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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ワヤン博物館――コロニアルな風景(2)

2011年08月22日 | ジャカルタ
 私の知っているワヤン博物館の前は道路が走っていたのだが、その後、旧市庁舎などを整備して、ここは歩道として整備され、ワヤン博物館は、オランダの街にある旧市庁舎広場の一部に位置することになった。
 ワヤン博物館を外から見ると、本当にオランダの建物のようだ。建物の前に椰子の木が立っていなければヨーロッパそのものである。バタビアの風景にはこの椰子の存在がかかせない。これこそが「コロニアルな風景」である。
 ところでリニューアルしたはずのワヤン博物館だが、確かに展示のケースは新しくなったものの、個人的には改悪したような気がした。なんといっても暗くて展示がよく見えないし、かつてあったワヤン・べベルの展示がなくなっていた。ワヤン好きの私にはちょっと(かなり)消化不良な展示である。私の友人のデザイナーたちと、私にコーディネートを依頼してくれたら、もっとすごい展示を考えるんだけどな、なんて妄想をしてしまった。ちなみに入場料は2,000ルピア(18円くらい)。(8月19日に記す)(写真は後日)