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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

サビ

2008年11月20日 | 大学
 授業で学生とともに、1980年代の松田聖子のシングルA面の曲を順番にメロディー分析をした。気がつかなかったが、ほとんどの曲の分析をしてみると、松田聖子の歌は最初にサビを提示して、それからAメロ、Bメロ、そして再びサビで終わるという曲が結構多いのである。
 学生が「最初にサビで聞く側をつかんじゃうんですね。」と言う。確かにそうだろう。サビの盛り上がった旋律を最初に持ってくると、その旋律が印象的であれば、確かに聞き手をつかむことができるのだろう。
 ボク「それじゃあ、ぼくの授業も最初にどーんとサビを提示してから、それからAメロ、Bメロ的に講義を進めればいいんだな」
 学生「でも、最初のサビで「こける」と、もう授業は救いようがなくなりますよ。」
その通りである。ということは、サビを最初に持ってくるというのは、自信に満ち溢れている証拠であり、ボクなんぞがそんな講義をするのは、ハイ・リスクな行為といえよう。ちなみにwikipediaを見ると、サビの語源の一説は、ワサビから来ているそうだ。ツーンと効かせるような刺激的な授業ができるようになってみたいものである。

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