森の奥

1Q84 BOOk3　読み終わりました。春樹ワールド復活という感じで、とても面白く、
書きとめておきたい言葉もあちこちに散りばめられ、満足して読み終わりました。
認知劇場で、少しくたびれた心も、癒され落ち着きを取り戻しました。
世間のゴタゴタが出てこない、出てきたにしても、とてもスマートに
処理される、私が村上春樹作品に惹かれる理由です、現実のゴタゴタには
うんざり、そんな時、一時的にでも、それを忘れる世界(森の奥)が広がっていると
いうことは、とてもありがたいことです。
　「人生とは単に一連の理不尽な、ある場合には粗雑きわまりない成り行きの
　　帰結に過ぎないのかもしれない」納得。

秘密基地

認知病棟へ行くと、みんながスパイだ、監視だ、盗聴だと話していると聞きました。
私は婆さんの頭の中の秘密基地のひとつだったのだなと、ふと。
おかしいですよと面と向かって言ってから、気を張っているようで、
こちらと距離をとるようになりました、このままフェイドアウト
していければ、私はやれやれです。
早朝よその家の花見をしてきました、誰にも会いません、秘密基地から
抜け出し、ウロウロ歩いてきた感じ・・・。