Blog満賊亭

少欲知足をモットーに日々の満足を追求していくブログ

図書館は自宅の書庫別館

2013年11月17日 | 海外(中東編)
昔お世話になった方が言っていた言葉。
「図書館はね、うちの書庫なのよ」

一方、身銭を切らなければ物事は習熟し難いともいう。ビジネスの成功を謳うHowTo本には
「図書館に行ってはいけない。なぜならそこに新しいモノは存在しないから」
それも一理ある。ジャンルやモノによっては新しいモノ、旬を追いかけなければならないものもあるから。

ところが、歴史や文化、芸術の類においては図書館ほど魅力的でうれしい場所はない。考察については古い記事や廃れた情報も残っているが、インターネットの上澄みだけを抽出した情報とは異なる、検索に引っかからない情報がごろごろ眠っている。何より何十万冊の蔵書数を誇る図書館が自宅近くにあるのはありがたい。

毎年数万冊が新刊として世に出ていく。
2013年は日本だけで8万2201点もの本が世に出されたそうな。では、一生にどれくらいの本が読めるのだろうか?
1週間に2冊読んだとしても、1年で104冊。これを50年続けたとしても5,200冊程度しか読めない。
ほかにも計算してみよう。

1日 1冊を50年=18,250冊
1週間1冊を50年=2,620冊
1か月1冊を50年=600冊


うぅむ…。漫画を懐かしむのは程ほどにしようかしらん^^;
今週は借りる書物をトルコからホスピタリティに模様替え。師走に向けて少しギアチェンジ。
ホスピタリティって、結構前からビジネスにおける重要課題として取り上げられれているのね。10年も前からその重要性を説いている本を多く見つけた。数冊の本をとり、目次を比較してみるとそこに共通のキーワードを発見することができるので非常に面白い。
「読む」「共感」「汲み取る」「コミュニケーション」「チーム」といったところが多いキーワード。

ホスピタリティについては継続調査事項なので少し理解を深めてから整理しようと思っています。


さてさて、図書館や書店のもう一つ良いところ。それは寄り道本の存在。
昨日まで借りていたトルコの本を返却するついでに、各国の郷土料理について書かれた本に目が留まり、しばし読み進めると…
トルコって麺(パスタ)の消費量が日本の3倍近くもあることに気付く。イスタンブールの旧市街では、パスタ以外にも麺料理を見なかったので、てっきりトルコは麺を食べないのだと思っていたのだが、そうでは無ないらしい。ちゃんと
「エリシテ」という麺の食文化が存在する。ただし、色々と見てみるとトルコのパスタはちょいと茹で過ぎていたり、ヨーグルトソースで食べるため、麺のコシ命の日本人にとってはビミョウなようだが。

トルコで持ち帰った旨いカラスミが残っていたので、料理本を参考に今宵はパスタ!

◆Balikyumurtasi-Makarna バルックユムルタス-マカルナ

バルックユムルタスとは魚卵のこと。トルコでは黒海地中海産のボラがよく取れるらしい。トルコ人にはあまりポピュラーな食べ物ではないようだが、日本のものより非常に安価であるため、大胆に食べることができるのが魅力!

ちょびっとずつ、お酒の肴として楽しんでいたが、今日は大胆に使ってみましたぜ。

◇材料◇
ししとう、パスタ、にんにく、とうがらし、オリーブオイル、カラスミ、茹で汁


作りかたはいたって簡単。ペペロンチーノに、おろしたカラスミをかけるだけ!

アーリオオーリオ(ニンニク、トウガラシをオリーブオイルで炒め、香りを移したもの)さえしっかり丁寧にできればあとは簡単。カラスミに塩気が充分あるので、塩コショウは一切ふらない。茹で汁をソース代わりにすればあっさりと香ばしいカラスミパスタとなる。仕上げにエクストラヴァージンオイルをひと回しすればグッと風味が増す。

付け合せにオリーブを添えればすっかり気分はトルコ。そこへあれこれチーズを添えれば…ふトルコ♪

おあとがよろしい?ようで。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます! (zeynep)
2013-11-19 20:35:30
素敵な記事!
そして見事なお料理男子っぷり!!

多分、Akiさん私より料理うまいです・・・
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Unknown (Aki)
2013-11-19 22:58:27
zeynepさん
カラスミ美味しく頂戴しております♪
雑把な料理っすよ。
zaynepさんの、細胞が生まれ変わるトルコ料理記事、楽しみにしてますですよ(^_-)
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