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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

サーブ340B

2010年02月19日 | 
 今日、出張ではじめて36人乗りのサーブ340Bに乗りました。わくわくしたのは、空港の外を直接歩いてタラップを上って飛行機に搭乗した時。最近乗る飛行機は小さくてもB737なので、それでも130人くらいは乗れるのです。36人乗りなんて初めての経験。こういう気持ちは久しぶりで、まさに童心にかえる、というのはこういう気持ちを言うのですね。

 実は、私が最初に飛行機に乗ったのは、1970年に大阪万博に行ったときです。父が奮発して息子二人を伊丹行きの飛行機に乗せてくれました。たぶんJALだったのではないでしょうか。当時は大阪までのエコノミーでもお弁当が出ました。しっかり覚えています。というのは、私は飛行機酔いで激しくおう吐して、お弁当が食べられなかったからです。隣で弟と父が食べていたかな…。とにかく苦しくて、伊丹空港に到着するやいなや。私は医療室に連れて行かれ脱水症状を緩和するための点滴を受けました。お父さん、あのときは本当にごめんなさい。でもどうしようもなかったんです。

 しかしショックなのはそのあとの出来事でした。すっかり元気を取り戻した私は、飛行機の中で出たお弁当を食べようとしたのですが、なんと父は、空港のゴミ箱に私のもらったお弁当を捨ててしまったのです。夏のことですから、当然のことです。今ならそう思います。しかし、万博の記憶はさることながら、私はその弁当がゴミ箱に捨てられる瞬間の光景をいまだに明瞭に記憶しているのです。その中にはお菓子のチェリーが入っていました。ぼくはどうしてもそれが食べたかったのです…。今はこんなに飛行機が好きになっちゃってね。不思議なものです。そう、昔、昔のお話ですもの。

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