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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

はるばる来たぜニッポン

2011年02月21日 | 家・わたくしごと

 朝6時のNHKテレビニュースをつけたときから、メディアはパンダ一色である。パンダの色は白と黒の二色なのだが、やっぱりパンダ一色なのである。これって、メディアに踊らされているんじゃないかと思うほどで、数年前まで上野にパンダは存在していたのに、どうしてこんなに大騒ぎするんだろうかと思う。もしかして、日中関係修復のための国家的なメディア戦略なのかい?
 ぼくは1972年に初めてパンダが上野動物園に来たときのことをよく覚えている。もう小学校4年か5年だったし、やっぱりその頃は少しだけ、見に行きたいと思ったことも事実である。でも少年としてのプライドが邪魔したのか、親に「上野動物園に連れて行って欲しい」なんて決して言えなかった。パンダを30秒見るのに何時間も並んでいた映像を何度もテレビで見た記憶がある。
 しかし一番記憶に残っているのは、パンダを見に行った小学校の友達から、パンダのバッジをもらったことだ。長いこと実家の引き出しにはいっていたが、いったいどこにいっただろう?パンダと竹が描かれたデザインをぼんやりと思い浮かべてみた……。結局、ぼくは最初に上野にやってきたパンダを見ることはなかった。だからあのバッジのパンダがぼくが最初に身近に感じたパンダである。


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