Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

懐かしい「演奏会の企画と運営」

2013年05月08日 | 大学

 「演奏会の企画と運営」と書くと、なんだか大学の授業みたいだ。最近、勤務している大学の室内楽演奏会という学生が企画・運営するイベントを監修していく立場になってしまった。まあ学生が企画なんだし、まかしておけばいいと当初は考えてはみたものの、それではあまりにも無責任なので、それなりに関わっていかなければいけないじゃないだろうか、と思うようになった。
 考えてみれば、沖縄の大学で教員として結構やってたなあ、と今さらのように懐かしく感じてしまう。大学の定期演奏会やOPIMなる組織のレクチャーコンサートなどの企画、ポスターデザイン、プログラム原稿の依頼と回収、編集、校正、広報、運営、などなど、あの頃はたいへんだったけれど、今思うと、器楽や声楽の先生たちにいろいろなことを教えてもらった気がする。運営するってのは裏方の仕事なのだけれど、それでも演奏者や舞台に立つ人々の意見は、「なるほど」と思わせるものがたくさんあった。ぼくはガムランとワヤンの舞台にしか立てないからね。西洋音楽や沖縄の音楽については全く素人同然だった。
 そんな経験もあるし、やっぱり「学生にまかしておけば」は、逃げだよね。ぼくがこれまでのガムランのイベントの企画や運営から学んだノウハウ、それに前任校で学んだノウハウは、やっぱり伝えていかなくちゃいけないし、私が学生たちがこれまで浜松で培ってきたさまざまな地域的特色をいかしたノウハウを学ばなくちゃいけない。
 今年度、第一回の室内楽演奏会2013は、6月1日に行われる。ちょっと昨晩、がんばってブログを作ってみた。弦楽四重奏のレクチャーコンサート。浜松在住の演奏者である椙山久美さんのレクチャーコンサートなのでまさに「アート・イン・レジデンス」。加えて、東京芸大生の皆さんも演奏者として参加してくださる。是非、いらしてくださいませ。楽しいコンサートになるはず! 
  室内楽演奏会の情報はこちらをご覧ください。  http://blog.goo.ne.jp/chambermusic