Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

龍山でのオルガンコンサート

2015年10月18日 | 大学
 私が監修している大学のコンサートの一つが、昨日、龍山という浜松市の中山間地で行われた。浜松市内から車で一時間半。天竜川沿いの別世界である。かつて林業で栄えた旧龍山村(現在は天竜区龍山)には、りっぱなパイプオルガンを設置した森林文化会館がある。浜松市は合併して三つもパイプオルガンをもっているのだ。
 しかし、もう10年近くこのパイプオルガンはコンサートで使われていなかったため、この音を再び龍山に響かせて、たくさんの人々に龍山へ来ていただこうというのが趣旨だった。学生主導で準備をするため、チラシ制作の段階から学生はがんばった。他県の山間部出身の学生もいて、こうした場所での開催を自身の経験からも強く願った結果なのだと思う。
 昨日のコンサート、雨模様の予報を覆して、龍山は快晴。たくさんの方々に来ていただき、大成功だった。まさに龍山にバロックから現代までのオルガン作品が、オルガニストの新山恵理さんの手で響きわたったと思う。なんだかすっかりくたびれたのか、打ち上げも断り、帰宅して20時半に寝る。演奏者、これまで準備してきた学生たちのおかげでぐっすりの夜だった。