Blog満賊亭

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儲けのからくり

2013年03月03日 | 海外(メコンの国編)
NY在住の元同僚との何気ない会話からはじまった今回のバンコク行き。
1日有休頂戴し現地に赴く。

昨年末から始まったアベノミクスの影響で、ここ数年続いていた円高路線が裏返り、じわりじわり円安傾向に・・・。タイの通貨も影響を受け1THB=3.14JPYまで円安が進む。アベノミクス成功のゴール地点はドル円120円程度になるらしいが、原油価格も下がらなければ海外はかなり遠のくやね。


訪タイ直前に、同僚より1冊の本をお借りしたので、今回の旅の一冊に確定。
自身の理髪店のキラーコンテンツを磨き、他との差別化を図った成功事例を元に、儲けのからくりを説いており、薄利多売、バーゲンセール、著名人を使った広告で集める手法とは一線を画し、質を磨き価値を高め、顧客を選ぶという手法に特化し、成功した事例。

薄利多売が悪いのではなく、質で攻めるという経営戦略・ビジョンがしっかり打ち出され、それに対するディスカウントや妥協を示さないからこそ今日の成功があるわけね。


業種が違うと少し戦略も変わるようで、タイ料理でたとえると

ひとつは1昨年オープンした日本人好みのお店。


店内は博物館を思わせるオブジェ、素敵な調度品が並ぶお店。今回2度目の訪問だが、ぜんぜん流行っておらず、土曜のランチのゴールデンタイムに一組しか居ない有様。見た目は決して悪くないのだが、値段が微妙に高く、味も日本人向けなのかタイ人向けなのかわからぬ中途半端なお味。

かたや、表題の写真はトンローという高級住宅街にあるチキンライス(カオマンガイ)屋さん。
こちらのチキンライスはタイの屋台で盛況のそれとは違い、値段は倍近くするのだが、肉質はやわらかく、タレも4種選べ、芳しいご飯がなんとも美味な逸品。メニューは程よくあるのだが、皆、この味を求めてぞろぞろ入ってくる。

もう少し高級なお皿・店舗にすれば倍の値段でも問題ないお味だと思うが、景気の動向で激減する外国人旅行客だけではなく、地元の富裕層をターゲットと旨くとらえているようで、キラーコンテンツを持つお店の強みを存分に生かしつ上手に商売しているのが伺える。


と、硬く書いたがこのカオマンガイ屋に出かけたいきさつは以下のとおり。

昨晩、バンコク在住の悪友にシンガポールチキンライスの旨さを遊説。

はじめはフムフムなるほどと傾聴していた友人も、住んでいる場所の名物のことゆえ、だんだん面白くなってきたようで
「違う!安価でチープなピンクカオマンガイ(タイで有名なお店)ばかり取沙汰されるが、もっとうまいとこあるわ!」

説教され共にトンローの写真のお店まで出張る。

トロトロの鶏肉は屋台のそれと一線を画しており、炊き込んだご飯の香りも違う。タレも4種類選択でき、好みの味にアレンジできるのも良い。

「どうよ」と自慢げ。

「やるね~確かに旨い」

... メニューにシンガポールスタイルと書いてあるのを伏せておいてあげたのは微笑みの国だからでしょうかw

駅から20分くらい歩くのでバイタクが良い。訪タイの際、機会があればぜひ!

お店の名前 Boon Tong Kiat
440/5 Soi Tonglor16 Sukhumvit 55Rd カオマンガイ@65B


おまけ
トンロー地区でやけに混んでいるお店。こちらも何か旨い逸品があるのだろうか?^^;

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