Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

凧揚げ~浜松でのゴルデンウィーク後半(3)

2013年05月06日 | 浜松・静岡

 このゴールデンウィークは二度、中田島へ凧揚げを見に行ったのだが、あそこまで大人が凧揚げに熱狂する姿を見ると、バリが妙に懐かしかった。しかし、バリはあくまでの娯楽であるが、こちらは儀礼でもあり、また各自治会の威信をかけての凧揚げであって、たぶん本気度が相当に違うのである。
 初凧は、初子を生まれると作る凧だが、凧に子どもの名前が書かれている。家族があげるのではなく、その自治会の人々があげてくれるわけだが、その大きさと値段たるや、われわれの想像をはるかに超えている。つまり、自治会の人々はうまく凧をあげなくてはならないわけで、失敗は許されないのだ。
 凧揚げの人々の間ではものすごい罵声がとびかうのである。完全にパワハラ。しかし、失敗でもしたらとりかえしがつかないわけで、もう揚げる方も必死である。そんな大人の姿を見ていると、なんだか見とれてしまうほどだ。喇叭隊の音楽はそんな凧を高く高くあげるための応援歌のようにも、初子が生まれた若い夫婦を祝福しているようにも思えるのだ。


浜松城周辺~浜松でのゴールデンウィーク後半(2)

2013年05月05日 | 浜松・静岡

 浜松の観光地の一つ浜松城には一回だけ行ったことがある。ただ家から歩いて7分程度なので、観光地というありがたみがない。これは那覇の大学に務めていたときの首里城に対する思いと一緒である(でも、豪華絢爛さ、規模の点からいえば、首里城はとんでもなくすごいと思うけど)。浜松の城主は代々、出世したらしいので、別名「出世城」。出世したい方はお急ぎどうぞ(でも出世するとたいへんだと思うよ。忙しくなるし、ガムランの練習とか行けなくなるかもよ)。
 わが一座のHさんと二人で午前中散歩してみると、これが意外に広くて驚く(しつこいようだが首里城と比べてはいけない)。庭園がなかなかいけてるし、最も学んだことは、浜松から富士山が見えること。しかし、ほんとうに首里城の天守閣に図示されている風景の中の山が富士山かどうか今だに疑心暗鬼である。その山なら、同じ山はうちのベランダからも見えるのだが、富士山にしては小さすぎるし。
 しかしながら、これからの散歩コースを発見(庭園の発見)したという点では意義ある収穫だった。これからは文豪みたいな感じで朝の城散策なんて試みるか。ちなみにこの数日、かなり歩いているわりには体重が減らないどころか、増え続けているのである。


家から歩いて~浜松でのゴールデンウィーク後半(1)

2013年05月05日 | 浜松・静岡

 5月2日はゴールデンウィークの狭間だったが、4月29日が授業日だったのでこの日はお休み。そこで日頃の運動不足を補うべく、午後に市野にあるジャスコまで歩いていこうと思い立ったのだった。といってもそんな場所を言われたって浜松在住か浜松に詳しいブログの読者以外はそこがどこかわかりはしまい。要は、地方密着型ジャスコ出店のショッピングモールである。沖縄だとすぐ思い浮かぶのが南風原(はえばる)にあるやつ。浜松の街中から市野のジャスコまでは歩いて1時間20分くらいか?今回は遠鉄の高架下をトボトボと歩いて、先日、浜松まつりの喇叭の練習におじゃました早出町を東に横切り、いいお散歩。絶対カロリーは普段より消費している!
 さて、ジャスコが見えたところに人工温泉発見!浜松温泉なんてあるわけないし。でもまあ汗を流すのもいいでしょうということで、足がこちらに向いてしまった。入浴料650円で、結局、1時間半くらいいろいろなお風呂を回遊してフラストレーションをすべて「お湯に流す」。
 その日の夜から来客なので、お買い物。2,000円以上買い物すると浜松駅までバス無料だし(「し」をのばして発音すること)。Dバッグとミッフィーちゃんのエコバックをいっぱいにしてショッピングセンター歩いていたら、「ヤバ、あれ大学一年の授業でガムランを教えている学生じゃん」。狭いんだよね、浜松は。でも楽しいGWで、とりあえず嫌なことは全部お湯に流したあとだったので、心も寛容。彼女たちに微笑んでおしまい。普通だったら、それだけでイライラしそうなのに、心に余裕があるって本当にすばらしいこと!


ポルトガル語?

2013年05月01日 | 浜松・静岡

 明後日から浜松まつりが3日間にわたって行われます。もう街はウキウキ状態かしらね?昨晩もお囃子やラッパの練習が夜遅くまで聞こえていました。今更、うるさいとか苦情を言う家はないでしょうね。もう浜松の街中に住んだらこの時期の賑やかさは宿命として受け入れざるをえないでしょう。
 街にはこんな看板があちこちに見られます。「えっ、英語じゃないの?」って感じですね。浜松はブラジル人がとても多いので、日本以外の表記はまず、ブラジルの公用語であるポルトガル語表記です。那覇は英語、中国語、韓国語でしたよね。でもここでは違います。
 ちなみに、私、この看板、何て書いてあるのかわかりません。たぶん、3日から5日までの17時から21時の間は道路通行止めになる、ってことでしょうね。この道、3日間、夕方になるともうどんちゃん騒ぎです。ちなみに私の住まいから歩いて2分。あまりの賑やかさゆえに、浜松から脱出する人もいるらしいけど、私は逃げたりしませんよ。友達は来る、母は来ると客人三昧です。まあ、バリのバラガンジュルなんかに比べりゃたいしたことなんぞありませんよ。