争いの樹の下で 丸山健二 2005年03月24日 13時06分45秒 | 本 齢千年の樹の下に生まれた嬰児の 驚くべき生涯とは? 独特の文体 独特の迫力 好きではないが 惹かれるところがあって しばらく つきあった 「ぶっぽうそうの夜」とか
夜のピクニック 恩田陸 2005年03月24日 12時26分28秒 | 本 ノスタルジ-の魔術師が贈る 永遠普遍の青春小説とあります。 ガキの優しさはプラスの優しさ 何かしてあげるとか 文字通り何かあげるとか。 大人の優しさは引き算の優しさ。 何もしないでくれる優しさ ただ見守る優しさ 優しさにもいろいろあるのです。
新家族 富岡多恵子 2005年03月24日 10時17分40秒 | 本 短編集 すご味のある作品ばかり せんじ詰めれば人の生きざまとはこういうものなのでしょう それをどうにか繕い ごまかして やっと正常風に 生きているのかもしれません。
雨更紗その他 長野まゆみ 2005年03月24日 10時09分41秒 | 本 ある種の雰囲気がある 病的な 薄暗がりの 登場人物は無機質のロボット風で生活感皆無 少女趣味を充分満足させてくれる要素がある 一時期はまったのですが 私は若くはないので 抜け出しました。
時の雫 木崎さと子 2005年03月24日 09時54分49秒 | 本 人は本当に自分のものとなった感覚の中でしか生きられない。 ある環境の中に生まれたら、そこである感覚がつくられる。 それを基礎にしてそこからさらに新しい感覚も生まれてくる。 自分の感覚に忠実でなければ 他人に対しての誠実さ 社会に対しての責任感もうまれないというが その環境を抜けた人は どうなるのだろう?
雨の名前 高橋順子 佐藤秀明 2005年03月24日 09時38分35秒 | 本 乾いた心とからだに 沁みていく 雨は天からのおくりもの 「風の名前」と同様写真がきれい、エッセ-が面白い、 詩は洒落ている 歳事記はホ- 装幀は丁寧 何かが終わった日 雨がふるのはいいな いままでいろいろあったけど いろどりを添えてくれたものたちに しずかな挨拶をして お芝居のあとの幕のように 雨がふるのはいい