やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

象 レイモンド・カーヴァー 村上春樹訳 中央公論新社

2011年03月31日 21時58分17秒 | 
「愛について語るときに我々の語ること」に引き続き読みました。短編集です。
親子、夫婦、仕事、いろいろな関係に、これでもか、これでもかと不運なことが起こってくる、
それでもメゲズニ其々が其々の生活を生きて行く、帳尻など合わなくても。
結構やりきれない気分になる、
短編なのに重い、苦しい。
アメリカにも親子の関係に悩みはあるし、貧乏な親に仕送りしたり、いろいろ気遣いしたり、日本の方があっさりしているのかもと思えたり、というよりどこの国でもひとの関係は案外同じということなのかも。