さて福島駅前のホテルで朝飯を食べる。ありあわせのものだが、やはりコメに味噌汁があると力が出てくる。
着替えはあらかじめホテルに送っておいたのだがちゃんと部屋においてくれているし、着替えを送り返すのもフロントでやってくれる。
僕のビニールバックが少し破れていたので、フロントの人が「段ボールに入れて送っておきます」とのこと。
やはり福島は親切な人が多い。
7:30分に出発。
R46羽州街道に入ると、いきなり劇坂である。14%など10%越えが連発。汗びっしょりになりながら、じりじり登っていく。
さすがに途中で何度か休憩。山水が飲めるようになっている。
後半は勾配が4-6%になってきて、ややテンポよく登って行った。いつもこんな感じで登れればいいのだが、ちょっと勾配がきつくなるとなかなかスピードを維持できない。
眺望抜群の小坂峠に到着、宮城県に入る。残念ながら霧でまったく眺望はなしであった。
そこからおらおらーと下っていくと、なんと真っ青な青空が待っていた。
この旅はじめての青空である。
もうこれは半袖半パンのジャージでOKという陽気になった。
下戸沢の町は羽州街道の宿場町だったそうで、茅葺屋根の民家も見えた。
いやはやこれぞツーリングという天気になり、路面も良く気持ちよく走る。
これまで腰痛でやや調子のでなかったI氏であったが、本来の走りを回復し、ぐんぐん先に行ってしまった。
トンネルをくぐると七ヶ宿湖である。
ダム湖の景色も良いが、反対側にある山々の景色も最高だった。
道の駅にてエネルギー補給。これは名物「笹ユベシ」という餅のようなもの。
さてこれから蔵王に向けて北上。ハレー軍団の面々からこれから先の道路の情報をしいれる。
「結構アップダウンあっぺ~」とのこと。
後編につづく。