Naomi's Letter

ソプラノ・佐竹由美のブログです。
定期的に公演や、近況をお知らせいたします。
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充実した時間

2011-02-05 | コンサートのお知らせ
3日に行われた「東京藝大大学院英米歌曲特殊研究」は無事に終了。
それぞれ学生の皆さん、とてもよく頑張ってくれました。今年は、他の歌曲特殊研究の発表会も3日~5日に集中してあるという厳しい日程。他の歌曲特研を履修している学生も沢山いらっしゃいますし、英米歌曲は1人につき3~4曲を課題としましたので、暗譜等、厳しかったと思います。
それでもその集中力と、歌に対する真摯な取り組みを心から嬉しく思いました。
教える立場としては、もっと時間があれば、もっと出来た事があったかもしれない…と反省する部分もあったようにも思いますし、とにかくお昼のリハーサルからコンサートが終わるまでは、こちらの方がずっと緊張していましたので、ヘトヘト!
それにしても、お客様も沢山来てくださり、本当に感謝です。 今後も、色々と良い作品を探して取り上げていければと思っています。またお知らせ致しますので、今後とも応援して頂ければ幸いです。

さて、29日の「エリア」も韓国人バリトン歌手キュウさんのエリアの素晴らしい歌唱と合唱の美しさに名曲であると改めて感じる事が出来た演奏会でしたが、また本日はサントリーホールにて三菱東京UFJ銀行管弦楽団&合唱団の「第九」演奏会で充実した時間を過ごす事が出来ました。総勢250名余りでの演奏だったでしょうか…会場もほぼ満席。
「第九」はプロのオーケストラにとっても大変難しい作品です。それをアマチュアのオーケストラが演奏する訳ですから、練習時から指揮をされる山口哲人さんの厳しい言葉が飛ぶこと、飛ぶこと!!テンポ設定も独特なものもありましたが、しかしそれも考えがあってそうされていることがはっきり分かる指導。逆に通常何気なく演奏しているテンポって、どうなんだろう?と考えさせられる事も。
そんな厳しいご指導の中、オーケストラも合唱も寄り添い、練習を重ねる度に問題をクリアにし、本番に見事な練習の成果を披露した団員の皆さんの力に脱帽です。見事なハーモニーを響かせていました。
もちろん、プロの演奏に敵わないところもあるとは思いますが、出されたどの音にも意味のある集中した演奏でした。心から音楽の素晴らしさを感じた1日でした。皆さん、ブラビー

写真はサントリーホールの私の楽屋。本当に素晴らしい響きのホールです!

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