングなし
クリエーター情報なし
モエ・エ・シャンドン




今やクリスマスには欠かせないシュトーレンですが、東莞のベーカリーで提案してきました。薄力粉が良くないので全て強力粉で仕込みを行いましたが、なかなかの評判でした。今年のクリスマスには間に合いませんが、来年はパッケージを考え、販売するそうです。中国もベーカリーが増え、幾分過当競争になり、店舗を出すにも家賃が高く、売上を稼ぐことと、経費を抑えることに躍起になっています。その為出店コストは抑えなければならず、如何に軽装備でよい商品を、しかも品質を上げながら作ることに真剣に取り組んでいます。

ラーメン一杯3元ほどで食べられますが、方やパン・ケーキは高価でまだまだ国民全体に浸透しているわけではありません。これからが正念場でありますが、今第一回の淘汰が始まろうとしています。

今回お邪魔したメーカーは高級志向でパン・ケーキ、レストランを経営し、中国人の通訳の話では、なかなか買う気持ちには成れないと言っていました。確かに他社と比べると品質は良く、店構えもセンスの良さが光っていますが、価格は5割ほど高く感じています。前回お邪魔した時は、中国にもこんなセンスの良いレストラン&ベーカリーが存在したのかと、驚き、脅威に思え、まさかコンサルの依頼があるとは思ってもおらずに帰国しきました。

ただ、このアドヴェント シュトーレンは本来アドヴェントの間に食べるお菓子で、アドヴェントとは、概ね12月はじめからクリスマスまでを指します。日本ではクリスマスケーキとセットで売れますが、もっと早い時期に購入して頂くとパン屋は喜びます。本物は3ヶ月程度日持ちします。しかし、最近はいい加減な、美味くないシュトーレンが幅を利かせ、しかも高価格で価格の6割が箱と包装費かと思える代物が多く、残念です。冬のドイツを自ら運転し、製法と知識を集めて来た者にとっては、腹立たしい事です。

消費者よ、騙されるな。本物はもっと低価格でひっそり売られています。
池上のロアモンド池上店へご来店下さい。本物が並んでおります。研修生が成型した物もあり、多少形は悪いが味は本物です。ドイツ人のお客様が関心する位ですから。少し宣伝してしまいました。

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