柏市柏下135-1、社会福祉法人ワーナーホーム わたげワークス「天然酵母パンペジーブル」
今年のシュトーレン
昨日やっと3回目の製造が終わりました。例年ですほぼ製造が終わる時期ですが、今年は出張が多く、またデニッシュ、クロワッサンの製造に追われ、未だ3回が終わっただけです。予定数240台には未だ100台以上あるわけで、どうしましょうか。
1986年から1989年までの間に、ドイツを何度か走り回り、各地でシュトーレンの製造ノウハウを集めた日々がありました。89年は11月下旬に既に大雪で、そんな中ノーマルタイヤで何とかパリまで戻った事も。若かったから出来たことで、今ではとても無理であろうと思います。
そんな苦労をして集めたノウハウであり、毎年修正を加え、かなり発展したと感じている。昨年からは中心に栗のペーストとマロングラッセを置き、本来のシュトーレンからするとかなり違うものになってしまった感がある。しかしシットリしなやかで、シュトーレンの香りもする美味しい物に仕上がったと自慢の商品です。
シュトーレンはクリスマスまでの約1ヶ月、これをアドベントと言うそうですが、この間に食べるお菓子です。日本ではクリスマスに食べるお菓子と考えられていて、クリスマス直前でないと売れない商品でしたが、最近やっとクリスマス前のお菓子と認識され始め、早くから売れるようになりました。その為か今年はこれまでに無く売れ行きが良いようで、やっと本物を作る苦労が報われる思いです。
シュトーレンは焼き上げてからの作業が多く、また大変で、その為焼き上げてから1ヶ月以上経たないと本当の美味しさが出てこないことの表れでもあります。