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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

「くいだおれ」看板

2008年05月11日 | 
 連休後半に大阪に遊びに行ったゼミの学生の話によれば、道頓堀の「くいだおれ」の前はものすごい人だかりで、もう「くいだおれ人形」の写真を撮影するのもやっとで、そこで人形と一緒に記念撮影をするなんて考えられる状況にはなかったそうである。それを聞くと連休初日に「くいだおれ人形」と並んで息子の写真が撮れた私は幸運だったのかもしれない。
 ほとんどの観光客は、当然のことながら「くいだおれ人形」の写真を撮影するのだが、私は大阪での大学院時代から、人形よりもむしろ「くいだおれ」の看板の方が好きだった。「くいだおれ」が道頓堀から消えても人形はきっとどこかに移されて、写真におさめることはできるが、看板は店が閉まったらこれっきりである。上野の「聚楽」も4月で店じまいしたが、やはり5月2日に私が見たときは看板のネオンにはもう明かりは灯っていなかった。
 いつも思うのだが道頓堀のネオンを眺めていると、動かないディズニーランドのエレクトリック・パレードのような気がしてならない。グリコの看板は最も有名だろうが、私はこの「くいだおれ」の看板の一番上で光る「くいだおれ人形」の大ファンである。人形がなくなるよりも、私はこの看板がなくなる方がずっと切ない。パレードの一部が永遠に停電してしまうなんて・・・。


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