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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

体育会系ではないのだが……

2010年08月06日 | 大学
 毎年8月恒例の民族音楽学のゼミ合宿が、沖縄県立の玉城にある青少年研修施設で行われた。ホテルや民宿と違い、基本的には研修施設であることから、起床、消灯時間があったり、冷房が夜1時で切れたり、部屋やトイレ、風呂掃除まで行わなくてはならないのだが、それでも2食ついて2,000円程度の宿泊費は貧乏ゼミにとっては最適である。
 一日目は机のある研修室で学生の発表を行ったのだが、二日目の午前中はどうも他の団体との関係で研修室が使えずに、プレールームに机と椅子を運んで行うことになった。当日、プレールームなる場所に行ってみると、なんと体育館ではないか。夏の体育館は「暑い」のである。もちろん冷房施設などはない。しかし文句を言っている場合ではないので、窓を開けて風通しをよくして、仮ゼミ体制を作り、ある論文をもとに討論を行ったのだった。
 なんだか広い体育館で10名が固まって真面目に民族音楽学の理論について討論をしている風景が面白い。民族音楽学は体育会系ではないにしても、民族音楽学のフィールドワークに出かけるとときには過酷である。夜中まで立ったままビデオをまわすこともあれば、とんでもなく暑い場所で観察しなくてはならぬこともある。そう考えると、なんだかこんな状況も民族音楽学ゼミには適切な場所なんじゃないかと笑ってしまう。


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