Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

お披露目

2015年10月20日 | 家・わたくしごと
 本日、カラスさんに目が入りましたのでお披露目です。少し塗っては1か月放置して、またちょっと彩色して3か月放っておかれ、といった繰り返しでしたが今月の大阪公演で目が入っていない状態ではじめて登場。名古屋公演では目が入ったので、元気よく「カーカー」と泣きながら大空を飛ぶはずです。
 そもそもカラスの人形の決まった形や色彩なんて伝統的なワヤンにはありません。すべては製作者の創作です。あまり形がリアルすぎて物足りないし、だといって色も真っ黒だと作る方も、見る方も、操る方も面白くありません。塗り始める前には、だいたい朝早くゴミ捨て場に集まるカラスを観察しました。その結果が反映しているとも思えませんが。
 それにしてもカラスをじっくりみると、本当に「真っ黒、黒助」なんだなと思いました。カラスは「不吉な鳥」として古代ジャワの物語の中では表現されています。でもバリでは日本ほどカラスの大群は見ません。不吉な鳥だから、日本みたいに毎朝、家の周りをうろうろされても困るか…。