ジャカルタのサレンバ・ジャヤ通りに、インドネシアの国立図書館がある。インドネシア研究にとって必須図書館の一つだろう。近年ではコンピュータ検索もかなり進み、日本でもある程度、文献を探すことができるようになった。
今回の目的の一つは新聞記事のチェックである。どうしても調べたい新聞記事があって、すでに図書館にコンタクトをとって、所蔵を確認していたのだった。無事に古い新聞の閲覧室(7階)に案内され、必要な記事のチェックを始めたのだった。ちゃんとクーラーが効いてとても涼しい。でも図書館員は新聞を読んでいるか、おしゃべりをしている。ここはバリと変わらない。
ちなみに私の一番必要な新聞記事はみつからなかった。ちゃんと発行年月日が一致している新聞があるにもかかわらず、そこに掲載されていないのだ。こういうのはショックである。間違いそうな日付けもチェックするがダメ。ある外国人の論文の文献目録を典拠にしていたのだが、たぶん文献目録作成のミスなんだろう。かなりショック。4時間もいて、目がしょぼしょぼになり止めにした。
ところで、これからインドネシア国立図書館にBuswayで出かけようと考えている若い研究者の方々。降りる駅は、Salemba Carolusである。Matramanでも歩く距離は変わらないが、交差点を渡らなくてはならない。アジア都市の道路横断に慣れていない方はちょっぴり危険。ちなみに図書館で調査を終えて、なおかつ余力があって本屋にでも寄ろうと思う方は、BuswayのTegalanの駅前に大きなグラメディアがある。歩いても10分。例の大きな交差点を渡るが、バス代3,500ルピアをけちりたい方にはお勧め。ちなみに私はいつも徒歩である。(8月18日に記す)(写真は後日)