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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

こんな散歩道が

2009年05月19日 | 東京
 水道橋から四谷まで、外濠沿いに散歩道があるのをご存知だろうか?テレビの東京散歩の番組などでは見たことがあったのだが、歩くのは今回が始めてである。なんといっても数十年乗り続けた中央線沿いの道、電車からはまったく見えないために歩いてみると本当にこんな道があったのかと驚きである。
 このあたりの外濠は市ヶ谷の先で埋められている。今回は歩きながらそんな様子を楽しもうと決めていた。本などによれば関東大震災や戦後の空襲の瓦礫を片付けるために何度か埋め立てが行われたらしい。実際に土手の上から見てみると、電車に乗っただけではわからないそんな様子がよくわかる。
 自分がよく乗り降りしていた四谷駅がちょうど谷の底にあるように思えたが、考えてみれば濠の底である。そんなことも、今の今まで考えたことはなかった。視点を変えることで見える発見である。ちなみにこのあたりの真田濠(四谷濠)は、上智大学のグランドを作るために戦後、埋め立てられたのだという。昭和20年、30年代にはまだまだ私の知らない濠が東京にはたくさんあったのだと思うと、そんな風景を見ることができなかったことが残念でならない。

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