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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

鏡の国 (西宮編8)

2008年11月02日 | 
 ところでぼくらの楽屋、細長くて奥行きが見渡す限りあるんです。すごいでしょう。鏡の国の人がひょっこりやってきてきたので、そんなカノジョの写真を撮影しようとしたら、カノジョがボクを撮影して、添付ファイルで送ってきてくれたのです。向こうの壁がずっとずっと彼方にあるように見えます。なんだか、あのとき、そんな見果てぬ壁まで走っていきたい衝動にかられました。でもカノジョはボクに向かって静かにこう言いました。
「そんな壁まで行ったら、本番までに帰ってこれないどころか、もうこの世界は戻って来れないもの。行ってはだめ。鏡の国には・・・。」
 

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