Blog満賊亭

少欲知足をモットーに日々の満足を追求していくブログ

イスタンブールへ(14)

2013年11月03日 | 海外(中東編)
■ご褒美のアップグレード
7:00前にイスタンブールの空港へ到着。早くついたのでラウンジを探すのだが、残念、スタアラ・スカイチームはあるのにOneWorldだけラウンジがありません。やっぱりOneWorldは後発なのね・・・。ヒースローに期待。
仕方がないので空港内散策。トルコ名物の伸びるアイスを見学したり、フードコートをうろうろ。
ん・・・?放送で自分の名前が呼ばれているぞ。慌てて搭乗ゲートへ向かうと
「ビジネスクラスにアップグレード致しますがいかがなさいましょうか?」
「もももも・・・もちろん!(断るやついるのか?)」
残念ながら成田までのアップグレードではなかったけれど、イスタンブールからヒースロー空港までの3.5hビジネスクラス決定!
さらばイスタンブール。名残惜しいが、最後のオマケ、ロンドンへ出発。
シートは渋い感じでそれほど広くはない。割と古い機体のようだが面白いのがCAのチェック。日本以上に厳しいのね。この辺、国民性がとても出てます。さすが英国。
朝食にイングリッシュティーと可愛いジャムをいただき満足。
CAのおっちゃんが抜群の所作でパンとか取り分けてくれる。
■最後はやっぱり珍道中
ヒースロー11:15着。イミグレーションはそれほど込んでおらず、成田行きの出発時刻は19:00
おそらく手続きを17:00くらいに済ませる必要があるから、空き時間は約5時間。ウム・・・外に出るべきかどうか悩む時間だな。今回ロンドンは下調べしていないし、外に出るつもりもなかった。行きのトランジットのパリでは荷物の中にガイドブックを預けてしまい手ぶらではあったが、若干予習していたので距離感、移動にかかる時間がわかっていた。しかも12時間もあったしね。
う~ん、どうしよう。行けるとこまで行ってみようかな?(←これ、読み直した深夜特急の影響)
入国審査の列に一応並びながら悩むと、審査員が質問。
「おい。お前、これからどこに行くのか?明日帰り・・・?いや、今日だろ?」
「うん。バッキンガム宮殿に行って見たいんだが、なんとかなりそう?」
「おう。大丈夫だろ。ちゃんと帰って来いよ!」
あら?行けそう?・・・行っちゃおうか?
とりあえずロビーに出た。さぁ移動手段は?バス、地下鉄、特急列車のボードが並ぶ場所でどうするか思案。駅名だけで観光地が書いてない。どこに行けばいいか全くわからんぞ?その様子をみて案内係が近寄ってきた。
「お手伝いいたしましょう。どちらまで行かれますか?」
今思えば素直に宮殿の最寄り駅を聞けばいいのに何を思ったか
「ビクトリア!そう。おれはビクトリアに行きたいんだ」
目に付いたVictoriaの文字を指す。脳内でせつな的にバッキンガム宮殿をベッカム宮殿と勘違いし、そこからベッカムの奥さんの名前を瞬時に指差していた。何という高速早とちり^ ^;
「そうですか。ではまず空港線でグリーンパークまで行ってください。そこからビクトリア線に乗り換えて1つ目です」
「チケットの買い方ご案内しましょう」

>余計なお世話な英国紳士っぷりである。仕方ない。ビクトリアに行ってみて、フィッシュ&チップスでも食べてこよう。何もなかったら適当に散策して引き返そう。往復のチケットを購入し、近くにあったHSBCの無料ガイド冊子を手にし、地下鉄に飛び乗った。

地下鉄はこんな感じ。

意外と列車の幅が細くてね、しかも丸みを帯びている。イングランド人の仲の良い親子を目の前に、無料冊子をぺらぺらめくると・・・BINGO!バッキンガム宮殿、ビクトリア駅でいいじゃん!グリーンパークで下車でもよさそうだが、この往復チケットが使えなくなると嫌だしビクトリア駅へ向かおう。所要時間約50分。時刻は13:00ちょうどになっていた。
■晴れのロンドン
この旅で不要だったもの。それは傘。なんというか、雨が勝手に逃げていく。台風のシーズンであってもイベントごとは大概晴れる。たまたまカッパドキアへ出かけた2日間のみ、イスタンブールは雨が降ったらしい。これを確晴れ男と言わずしてなんと言おう。
雨のハラハラ感をたまには味わってみたいものだとうそぶきながら、ビクトリアの駅周辺を散策。
おっ!ビッグバスツアーのバスを発見!主要観光地を回るビッグバスツアーは、ドバイ、パリでもお世話になっている。値張るが主要観光名所を複数台が周遊しているので1日であれば乗り降り自由。単独行動の場合、意外と便利だが今回は時間ないのでパス。観光地図だけゲットし、どこかで地図を広げるか・・・。運良くフィッシュ&チップスの文字発見。ここで名物をいただきながら回るコースを考えるとしよう。

■名物にうまいものなし?
英国の飯は総じてまずいと言う。本当だろうか?少なくとも、この店で焼いているジューシーなハンバーガーはとてもうまそうだぞ。また、サンドイッチもチーズたっぷりでうまそう。そちらに浮気したくなったが、グッとこらえ
「フィッシュ&チップス、それとギネスね!」
「アイムソーリー。ギネスないんよ。ステラで良い?」
OK、OK フィッシュ&チップスの写真さえ取れりゃ問題ないさ。注文を待っている間、地図をじっと見る。
うむ、これはビッグベンやロンドン橋まで行けるかも?

ところがである。料理が全く出てこない。遅い、遅すぎる。ビールだけ先に出されたが、写真に収めたいので手をつけられん。20分後、ようやく登場。

ムッ…。でかすぎる。そしてこの致死量にも達しそうなグリンピースの量は?(グリンピース苦手)
サクッと揚がった白身魚をパクリ。うん、うん、なるほど。そうきたか。

衣が分厚いせいか、お好み焼きを食っているような感じ。決してまずくはないが、これは一人で食べるものではなく、皆でつまむものだな。それでも、食い散らかすのは苦手なので、猛然とほおばり、ビールで流し込む。ご馳走様。10分も経たず外へ出る。さぁバッキンガム宮殿へGo!
実はここから少し迷う。緑を目指して移動したのにナゼかトルコ領事館前に出る。トルコ^ ^;苦笑いしつつも、ひたすら宮殿を探す。

14:20なんとかバッキンガム宮殿に到着!残念、バッキンガム宮殿閉まってます。(そもそも普段、公開はしてない?)
時間をかなりロスしたため、ロビンマスク・・・じゃない、ビックベンはあきらめる。フィッシュ&チップスのおかげで、myビッグベンも気になり始めたが、そちらもあきらめる(冷汗)

時間ないのに、雑貨屋さんへ寄る。もうクリスマスシーズンのものが置いてある。少し早いが、可愛らしいのを見つけたのでクリスマス用に購入。

おっ!英国パンダ発見。これも安いので買っちゃおう。

ビクトリア駅に戻った直後、にわか雨。どうにかこうにか、ロンドンの空気を吸い込み、空港へ戻ってきました。ちょいとドタバタしたけれど、少しでも寄れたので多少の親近感は湧くと思う。
■英国ラウンジで乾杯

ただいま、ヒースローのラウンジで最後の晩餐をしております。ここのラウンジは実に広々としており、何よりワインが豊富。
赤ワインをいただきながら、チーズをほおばりこのブログを書いております。

今回、ブログを書きながらの旅は、それこそ数年前のアジアのパッカー時代以来。当時は時間だけはあったので、情感たっぷりに書いていた気がするな。今回は最低限の更新で誤字脱字オンパレード、雑然過ぎて申し訳なし。
こんな他愛ない記事をご覧下さり、ありがとうございました。

実は今回、アクセス数を増やすことを裏ミッションとしていたのですが、リンクを貼ったり、検索キーワードに上がりそうな言葉を織り交ぜたりしたところ、かつてないアクセス数になりました。そうそう、阿部首相訪問にも助けてもらいました^ ^
大幅に増えたのにはちょっとびっくりしておりますが、自分本位に書いていたので、お役立ち情報がほとんどなくすみません。日本に戻ってから少し情報をまとめてみようと思います。

時間がなくなってしまいました。それでは、明日日本に16時着です。ではまた!


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