Blog満賊亭

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空を泳ぐ@カッパドキア熱気球Day5

2013年11月13日 | 海外(中東編)
もともとは石橋を叩いて壊すタイプ(慎重になりすぎて好機を逃すの意)なのだが、海外に出ると真逆の行動を取ることが多い。成り行きに身を任せてみると、意外とコトがうまく運ぶことが多い。多少の失敗もあるが、それはそれで自身がどう立ち振る舞うかサバイバルな気分を楽しめば良い。逆らわず、風の吹くまま流されてみる。カッパドキアの熱気球のごとく。

熱気球は、バーナーから排出される温かい空気を気球部分でため込むことで浮力が得られる。空気を抜いたり冷ますことで下降する仕組みだが、推進力は一切持っていない。つまり風任せになる。

風は季節によってある程度風上や風下が決まっていると思うが、気球操縦士は高度によって異なる方向の風をつかみ、巧みに遊覧してくれる。



高所恐怖症の方はそもそも苦手だと思うが、熱気球は意外と怖くない。乗って一番驚いたのは、風の音が一切しないこと。風に乗って流されるため風切音が全くしないのだ。音のない世界で雄大な景色、数多くの気球を見ながら浮遊を続けるので、夢見心地の気分を味わえる。

カッパドキアの奇岩群を鳥の視点で見たと思えば

そのまま高度を地面すれすれまで一気に下げたり

ふんわりと上昇を繰り返す。600m近くまで上昇してくれる

聞こえるのは高度を上げるための「ゴォォォ」というガスが燃える音のみ。

互いの熱気球を見やりながらゆっくりゆっくりと風下へ流されていく

多分乗ったことがある方は共感してくれると思うが、気球に乗って一番肝を冷やすのは、ストラップのついていないスマホでの写真撮影ではないだろうか? 寒さで手の感覚が鈍くなり、落としそうでゾッとするのだ。多分、カッパドキアには、粉々に砕け散ったスマホが数多く眠っていることだろう(笑)

見事なサンライズに夢中でシャッターを切る。

エルジエス山のサンライズ。下にはギョレメ(トルコ語で見てはいけないもの)という谷が広がる。

30分近くの遊覧を終えて静かに静かに降下。トラックの荷台へバスケットが見事に着陸!


国内サイトで見ると130~170ユーロに設定されているけれど、ラッキーなことに90ユーロで乗ることができたので、現地で申し込む方がお得かもしれません。今さらながらにブルーモスクで出会ったあいつに感謝!ありがとね~。ほんとカッパドキアは最高だったよ。


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