Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

夕涼みの季節

2011年09月29日 | 那覇、沖縄
 東京は今週からすっかり涼しくなって秋めいたそうですが、沖縄の日中はまだ30度を超える真夏日が続いています。とはいえ、さすがに夕方になると風が少しだけ涼しく感じられるようになりました。そんな季節の沖縄で始まった行事が「夕涼み」です。東京だと「夕涼み」は7月、8月の行事ですが、ここでは9月と10月がその季節。大学の近くの公民館がちょうど今週、「夕涼み」の行事を行うようで、公民館の前に旗がひらめいていました。
 「夕涼み」とえいば、もう20数年前ですが、新宿区のお寺の境内で「夕涼みガムラン」という大イベントを2年続けて立ち上げたことがありました。今思うと、あんな都会のど真ん中で行う大きなおイベントの企画をして、仕切った自分がまるで他人のように思えてしかたありません。「あれは本当に僕だったのかしら?」
 「夕涼み」は、僕の中では永遠にあの「夕涼みガムラン」なのです。ともに企画した友人はもうこの世にいません。だからでしょうか、ぼくの脳裏には、友人の記憶とともに、あの「夕涼み」のイベントの隅から隅まで、刻まれているような気がします。